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更新日:2011年2月4日

水道料金Q&A

 

Q1 札幌の水道事業はどこ(誰)が運営しているの?

Q2 水道料金はどのような考え方で決められているの?

Q3 今の水道料金はどうやって作ったの?

Q4 水道料金を見直す予定はあるの?

Q5 「基本料金」と「従量料金」って何?

Q6 「基本水量」って何?

Q7 基本水量以下の使用水量だったら、基本料金は安くなるの?

Q8 どうして一般の商品は使用量を増やすほど単価が下がるのに、水道は逆なの?

Q9 どうして水道料金には他の都市との間で格差があるの?

Q10 他の都市の水道料金と比較して札幌市の水道料金は高いの?安いの?

Q11 他の公共料金と比較して札幌市の水道料金は高いの?安いの?

 

 



 

 Q1

札幌の水道事業はどこ(誰)が運営しているの?

A1

札幌の水道は札幌市が「地方公営企業」として運営しています。
事業運営は、税金ではなく利用者のみなさまからいただく水道料金による「独立採算」で行っています。

【ちょっと詳しいはなし】

  • 水道事業は、水道に関する法律である「水道法」において、原則として市町村が運営することと定めています。このことから、札幌の水道事業は、札幌市が運営しています。
  • 札幌市が運営主体ではありますが、一般的な行政サービスのように税金を財源とする運営形態ではなく、事業の運営に必要な経費のほとんどを利用者の皆さまからお支払いいただく水道料金によってまかなう「独立採算制」を原則とした「地方公営企業」という運営形態で運営を行なっている点が特徴となっています。
  • 「地方公営企業」とは、地方公共団体の経営する企業のことです。その本来の目的である公共の福祉の増進を図るとともに、常に企業としての経済性を発揮して運営することが求められています。
  • 札幌市では他に交通事業(地下鉄、路面電車)病院事業(市立札幌病院)下水道事業中央卸売市場事業を「地方公営企業」として運営しています。

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 Q2

水道料金はどのような考え方で決められているの?

A2

次の3つの原則に基づいて定めています。
(1)原価に基づく公正妥当な料金
(2)明確で分かりやすい料金
(3)特定者に対する差別的取扱いの禁止

【ちょっと詳しいはなし】

  • 水道に関する法律である「水道法」では、水道料金について、次のような原則を定めています。  
  1. 原価に基づく公正妥当な料金
    … 水道料金は能率的な経営を行ったうえで真に必要である経費(この経費のことを「総括原価」と言います。)と総収入が見合うように料金を設定しなければならない、ということです。
  2. 明確で分かりやすい料金
    … 水道料金が料金表などにより、率または額で公にはっきり分かるように定められなければならない、ということです。
  3. 特定のものに対する差別的取扱いの禁止
    … 特定者に対して不当な差別的取扱いをしてはならない、ということです。
  • 札幌市では、水道法で定められているこれらの原則について、次のとおり取り扱っています。  
  1. 原価に基づく公正妥当な料金
    → 札幌市の水道事業では、事業の運営に必要な経費については、能率的な経営を行ったうえで真に必要である経費(この経費のことを「総括原価」と言います。)を対象として、それと見合った収入となるように水道料金を設定しています。
  2. 明確で分かりやすい料金
    → 札幌市の水道事業では、水道料金に関する事項について、市民の皆さまの代表である市議会で慎重に審議されたうえで決定される条例(「札幌市水道事業給水条例」)で適正かつ明確に定めています。
     また、水道料金の内容については、料金表や料金早見表を作成して分かりやすくなるように努めています。
  3. 特定のものに対する差別的取扱いの禁止
    → 札幌市の水道事業では、水道料金について、利用者の皆さまの間における公平性を確保するため、政策的に用途や口径、使用水量の差に基づく合理的な格差を設けて、使用状況に応じた料金負担となるように設定していますが、不合理な理由に基づく料金設定は行なっていません。
    (不合理な理由に基づく料金設定の一例としては、理由なく市内の特定地域だけ料金を高く設定することなどが考えられます。)  
  • 札幌市の水道料金は、このような考えに基づいて総括原価を算出した後に、原価ごとの性質を考慮しつつ、用途・水道メータ口径の大きさ・使用水量に応じた負担となるように基本料金と従量料金を設定しています。

◎関連質問として
Q5 「基本料金」と「従量料金」って何?
もご覧ください。

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 Q3

今の水道料金はどうやって作ったの?

