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更新日:2016年2月19日

平成20年度 第1回市長と“おしゃべり”しませんか

おしゃべり風景 当日のおしゃべり会場には、「里塚・美しが丘地区センター未来委員会」の皆さんをはじめ、約30名が集まり、市長と"おしゃべり"をしました。
 今回の“おしゃべり”は、平成20年(2008年)4月に開設された里塚・美しが丘地区センターの開設までのあゆみや同センターの今後のあり方について、町内会の皆さんも交えて熱く議論しました。

 

 

開会のあいさつ

高田所長【里塚・美しが丘まちづくりセンター 所長】

 本日は、「市長と“おしゃべり”しませんか」in里美にご出席いただきまして、まことにありがとうございます。
 本日は、上田市長を囲んで、本日のテーマであります地区センターが担う地域の未来について、有意義なおしゃべりをしたいと考えておりますので、皆様のご協力と忌憚のないご意見をよろしくお願い申し上げます。
 では、本日の司会進行を務めていただきます鍋谷紀子様をご紹介いたします。

司会 鍋谷 紀子さん【里塚・美しが丘地区センター未来委員会 会員】

おしゃべり風景(鍋谷紀子さん) 皆さん、こんにちは。このような大切な会の司会ということで、上田市長や会場の皆様のご協力を得て、最後まで務め上げたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、本日の主役であります、私たち札幌市民のためにまちづくりの中心となって頑張っていただいております札幌市長上田文雄様より、ごあいさつをお願いいたします。

 

 

 

 

 

市長

おしゃべり風景(市長) 皆さん、こんにちは。里美地区の地区センターは、札幌市の計画では一番最後の会館のようでありますが、多くの皆様方にご参加をいただいて、住民の皆様がこの計画を立案し、そのとおりにつくっていくことができました。札幌市の地区センター建設における歴史的な意味を持つやり方といいますか、そういう方法論がここで結実してこのすばらしい会館ができたのではないかなというふうに思っております。
 この会館をつくるために本当に長年にわたって皆様方がいろいろな知恵を絞り合って、必要なもの、必要でないものをちゃんと整理してこの会館をつくっていただいたことに対して、皆様方に心からの敬意を表したいというふうに思っております。そういう意味で、ここでずっと頑張っておられた皆様方やここをしっかり活用されている皆様方にお目にかかりながらおしゃべりさせていただくことを本当に楽しみにしておりました。
 きょうはぜひ皆様方からいろいろなご意見をちょうだいしながら、リラックスしてお話をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

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「~地区センターが担う地域の未来~」意見交換

小山内 國行さん【里塚・美しが丘地区センター未来委員会 委員長】

おしゃべり風景(小山内國行さん) 平成16年(2004年)9月から、区民とともにつくる地区センターづくりという目標を掲げた活動が開始され、3年がかりで6回の建設ワークショップを実施しました。平成18年(2006年)11月には運営を考える会が発足し、会の結論である提案書を清田区長へ手渡しました。その後、運営を考える会は、より使いたくなるような、人の心の結びつきが育つことを念願して「里塚・美しが丘地区センター未来委員会」に改称しました。
 第一の目的は、地区センターに人が集まり、文化的な行事や講習会で多くの人に利用されることですが、中期を見通した第2の目的や将来を見据えた第3の最終目的があってしかるべきだと感じております。何のために人が集まったり触れ合わなければならないのかという問題については、今後の課題になると思っています。

 

 

島田 修二さん【里塚・美しが丘地区センター 館長】

おしゃべり風景(島田修二さん) 私たちがお受けするとき、皆さんが4年間のワークショップを経て大変な思いを込めてつくられた館をどのように運営していったらいいのだろうかということで、スタッフを初め、かなり話し合いをしました。地域の皆さんの思いを実現しなければならないという思いが準備段階から深まっていき、何とか地元にお返しできるような仕事をしたいということで、スタッフ一同励んでいるところです。
 3カ月経って、4月の稼動率は17%、5月は35%、6月は36%でした。7月については、40%近くいくのではないかと思っています。これは、地域の皆さんがいつも声をかけてくれて、新しい方を連れてきてくれるからで、非常にありがたいなと思っています。

