ホーム > 観光・産業・ビジネス > 建築・測量・道路 > 公共建築 > 工事の様子 > 工事の進行状況(屯田兵屋改修)

ここから本文です。

更新日:2017年11月8日

工事の進行状況(屯田兵屋改修)

ページ内リンク
平成22年6月 平成22年7月 平成22年8月 平成22年9月
平成22年10月 平成22年11月 平成22年12月  

6月の工事の進行状況

完成率6%

現状調査

まずは、現状の調査です。
琴似屯田兵村兵屋跡は、史跡として国の指定を受けています。そのため、地面を掘るときには、とても気を遣います。もしかすると、昔の遺構が出てくるかもしれないからです。

今回の工事では、地中に埋まっている消火設備の配水管を新しいものに取り換える予定のため、あらかじめ、元々の管がどのくらいの深さに埋まっているかを確かめました。

 

 

屋根(改修前)次に建物の周りに足場を組み立てました。屋根を普段は見る事が出来ない位置から見下ろす事が出来ます。

 

 

 

 

7月の工事の進行状況

完成率16%

屋根(解体後)1番上の写真は、柾板を全部はがし終えた屋根です。
屋根の板(柾板)が、どのくらいの大きさの板をどうやって重ねて貼っているのかを調べながらすこしずつはがしました。
屋根は写真中でメジャーを当てているような大きさの板(厚さ3mm、長さ450mm程度)を何枚も重ねて作られています。

一方で、新しく貼る柾板を作るため、まず、材料となるエゾマツを富良野の製材屋さんに探しに行きます。年輪の間隔が狭いもの、節があまりないもの、材料の端と端で幹の太さに違いの少ないものが、柾板の材料として良いものなので、そのような木を探します。29本ほどの選び抜かれた木は、トラックに積まれ島根県へ向けて出発しました。なぜ島根県まで運ぶのか?というと、北海道には、もう、柾板を作れる職人さんがいないからです。


解体調査

木選び

8月の工事の進行状況

完成率33%

兵屋内土間兵屋内の土間をスコップを使って解体しました。
一方、島根に無事到着した木材は、職人さんが手作業で割って必要な大きさ・厚さにします。
その後、写真のように並べて乾燥させ、屋根を葺く材料になります。

 

 

 

柾板加工1柾板加工2

 

 

 

 

 

9月の工事の進行状況

完成率47%

柾板島根に送ったエゾマツが屋根を葺く材料になって帰ってきました。
もう少し乾燥させてから屋根に釘でうちつけます。

土間は、土に豆腐用のにがりを混ぜて作ります。
写真では小さく分かりづらいですが、平らな木の板に持ち手をつけた道具を使って、ぺったんぺったん叩いて綺麗に均します。

 

にがり

土間の作成作業

 

 

 

 

 

10月の工事の進行状況

完成率74%

柾板を葺いているところ

兵屋に屋根を葺く作業が始まりました。
屋根の低い方から高い方へ向って板を6cmずつずらしながら釘で打ち付けていきます。職人さんは釘を何本も口に含んでから、目にも留まらぬ速さで釘を打ちます。写真ではスピードが伝わらないのが残念です。
柾を葺く職人さんも北海道にはもういないので、島根から来てもらいました。作業は2週間ほどで終了です。

 

 

 

柾葺完成

 

 

 

 

 

11月の工事の進行状況

完成率95%

屋根に防腐剤の塗装葺き終わった屋根の腐食が進まないよう、透明な防腐剤を塗りました。(屋根は、日光や雨風にさらされて徐々に色あせ、ひなびていくはずです。)
戸は、元の材料を出来るだけ残して、補修しました。写真の一番右の板だけが新しい材料で、それ以外は元々この戸に使われていたものを再利用しています。新しい材料には、古びた風合いを出すため、古色(こしょく)を付けた防腐剤を塗りました。
建物の周りを囲んでいた足場も解体しました。

 

建具補修

足場の解体

 

 

 

 

 

12月の工事の進行状況

完成率100%

ロウの塗装作業戸の開け閉めがスムーズにできるよう最終調整をしました。
左上の写真は、戸の滑りを良くするために敷居にイボタロウを塗っているところです。
これで改修工事は終了です。
工事がすべて終わったので、いつ、どんな工事をしたのかが分かるように写真(左中央)のような「修理銘札(縦18cm×横2.5cm)」をつくり、建物内に貼りつけました。
兵屋跡を見に行く機会があれば、探してみてください。

 

修理名札完成

 

 

 

 

 

 

このページについてのお問い合わせ

札幌市都市局建築部建築保全課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎9階

電話番号:011-211-2816

ファクス番号:011-218-5142