A3

水道事業の経営健全化のため有識者によってまとめられた答申をふまえ、札幌市が策定した料金改定案について、市民の皆さまの代表である市議会で慎重に審議されたうえで決定されました。
なお、現行の水道料金は平成9年4月に改定したものです。

【ちょっと詳しいはなし】

  • 札幌市の水道事業では、水の安定的な供給を行なうため、通常4年程度の期間における能率的な経営を行ったうえで真に必要である経費(この経費のことを「総括原価」と言います。)とこれをまかなうための財源の対応関係を示す計画(この計画を「財政計画」と言います。)を策定して、将来の財政状況を見据えながら事業の健全経営に努めています。
  • この財政計画において総括原価と財源に不均衡が生じることが見込まれる場合に、水道料金の見直しを含めた抜本的な経営改善を検討することとなります。
  • 現行の水道料金は平成9年4月に改定されました。
    平成9年の料金改定では、次のような流れで水道料金改定の手続きが行われました。  
  1. 水道事業の将来の財政状況において累積欠損金の発生が見込まれたことを受けて、市長が市営企業調査審議会に水道事業の経営健全化のあり方について諮問しました。
  2. 市営企業調査審議会では経営健全化のあり方についてご議論いただき、その結果まとまった答申を市長に提出いただきました。
  3. 市長は市営企業調査審議会の答申に基づいて料金改定案を策定しました。
  4. 平成9年第一回定例会において、市長が水道料金改定のための条例案を市議会に提出しました。
  5. 市議会で条例案は審議され、聴聞会を経た後に可決するものと採決されました。
    (これらの過程の中で必要に応じ、広報さっぽろや新聞報道等により利用者の皆さまへ水道料金改定に関する情報を提供しました。)

参考:札幌市営企業調査審議会(水道部会)

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 Q4

水道料金を見直す予定はあるの?

A4

当面は現行料金(平成9年から適用)を維持することに努めてまいります。

【ちょっと詳しいはなし】

  • 近年における水道事業の財政状況は、全体を見ると、概ね良好に推移しています。
    参考:水道事業の財政
  • しかし、この財政状況について構成要素を個別に見てみると、まず、収入面の大半を占める給水収益については、長引く景気の低迷などを背景として、基本的に減収が続いているという大変に厳しい状況にあります。(平成9年 約409億円⇒平成21年度 約382億円)
  • これに対して、支出面については、水道の使命である「安全・安定給水」を堅持していくために施設の維持更新に要する費用など、水道事業の特性として、収入が減少したからといっても単純に削減をすることが難しい性質を持つ費用が大部分を占めています。
  • それに加えて、安全性やおいしさに対する利用者の関心の高まりなどを背景に水道事業の業務量は増えていますが、水道局では健全経営を維持するために、業務の委託化や組織の簡素化・効率化に取り組んでいます。
    具体的には、提供するサービスの質を低下させることなく職員定数を削減するなどの企業努力を継続して行っています。
  • このような企業努力により、事業の運営に必要な経費の縮減に努めていることから、先に示したとおり水道事業を取りまく事業環境は大変厳しいものでありますが、平成9年以降は値上げの料金改定を行うことなく、現行料金のもと健全経営を維持しています。

《企業努力の一例~業務の効率化について》

☆職員定数をこの13年間で201人削減するなど、組織のスリム化に努めることにより、料金の水準が高くなることを抑制しています。

職員数の推移

  • 現行の水道料金を前提として考えた場合、業務の効率化等の企業努力を今後も継続して実施することで、事業運営が可能であることが見込まれていることから、企業債借入条件や物価上昇率といった近年の社会経済情勢に大きな変化がないことが前提とはなりますが、当面は現行料金を維持できると考えています。

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 Q5

「基本料金」と「従量料金」って何?