 

 

後藤 美智子さん【里塚・美しが丘地区町内会連合会 副会長】

おしゃべり風景(後藤美智子さん) 清田区は若い家庭の多い地域で、札幌市でも2番目に平均年齢が若いということで知られています。新しくこちらに引っ越してきた方たちが、育児にストレスを感じているということが、子ども会を通して耳に入ってきまして、平成11年から町内会館を借りて清田区で一番最初の地域型子育てサロンを立ち上げました。
 平成18年(2006年)に地区センターの運営を考える会が発足したとき、あなたしかいないということで駆り出されました。
 札幌市で最後にできた地区センターということで、いろいろなところを見て回ることができ、いろいろな勉強もさせていただきました。上田市長には本当にお礼を言いたいです。
 清田区の主任児童委員の連絡会で「市長と“おしゃべり”しませんか」のことを話しましたら、公共施設の利用料を何とか免除にしてもらえないか市長に伝えてほしいと言われました。これは我々の熱い思いなのです。

市長

 どんなにいいことをやろうとしても、詰め過ぎてしまうと窮屈になってしまうし、疲れてしまいます。まちづくりの中では余裕がとても大事だと思いますし、話をお聞きしていていろいろな人が隙間に入ってきやすい感じをつくっていくことが大事なのかなと思いました。
 だれのためにまちはあるのか、だれのために予算はあるのかということを考えたとき、財政について自分たちにも責任や権利があるので、みんなで勉強してみようということで、しっかりと考え、自分たちが今要望していることや要求していることが、本当に優先順位としていいのかということをみんなで一緒に考えていくことが、今大事だと思います。
 区民センター等の公共施設は全部一律有料でしたが、市民の皆さん方の議論の中で、公共性が非常に高い仕事やグループについては、支援するという形でやってきた経過があります。皆様方の議論の中で、各論についても議論していくことが大事だと思います。

 

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丹野 勝さん【羊が丘通町内会 会長】

おしゃべり風景(丹野勝さん) 平成10年(1998年)から清田区に蛍をよみがえらせようと努力しています。口コミで来られる方が年々多くなり、市内や周辺市町村だけではなく、函館、帯広などから来る方もおります。来られた方々には蛍と触れ合っていただき、同時に環境のすばらしさを学んで帰ってもらっています。
 平岡小学校では毎年蛍を放流してくださっているのですが、清田区の全小学校が取り組めば、子どもたちがもっと喜ぶだろうなと思います。

 

 

 

 

 

市長

 自然の中で子ども一人一人に丁寧に教えることは今の時代なかなかできないことで、得がたい体験を子どもはしていると思います。
 皆さんは日々の活動の中ですごいことをやっており、未来委員会を標榜するこのまちでそのような体験ができるということをうれしく思います。

 

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木村 利法さん【美里愛のネットワーク代表】

おしゃべり風景(木村利法さん) 私は美里愛のネットワークというボランティアクラブの代表をしておりますが、きっかけは平成7年の阪神・淡路大震災で、地震が来てもすぐにお年寄りを助けられるよう、まずはお世話からしようということで設立しました。
 次にバス停に花を飾ったのですが、これは花を見たことによって世代間の会話が生まれ、幼児から熟年層までの人たちがみんなで語らえる世の中になったらいいなという気持ちから始めました。私たちが花を植えてから、今度はバス停周辺事業というものをやりはじめ、バス停の整備をしています。

 

 

 

市長

 バス停の花については、来るときに見せていただきましたが、本当にきれいでした。自分たちのまちをきれいにしたいという気持ちがちゃんとあらわれ、伝わるものがあると思います。花を介してその気持ち、まちづくりという意図がちゃんと理解できるようなメッセージがいろいろなところに含まれていると思いました。

