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更新日:2016年12月5日

水質トピックス(第6回から第10回)

 第6回「水のおいしさ」

みなさんは運動で汗を流した後に、コップ一杯の冷たい水を飲み「おいしい!」と感じた経験はありませんか。水の味は、水に含まれる成分やそのバランスにより変化し、おいしさの感じ方は、飲む方の感覚や好みによるため個人差がありますが、「おいしいとされる水の要件」は、表に示す水質の目標値により規定されています。

  ウォッピー博士

今回は、「水のおいしさ」「水道水をさらにおいしく飲む方法」についてお知らせします。

 

 水質トピックス第6回_目標値

水質トピックス6回_表 

札幌市の水道水は、水質基準に適合した「安全で安心の水質」であることはもちろんのこと、

「おいしさ」にかかわる水質の目標値を満たしており、おいしく飲んでいただけます。

 水道水をさらにおいしく飲むためのポイント

ポイント3つ

 ※冷やすことで雑味やカルキ臭が感じにくくなり、おいしく感じられます。

 ※煮沸やレモン汁を入れることで残留塩素(カルキ臭の原因)が除かれます。保存はせずに早めにお飲みください。

(2016年6月)

 第7回「残留塩素」 

 

札幌も本格的に暑い季節を迎え、水道水を飲んでいただく機会も増えているのではないかと思います。水温がやや高くなってしまうこの時期には、塩素のにおいがいつもより気になることもあるのではないでしょうか。不安に感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、水道水中の塩素が人の健康に害を及ぼすことはありません。小さなお子様でも安心して飲んでいただけます。

どうしても塩素のにおいが気になる方は、5分程度煮沸し、冷やして飲むなどの方法があります

 

 トピックス第7回図1

 本市が水源としている川の水はとてもきれいですが、それでも水中には数多くの微生物が生息しています。中には病原性の細菌など有害なものも存在するため、浄水場でしっかりと消毒をする必要があります。

しかし、ただ消毒をしただけでは、皆様のお宅の蛇口に届くまでに細菌が再発生してしまう恐れがあります。

 

第7回図2

塩素消毒が優れているのは、水中に残った微量の塩素(これを残留塩素と呼びます)の働きで、水が蛇口に届くまで消毒効果が持続するところです。残留塩素が途中で消えてしまわないように、浄水場では塩素の量を調節しているのです。

 

※水道法により、蛇口から出た時点で最低でも0.1mg/Lの残留塩素を保つよう定められています。

また、水道水の味を損なうことのないように、1.0mg/L以下とする目標も定められています。

本市の水道水の残留塩素はおおむね0.3~0.5mg/Lです。

 

トピックス第7回図3

 

 

世界保健機構(WHO)によると、残留塩素が5mg/L以下であれば、動物実験の結果から、体重60kgの人が1日2リットルを毎日飲み続けても健康に影響はないとされています。

 

 

 

※ただし、金魚などの水生生物は、人間よりもずっと体が小さく、エラが塩素に弱いため、水道水程度の塩素濃度でも弱ってしまうことがあります。魚の飼育に水道水を使う場合は、日なたに6~8時間汲み置くなどし、残留塩素を事前に除去して下さい。

(2016年7月)

 第8回「水質検査方法の紹介」 

前回の水質トピックスでは、残留塩素の消毒効果によって、浄水場でつくられた水道水が皆様のご家庭に届くまでに細菌が繁殖するのを防いでいることをご紹介しました。

今回は、その消毒の効果が蛇口まで適切に保たれ、水道水中に細菌が繁殖していないことを確認するために、水質管理センターでどのような検査を行っているのかについて、その一部を簡単にご紹介します。

 

残留塩素

検査する水にDPD試薬を加え、残留塩素計で濃度を測定します。DPD試薬は、残留塩素の濃度が高いほど濃い赤紫色を示す試薬です。残留塩素計でこの色の濃さを測ることで、残留塩素の濃度がわかります。

 第8回_1

 ★ 一般細菌

培地に検査する水を加え、36℃の環境で24時間培養します。その後、繁殖した細菌の集落(コロニー)の数を数えます。一般細菌を含まない水道水では、写真左側のようにコロニーが全くできていないことが確認できます。