A5

「基本料金」とは、利用者の皆さまの使用水量の多少とは関係なく、水道を使用する目的や口径ごとに設定する定額を負担していただく料金のことです。
「従量料金」とは、利用者の皆さまの使用水量の多少に応じて、1立方メートルあたり何円と定められた単価により算出した額を負担していただく料金のことです。

【ちょっと詳しいはなし】

  • 札幌市の水道料金は「基本料金」と「従量料金」の2種類の料金で構成されています。

水道料金表(1ヵ月分) ※平成9年4月1日改定

区分

基本料金

従量料金(1m3につき)

1~

10m3

11~

20m3

21~

30m3

31~

100m3

101~

500m3

501~

1,000m3

1,001m3

家事の用

(25mm以下)

1,320円

0円

200円

230円

265円

330円

350円

375円

※上記料金表で計算された合計額に、100分の105を乗じて得た額が料金となります。

  • このような料金制度を「二部料金制」と言いますが、これは全国のほとんどの水道事業体で採用されている料金体系です。
  • 「基本料金」とは、利用者の皆さまの使用水量の多少とは関係なく、水道を使用する目的や口径ごとに設定する定額を負担していただく料金のことです。
  • 基本料金は、利用者の皆さまへの給水義務を果たすための基礎的な活動を行なうために必要な経費(例えばメータ検針や水道料金徴収に関する経費など)により設定しています。
  • この対象となる経費は利用者の皆さまの使用水量の多少によって増減する性質ではありませんので、基本料金についても利用者の皆さまの使用水量の多少にかかわらず、定額を負担していただくこととなります。
  • また、札幌市では、市民生活や事業活動の基本的な使用に必要と思われる一定量の水量(用途や口径に応じて異なります。)を「基本水量」として基本料金に付与して料金表を設定しています。
  • 札幌市の現行料金では、原則として基本料金に基本水量相当分の従量料金を含ませて設定をしておりますが、家事用・浴場用については、生活用水を安価に提供することを目的として基本水量相当分を特別に全額減額しており、その分の従量料金はいただいておりません。

◎関連質問として
Q6 「基本水量」って何?Q7 基本水量以下の使用水量だったら、基本料金は安くなるの?もご覧ください。

  • 「従量料金」とは、利用者の皆さまの使用水量の多少に応じて、1立方メートルあたり何円と定められた単価により算出した額を負担していただく料金のことです。
  • 従量料金は、利用者の皆さまが使用した水量の増減に応じて変動する経費(例えば浄水場での浄水作業に必要な動力費や薬品費など)により設定しています。
  • また、札幌市の水道料金では、使用量が多くなればなるほど適用される従量料金の単価が高くなるように設定しています。(このような料金体系を「逓増制」と言います。)

◎関連質問として
Q8 どうして一般の商品は使用量を増やすほど単価が下がるのに、水道は逆なの?

もご覧ください。

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 Q6

「基本水量」って何?

A6

公衆衛生の向上の観点から生活上必要な一定程度の水使用を促すことを目的として基本料金に付与される、市民生活や事業活動の基本的な使用に必要と思われる一定量の水量(用途や口径に応じて異なります。)のことです。

【ちょっと詳しいはなし】

  • 札幌市では、公衆衛生の向上の観点から生活上必要な一定程度の水使用を促すことを目的として、基本的な使用に必要と思われる一定量の水量(用途や口径に応じて異なります。)を「基本水量」として基本料金に付与して料金表を設定しています。
    このような料金体系のことを「基本水量制」と言います。
  • 家事用を例に説明すると、基本料金1,320円をお支払いただければ、単価が0円ですから10立方メートルまでの使用に対する従量料金は発生しません。すなわち、基本料金に10立方メートルの基本水量を付与しているということになります。

水道料金表(1ヵ月分) ※平成9年4月1日改定

区分

基本料金

従量料金(1m3につき)

1~

10m3

11~

20m3

21~

30m3

31~

100m3

101~

500m3

501~

1,000m3

1,001m3

家事の用

(25mm以下)

1,320円

0円

200円

230円

265円

330円

350円

375円

※上記料金表で計算された合計額に、100分の105を乗じて得た額が料金となります。

  • 札幌市を含む大都市の家事用基本水量の状況については次の表のとおりとなっています。

《大都市基本水量》(平成23年1月1日現在)