 

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横江 光良さん【里塚・美しが丘地区センター未来委員会 委員】

おしゃべり風景(横江光良さん) 地区センターの委員には後から追加で入れさせてもらったのですが、自分たちの施設を自分たちの考えでつくっていたことに驚きました。
 未来委員会の言い出しっぺは私ですが、今あることをできないとかできるとか言わないで、次に自分たちに何ができるのか考えようという思いが込められています。
 予算がないと言いますが、予算がなかったらなかったなりの考え方をしようというのが市民活動で、知恵を出し合っていくことが本当のまちづくりだと思います。
 札幌には、世界に冠するコンサートホールkitaraやモエレ沼のようなすばらしい場所がたくさんあります。そんなまちを、そんな清田を一つでもよくしたいというふうに頑張っていきたいと思います。

 

 

由水 伸さん【里塚・美しが丘地区センター未来委員会 副委員長】

おしゃべり風景(由水伸さん) 未来委員会ができたとき、指定管理者の方とうまくやっていけるのだろうかと心配しましたが、慎重にすり合わせを始め、未来委員会と地区センターの担当者の方で地区センターのホームページをつくりました。このように、住民の声を聞きながらホームページをつくったケースは、いまだかつてないのではないかと思います。
 行政の方は一生懸命に基盤をつくってくれましたが、地域をコーディネイトするには、任期が短過ぎるのです。では、だれがこの地域のまちづくりを見続け、実現させるかというと、それは住民でしかあり得ません。
 未来委員会は、10年か20年しか過去のない団地が集まった地域に、伝統や文化をつくっていくという意味合いをもった委員会でありたいと思いますし、この地域の未来を担っていると考えています。

 

市長

 このまち、この施設、この設備は住民のものであり、未来委員会の皆さん方の意見を建設段階からきっちり積み上げて目的意識を持ち、未来永劫この地区の皆さん方が共有、承継できるような質の高いものがあればこその施設なのだということを、改めて認識することができました。
 これからの未来を考えたとき、子どもと切り離すことはできません。自分たちの文化を育てながら、世代間できっちり承継していくというのは、みんなで自分たちの身の丈に合ったリアリティーのある議論をしながら、この場所を有効活用していくことです。未来委員会の生い立ちから今後のあり方についてのお話を聞き、これは不滅だなと思いました。

 

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牧野 晃さん【清田地区町内会連合会 会長】

おしゃべり風景(牧野晃さん) 里美ふれあいクラブが発行している「里美の風」というタウン誌は、私たちにとって衝撃的で影響を受けました。私たち清田地区町連も、町連だよりに「清流あしりべつ」という名前をつけて発行するようになりました。各町内会から1名ずつ編集委員を出してもらって編集委員会をつくり、取材に行って自分が記事を書いて写真もつけて発表するということで、町連だよりが一変した感じがしました。
 また、福まち推進センターや美里愛のネットワークなどが編集部に加わって中心となり、まちづくりに手をかけているということが非常に参考になりました。
 里美ふれあいクラブや未来委員会などが中心となって地域の課題を見つけ、地域の中で話し合って地域で実践していくことが、市長の言っているまちづくりの方向かなとおぼろげながら感じています。

 

市長

 市民自治が公約だと言っていますが、これが市民自治だという青写真があるわけではなく、私たち自身がこのまちで課題を見つけ、自分たちが解決する努力をしようじゃないかという方法論を言っているだけなのです。
 「里美の風」を見せていただいたとき、私もすごく斬新な感じがしました。あるべきはこうだというのではなく、いろいろな人がこうあるべきだなと思ったことを一つずつやってみて、その中で何か形ができていくということはおもしろいと思いますし、そういうおもしろさをみんなで味わうことができるのが、市民自治の実践ではないかと思います。
 取材して書いているからおもしろいものができるという手法は、私どもも同じ問題意識を持ってやっているところです。