第8回_2

※培地とは、細菌が繁殖するのに必要な栄養分、環境を与えるための物質です。

 

大腸菌

検査する水に専用の培地を加え、36℃の環境で24時間培養します。その後、検水に紫外線ランプを当てて、蛍光の有無を確認します。大腸菌が存在する場合には、蛍光を示します。

第8回_3

今回ご紹介した検査の他にも、水質管理センターでは水質基準項目51項目をはじめとした100項目以上の検査を行い、水道水の水質の安全を確認しています。

(2016年8月)

 第9回「塩素に強い微生物」

 

第7回、第8回の記事で水道水は塩素による消毒で、細菌の繁殖を抑えていることをご紹介しました。

今回は、塩素に強い微生物である、クリプトスポリジウムとジアルジアについてご紹介します。

 

クリプトスポリジウムやジアルジアは病気の原因となる微生物です。クリプトスポリジウムなどは塩素に対して強い耐性を持っているので、細菌等とは異なり、塩素消毒で死滅させることができません!

クリプトスポリジウムなどを含む水道水を飲んでしまうと下痢や腹痛を引き起こすことがあります。過去に水道水を介したクリプトスポリジウムなどによる健康被害としては、米国ウィスコンシン州ミルウォーキー市(約400,000人)や日本の埼玉県(約8,800人)の事例があります。

 

   ☆クリプトスポリジウム☆              ☆ジアルジア☆

no9_fig1

 ※(左)微分干渉像:内部のつくりを目立たせる方法で撮影した写真

  (右)落射蛍光像:蛍光物質で染色し、発光させた写真

 

クリプトスポリジウムなどは塩素に強いですが、細菌などに比べて大きいため、浄水場で凝集剤という薬品を使って、濁りの成分と一緒に沈でん、ろ過を行うことで除去できます。浄水場では、濁りの程度を示す「濁度」がろ過後の水について0.1度(水道法で定められる水質基準値は給水栓水で2度以下)以下になるようにしっかりと管理しています。

no9_fig3

札幌市では、定期的にクリプトスポリジウムなどの検査を行っていますが、これまで確認されたことは一度もありません。

(2016年9月)

 第10回「トリハロメタン」

「実は水道水を飲むのは危険!?」というような記事をインターネットや本で見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれません。その理由としてよく取り上げられている物質に、「トリハロメタン」があります。今回は、このトリハロメタンについて説明したいと思います。

 トピックス図1

トリハロメタンは、メタン(CH4)の持つ4つの水素原子(H)のうち、3つが臭素原子(Br)や塩素原子(Cl)などのハロゲンに置き換わった構造の化合物です。水道水中では、消毒に使われている塩素が微量な有機物と反応することで、クロロホルム(CHCl3)、ブロモジクロロメタン(CHBrCl2)、ジブロモクロロメタン(CHBr2Cl)、ブロモホルム(CHBr3)の4種類が主に生成します。これらを総称して総トリハロメタンといいます。

  トピックス図2

トリハロメタンは発ガン性物質である疑いがあるため、水道水を一生飲み続けても発がんリスクが一定基準以下となるような数値として、水道法により下表のとおり水質基準が定められています。

 

 トピックス図3

 

項目 水質基準 札幌市水道水
クロロホルム 0.06mg/L以下であること 0.003mg/L
ジブロモクロロメタン 0.1mg/L以下であること 0.005mg/L
ブロモジクロロメタン 0.03mg/L以下であること 0.005mg/L
ブロモホルム 0.09mg/L以下であること 0.001mg/L未満
総トリハロメタン(合計量) 0.1mg/Lであること 0.014mg/L

 

※札幌市水道水のデータは、白川給水栓水の平成27年度の平均値です。

 

 

それでも心配だという方は、水道水を煮沸して下さい。沸騰直後は残留塩素と有機物の反応が加速するためトリハロメタンが一時的に増加しますが、トリハロメタンには揮発しやすい性質があるので、沸騰後5分間以上煮沸するとほぼ完全に除去することが出来るということが実験で確認されています。

 

(2016年10月)

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このページについてのお問い合わせ

札幌市水道局給水部水質管理センター

〒064-0942 札幌市中央区伏見4丁目6

電話番号:011-563-7003

ファクス番号:011-551-0993

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