都市名

基本水量

基本料金
(税込)

10m3
使用時料金(税込)

札幌市

10m3

1,386円

1,386円

仙台市

0m3

609円

1,449円

さいたま市

8m3

934円

1,302円

東京都

5m3

903円

1,018円

川崎市

8m3

556円

756円

横浜市

8m3

829円

919円

名古屋市

6m3

656円

698円

京都市

10m3

913円

913円

大阪市

10m3

997円

997円

神戸市

10m3

924円

924円

広島市

0m3

798円

850円

北九州市

0m3

714円

819円

福岡市

0m3

892円

1,071円

  • 本来であれば、従量料金は基本水量であるか否かを問わず水量1立方メートルの使用につき発生するものです。
    しかし、札幌市では、公衆衛生向上のため生活用水として家事用・浴場用についてはについては負担軽減を図るために、基本水量制を採用するとともに、基本水量内(=10立方メートル以下/月の水量)の従量料金について特別に全額軽減する措置を実施しておりますので、結果として、従量料金は基本水量を超えて使用した水量(=11立方メートル以上/月の水量)に対してのみ発生することとなっております。

◎関連質問として
Q7 基本水量以下の使用水量だったら、基本料金は安くなるの?
もご覧ください。

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 Q7

基本水量以下の使用水量だったら、基本料金は安くなるの?

A7

基本料金とは、利用者の皆さまが水を使っても使わなくても必要な経費(メータ検針や水道料金徴収に関する経費など)について、口径ごとに設定する定額を負担していただく料金のことです。
そのため、基本水量以下の使用水量であったとしても、基本料金は安くならず、定額を負担していただくことになります。

【ちょっと詳しいはなし】

  • 「基本料金」とは、利用者の皆さまの使用水量の多少とは関係なく、水道を使用する目的や口径ごとに設定する定額を負担していただく料金のことです。
  • そのため、基本水量以下の使用水量であったとしても、基本料金は安くならず、定額を負担していただくことになります。
  • なお、札幌市の現行料金では、原則として基本料金に基本水量相当分の従量料金を含ませて設定をしておりますが、家事用・浴場用については、基本水量相当分を特別に全額減額しており、その分の従量料金はいただいておりません。
    これは、本来口径ごとに設定する定額の基本料金対象経費相当分(1,320円)のほかに、基本水量の10立方メートルに相当する分の従量料金(130円)をいただいて基本料金を設定するところを、生活用水を安価に提供することを目的として、特別な措置を行い、基本料金を1,320円としているためです。
    このことから、仮に家事用の基本水量を10立方メートル以下に見直したとしても、基本料金は現行の1,320円のままで変わらないということになります。
  • この特別な措置を行なうことで減収となる部分が生じますが、経営の効率化による企業努力や一般会計からの繰入金などにより補てんしており、事業運営に影響が生じないようにしています。
  • 近年、本市を含めた全国的な傾向として、少子高齢化の進展や単身世帯の増加、節水型機器の普及などを背景に、使用水量が10立方メートルに満たない、いわゆる少量使用者が徐々に増加しつつあります。
  • 本市でも、家事用の利用者の方からいただくお問い合わせ・ご要望の中に
    「10立方メートルの使用に対する料金が1,320円であるならば、自分は8立方メートルしか使用していないのだから、2立方メートル分払い過ぎていることになる。この分の料金を返還して欲しい。」
    というものがあります。
    しかし、札幌市では、家事用・浴場用の基本水量である10立方メートルまでは使用水量に応じてお支払いいただく従量料金につきまして、上記のとおり基本料金に含めておらず、いただいておりません。
    そのため、このように使用水量が10立方メートルに達していない場合では、料金を返還するということにはなりません。
    この点につきましてご理解いただきますようお願いいたします。

◎関連質問として
Q5 「基本料金」と「従量料金」って何?
もご覧ください。

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 Q8

どうして一般の商品は使用量を増やすほど単価が下がるのに、水道は逆なの?