 

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大橋 良一さん【平岡地区町内会連合会 会長】

おしゃべり風景(大橋良一さん) ここ2~3年、札幌市は指定管理者制度ばかりを重んじていますが、指定管理者も企業ですので、営利を目的とします。そうすると、サービスが置き去りにされるのではないかなと思っています。
 市長さんはどう思っているのか、その辺の今後の対応を最後に一言お願いします。

 

 

 

 

 

 

市長

 指定管理者というのは、民間の皆さん方にお願いした方が創意工夫できる、自由な発想でできるのではないだろうかということで選ばせていただいております。指定管理者に指定されたときには、こんな思いでやりますよという考え方を出していただいたうえで選定するわけです。指定管理者に管理をお願いするのは当然のこととして、どういうプログラムを用意するか、どういう人たちに声をかけて来てもらえるようにするかということを工夫してやっていただける団体にお願いすることが、大事なポイントだと思います。

 

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島田館長

 地域の方や利用者の方と家族、仲間と協働でやろうという考え方を持っていますが、協働の意味がわからなくて非常に苦しんでいました。しかし、今回フェスタをやってみて、地域の方と協働するという意味がわかった気がします。我々は、この地域の皆さんの今までの歴史と生きざまをつなぐことができたらいいなと思っています。

閉会のあいさつ

司会 鍋谷さん

 まだまだ話し足りなくて、ちょうど乗ってきてもっと話そうかなというときに時間が来てしまいます。先ほど、牧野会長や市長からも話が出ていました地域の情報誌、里美の風が手元にあって、一つ記事を紹介させていただきます。
 地区センターづくりの思い出。
 今でも印象に残っていることがあります。第1回建設ワークショップでのこと。区の真ん中につくってはどうかという意見に対して、北野の方が、北野は区民センターから近い、清田中央には老人福祉センターがある。でも、里美地区には公共施設がありません。みんなで応援してやりましょうと発言されたのです。次の瞬間、会場にわっと拍手が起こりました。あれから4年、たくさんの論議がされました。そして、今、優しさにあふれ、アイデアいっぱいの新地区センターを見上げると、すべてはあの拍手から始まったのだ、そう思ってしまうのです。
 何でも欲しがったり、自分が自分がという時代にあって、多くの方の温かい思いや、人を思いやるこの気持ち、親切な心などが積み重なってこの地区センターができてきたのだろうなと思っています。そのことは、きょうのこの皆さんの発言からもすごく感じ取れたのではないかなと思います。この気持ちを忘れないでいることが、そういう気持ちをつなぎ合っていくことが、この地区センターが本当にすばらしい地区センターであり続けるのではないかと思います。
 上田市長、最後にきょう全体を通しての意見、感想などを伺って、この会を閉めたいと思いますので、よろしくお願いします。

市長

 短い時間ではございましたけれども、お話ができてとても幸せな気持ちになりました。ありがとうございました。
 私は、皆さん方とこうして身近で話すことができることを大事に考えておりますけれども、どうやって市民の皆さん方とこうやって話をしたり知恵を出し合うチャンスを確保していくかというのはものすごく難しいところであります。しかし、難しいがゆえに頑張らなくてはならないなという思いでいるところであります。
 きょうは、鍋谷さんのとてもすてきな司会で進めていただきました。最後の朗読なんて私は涙が出ますね。本当にすてきでした。
 きょうお集まりになった皆様方は、みんな同じ思いでこの場所にお集まりだというふうに確信をいたしております。皆さん方の発展を心からお祈りし、皆さんによって結実した実を私が全区にばらまきに走りたいというふうに思っております。
 きょうは、本当にありがとうございました。

司会 鍋谷さん

 皆さん、本日は至らない司会でしたが、上田市長を初め、皆様のご協力で無事終わることができます。本当にどうもありがとうございました。

 

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