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更新日:2019年5月20日

「雇用すればなんとかなる」は避けてほしい考えのひとつ。(浅川 真紀さん)

浅川さんの顔写真

業種

サービス業
医療,福祉

名前 浅川 真紀
障がい種別・程度

身体障がい1種1級
クーゲルベルグ・ウェーランダー病、リウマチ

記載日:平成31年4月23日

業務内容を教えてください。

浅川さんが事務作業をしている様子

  • 【経営人生総合コンサル事業】
    共に喜び、悲しみは取り除く!悩み・問題は全力解決!~クライアントは親友~という想いから、経営人生における総合コンサル事業を行っています。
    具体的には、各士業(社会保険労務士、行政書士、司法書士、税理士等)と提携し、企業やそこで働く方々が今以上に輝き・発展するため、労務を中心としたサポートを行っております。
  • 【共同生活援助(グループホーム):障がい者福祉事業】
    障がいをお持ちの方やご家族の方が今以上に幸せで笑顔が溢れる生活(人生)を提供するため、札幌市内に4事業所運営しています。
  • 【動物救済活動】
    就労支援の事業所と提携し、つまみ細工(髪飾りや小物等)を販売し、収益の一部をボランティア等で活動されている方々に寄付をしています。

一日のスケジュールを教えてください。

動物救済活動で販売している髪飾りとマスコットキャラクター

6時 起床
7時 出社
  • メールチェック
  • スケジュール確認
  • 仕事の準備
9時 朝礼

仕事

  • 打合せ
  • 書類作成
  • 各種相談業務

※ 12時~13時は昼休み

20時 終業(たまに徹夜でお仕事)
20時~ お楽しみの時間☆
  • クライアントのお店などで食事
  • クライアントと会食
  • 自炊

23時

翌日の仕事の準備等
翌2時 就寝

職場で配慮されていること(嬉しかったこと)を教えてください。

筋力低下状態とはいえ、歩行はかろうじて可能だった時に創業し、その後、骨折をきっかけに車椅子生活になりました。そのため、事務所内は車椅子での勤務が困難でしたが、一緒に働く仲間たちが机や椅子の配置を変えてくれたり、移動時には車に乗せてくれるなど、とても親身に協力してくれていることです。
今は、手稲営業所は完全バリアフリーになっていますので、お手洗いや物にぶつかる心配もありません。そんな物件を見つけてくれたのも仲間のひとりです☆

仕事をする上で、ご自分で行っている工夫を教えてください。

車椅子での移動する際、体調により時間がかかることがあります。そのため、時間厳守はもちろんですが、常に15分前に現地に到着するよう心掛けています。早く着きすぎた時はコンビニ待機(笑)
印刷やコピーなどで書類を取りに行くのも時間がかかるため、今は机の目の前にプリンターを購入し、独占しています。
また、障がい者「だから(仕方ない・・・)」ではなく、障がい者「なのに(すごい!)」と良き印象をいただけるよう、どんな物事にも全身全霊で取り組んでいます。

活用した(している)支援機関を教えてください。

特にありません。

ご自分が仕事で困ったときに、相談できる相手はいますか。それはどのような関係の人ですか。

前職からの付き合いで出会ってから2019年3月で10年目を迎えた相棒のりえさん。
私が独立してからも一番近くで支えてくれ、時に全力でケンカもしますが、全力で応援・支えてくれる大切な仲間のひとり。私よりも私の可動域等を把握しており、身体的にもメンタル面でも良き理解者です。

クライアントでもあり、兄貴でもある経営者。
仕事を抜きで、全力で応援してくれ、私の夢や目標に向かうため愛の溢れる喝(たまにへこむほど反省・・・)を入れてくれる大切な方のひとりです。

また、障がいがあるが故の相談は中々難しいのが現状です。
今は障がい経営者の仲間も増え、飲みに行ったときは、障がい経営者あるあるや仕事のやり方等をシェアしたり、ここには書けない内容の話で盛り上がります。

余暇(業後や休日)の過ごし方を教えてください。

常に仕事をしています。(笑)
ですが仕事終わりには、美味しいお酒と美味しい料理を食べに行きます。
時間に余裕のある時は、イベントや風景など映える写真を撮りに行きたいですね。

障がい者雇用を考えている企業の方にメッセージをお願いします。

障がいをお持ちの方の雇用に対し、不安がある旨の相談をされることも少なくありません。私が実際に経験した、精神障がいの方、身体障がいの方(自分もですが)を雇用し感じた反省点や課題をここに綴ります。

「雇用すればなんとかなる」は避けてほしい考えのひとつ。

出来ること出来ないこと、時間がかかること、動ける範囲、集中できる時間、体調等々、一人ひとりにあったサポートが必要になる可能性もありますが、それは障がいの有無に限らないこと。そしてそれらは、個性でもあり成長段階のひとつです。
障がいの状況は人により様々ですが、理解が浅いことや、意思の疎通が図れないことから起こり得る雇用のミスマッチは互いに避けねばなりません。

そのためジョブコーチ制度の活用、障がいの程度・状況・通院頻度等のヒアリング、目標や業務範囲の明確化、他の従業員への正しい説明、実際に雇用経験のある企業の話など、受け入れるための準備(設備や体制、心構え等)を整える必要があります。

障がいを持っているから、仕事ができないわけではありません。

目が悪い方が眼鏡をかけるように、足が悪いから車椅子に乗りますし、何かを補うために何かが必要になるだけです。
もちろん人によっては、その仕事の向き不向きはあります。ですが、新卒者や新入社員のように丁寧にご指導いただき、長く雇用していただける企業が増えることを願っています。

これから一般就労をしたいと考えている障がいのある方にメッセージをお願いします。

私は年々筋力が衰えていき、出来なくなることも増える中、様々な業種で2014年まで雇用され働いていました。当時は自分でできること(時間はかかるが手すりがあれば階段が上がれるなど)が多くありましたが、障がいを持っていると言うことだけで不採用が続きました。
ついには、足を引きずっているのは捻挫です(していたのは本当です!)と言い、入社したことがきっかけで事務仕事の楽しさを知りました。
ですが、ある職場で、障がいを持っていることで移動に時間がかかると「迷惑だ」など、ここには書けないひどい言葉で、たくさん傷ついたこともあります。

浅川さんのプロフィール写真我慢が必要だということではありません。

努力なくして成長なし。

障がいや環境を言い訳にせず、今を必死に努力することが大切です。

 

私が常に意識し続けている言葉です。

夢(目標)があると心が変わる。
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

その意識もあり、独立後の現在、クライアントはほぼ100%の割合でご紹介からのお客様です。そして今現在もご紹介のご縁が続いています。

想いや仕事、人柄を評価され、ご紹介件数という結果に表れているのは、すべて過去から現在の学び、クライアントの笑顔や幸せのために努力し続けている結果だと思っています。

努力は裏切らない。
今の自分は未来の自分を作る。

それを実感し、障がいを持っていることを自分の武器にしてきた私からのメッセージです。

 

(この記事は、ご本人から提出していただいた原稿を基に作成しています。)

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札幌市保健福祉局障がい保健福祉部障がい福祉課

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電話番号:011-211-2936

ファクス番号:011-218-5181