A8

「貴重な限りある水資源を大切に」という発想を料金の面から取り入れたもので「逓増制」といいます。
水の浪費を抑制し、合理的な水使用の促進を図る観点から、全国のほとんどの水道事業体で採用されている料金体系です。

【ちょっと詳しいはなし】

  • 札幌市の水道料金では、使用量が多くなればなるほど適用される従量料金の単価が高くなるように設定しています。このような料金体系を「逓増制」と言います。

水道料金表(1ヵ月分) ※平成9年4月1日改定

区分

基本料金

従量料金(1m3につき)

1~

10m3

11~

20m3

21~

30m3

31~

100m3

101~

500m3

501~

1,000m3

1,001m3

家事の用

(25mm以下)

1,320円

0円

200円

230円

265円

330円

350円

375円

※上記料金表で計算された合計額に、100分の105を乗じて得た額が料金となります。

  • 一般の商品では、大量生産・大量供給をして単位あたりの生産コストを下げることにより、使用するほど料金が割安になるというしくみになっています。
  • しかし、水道事業では以下の2つの理由から異なるしくみを採用しています。  
  1. 水の浪費を抑制し、合理的な水使用の促進を図るため
  2. 水道料金は、個々のサービスの供給に基づく原価をもとに決定されるべきであるが、一般の使用者と比べて大量の水使用を必要とする使用者については、その水需要に応えるための施設整備に、より多額の費用が必要とされることから、応分の適切な負担を求める必要があるため
  • 札幌市では下水道使用料もこのような累進的体系となっております。
    参考:下水道使用料
    また、水道料金と同じく公共料金に分類されている電気料金においても同様に逓増制が採用されています。
  • 逓増制の度合いを示す指標としては、従量料金の最高単価が最低単価の何倍となっているかを示す「逓増度」という指標があります。
    逓増度=(料金表の1立方メートルあたり)最高単価÷最低単価
    (ただし、最低単価については10立方メートル使用時の単価で算出)
  • この逓増度が大きいということは、特定の層(大量使用者)に厚く負担を求める料金体系になっていることを表し、逆に逓増度が小さいということは、幅広い層に薄く負担を求める料金体系になっていることを表していると言えます。
    近年の全国的な傾向として、利用者間の負担の公平性への配慮から逓増度は緩和の方向へ向かっています。札幌市を含む大都市における逓増度は次の表のとおりとなっていますが、札幌市の逓増度は「2.8」(=375/132)であり、大都市間で比較すると仙台市の「2.2」に次いで2番目に低く、大都市平均の「3.8」と比較しても既にかなり低い水準となっています。

《大都市逓増度》(平成23年1月1日現在) 

 

逓増度

順位

札幌市

2.8

12

仙台市

2.2

13

さいたま市

3.2

11

東京都

4.2

5

川崎市

5

2

横浜市

4.6

4

名古屋市

4.8

3

京都市

3.9

8

大阪市

3.9

8

神戸市

4.1

6

広島市

3.9

8

北九州市

4

7

福岡市

5.3

1

大都市平均

3.8

-

※順位は逓増度の高い順位を示す

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 Q9

どうして水道料金には他の都市との間で格差があるの?

A9

各水道事業体間において事業経営の背景(歴史・人口・産業構造・水源・地理的条件など)が違うことから、事業運営に必要な経費についても格差が生じているためです。

【ちょっと詳しいはなし】

  • 日本の水道事業は、水道法において、原則として市町村が運営することと定めています。
  • また、一般的な行政サービスのように税金を財源とする運営形態ではなく、事業の運営に必要な経費のほとんどを利用者の皆さまからお支払いいただく水道料金によってまかなうという「独立採算制」を原則とした「地方公営企業」という運営形態で運営されています。
  • さらに、蛇口をひねれば、いつでもどこでも安全でおいしい水をお届けできるよう、必要な施設の整備・更新に多くの費用がかけられています。(そのため水道事業は装置産業と言われています。)
  • これらの前提により、各水道事業体間において当然に存在する事業経営の背景(歴史・人口・産業構造・水源・地理的条件など)の違いから、事業運営に必要な経費について格差が生じざるを得ないため、結果として、水道料金にも格差が生じているのが現状です。

◎関連質問として
Q10 他の都市の水道料金と比較して札幌市の水道料金は高いの?安いの?
Q11 他の公共料金と比較して札幌市の水道料金は高いの?安いの?
もご覧ください。

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 Q10

他の都市の水道料金と比較して札幌市の水道料金は高いの?安いの?

A10

札幌市の料金水準は大都市の中では高い方となっていますが、全国平均とはほぼ同水準であり、道内平均との比較では下回っています。

【ちょっと詳しいはなし】

 

家事用または口径13ミリの1か月使用量別料金

10m3(税込)

15m3(税込)

20m3(税込)

札幌市

1,386円

2,436円

3,486円

大都市平均

1,011円

1,787円

2,588円

全国平均

1,486円

2,288円

3,096円

道内平均

2,035円

3,035円

4,045円

【出典】「水道料金表(平成22年4月1日現在)」社団法人日本水道協会発行

  • 札幌市は、大都市の中では最も遅い昭和12年に通水し、高度経済成長期の急速な人口増加や生活水準の向上、政令指定都市への移行などにより急激に高まった水需要の増加に対応するため、豊平峡ダムや定山渓ダムによる新たな水源を確保したほか、浄水場の拡張や配水管の延長など、水道事業の使命である「安全安定給水」のために必要な整備を行ってきています。
  • 札幌市では、これらの整備に必要な財源の大部分を借入金(企業債)でまかなわざるを得ませんでした。そのため、借入金の利息やこれまでの水道施設整備の結果生じた減価償却費といった固定的な支出である「資本費」が経常費用の44%を占めており、大都市平均(34%)と比べると高比率で推移している現状となっています。
    (資本費は、その費用の性質上、現役世代の経営努力に比例して縮減されないため、一般に、資本費の割合が高いことは料金水準を押し上げる方向に作用させます。)
  • このことにより、家事用(または口径13ミリ)の1か月使用量別料金で比較すると、札幌市の料金水準は大都市の中では高い方となっていますが、全国平均とはほぼ同水準であり、道内平均との比較では下回っています。
  • 札幌市水道局では「札幌市水道事業5年計画(2010-2014)」「水道局実施プラン」に掲げた各種の取組を推進することをはじめとして、今後も継続して経営の効率化に努めていくことで、当面は現行料金を維持していきます。
    この点につきまして、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
  • 下のグラフは、1か月でのほぼ平均的な使用水量である15立方メートルを使用した場合の水道料金を大都市、道内都市でそれぞれ比較したものです。

料金比較大都市

料金比較道内

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 Q11

他の公共料金と比較して札幌市の水道料金は高いの?安いの?

A11

ある統計調査によると、札幌市における1世帯あたりの光熱水道費の支出額・割合(1か月あたり)は次のようになっています

■電気代 7,362円(37.6%)

■ガス代 4,153円(21.2%)

■上下水道代 3,637円(18.6%)

■その他光熱 4,404円(22.5%)

【ちょっと詳しいはなし】

  • このデータは総務省が行なっている「全国家計調査」という1か月における1世帯あたりの支出項目、金額に関する統計調査の平成21年度年報札幌市関係分から抜粋したものです。(金額は消費税込み)
  • この調査結果によると、
    全体の支出242,455円のうち光熱水道費は19,556円(8.1%)で、この光熱水道費のうち上下水道料金は3,637円となっています。
    (この金額は、光熱水道費全体の18.6%を占め、支出全体の1.5%に相当します。)
  • ちなみに、1か月あたりの上下水道料金(税込)がおよそ3,600円となる使用水量は、およそ16立方メートルです。
  • この3,600円の内訳は、上水道料金分(税込)がおよそ2,600円、下水道使用料分(税込)がおよそ1,000円となります。
    (※)参考までに平成21年度の使用水量から見ると、札幌市における1か月あたりの平均的な使用水量はおよそ13立方メートル(1世帯あたりの人員は2.37人/世帯)で、このときの上下水道料金(税込)は2,857円(2か月で5,714円)となっております。

札幌市における高熱水道費の支出割合(その1)

札幌市における高熱水道費の支出割合(その2)

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札幌市水道局総務部財務課

〒060-0041 札幌市中央区大通東11丁目

電話番号:011-211-7016

ファクス番号:011-232-1740