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更新日:2018年3月5日

こんろ火災実験

こんろ火災のおよそ半数が「天ぷら油の過熱発火」によるものです。

天ぷら油の過熱発火

実験内容

天ぷら油の入った鍋をこんろ火にかけ、発火するまで加熱しました。

実験結果

300℃付近から鍋の油から煙が立ち始め、370℃で発火しました。

実験写真

こんろ上で天ぷら油が過熱発火した画像

 

実験動画

発火した天ぷら油に水を投入

実験内容

発火した天ぷら油に水をかけました。

実験結果

少量の水を投入しただけで、爆発的に燃え上がりました。

実験写真

発火した天ぷら油に水を投入したところ爆発的に炎上している画像

 

実験動画

発火した天ぷら油の消火(消火器)

実験内容

発火した天ぷら油を消火器を使って消火しました。

実験結果

発火した天ぷら油に消火器を噴射すると一瞬で火は消え、再発火はしませんでした。

実験写真

発火した天ぷら油を消火器で消火した画像

 

実験動画

発火した天ぷら油の消火(鍋のふた・濡れふきん)

実験内容

発火した天ぷら油を鍋のふた、濡れふきんでそれぞれ消火しました。

なお、鍋のふたは鍋に合った大きさのものを、濡れふきんは鍋を覆うことができ、水が落ちない程度に絞ったものをそれぞれ使用しています。

実験結果

鍋のふたやふきん(タオル)で鍋全体を覆うことで、消火することはできました。

なお、熱が冷めないうちに鍋のふたやふきんを取ると再度発火しました。

実験写真

発火した天ぷら油を鍋のふたで消火している画像

 

実験動画

発火した天ぷら油の消火困難事例

実験内容

天ぷら油の入った鍋をこんろ火にかけ、発火するまで加熱し、炎が天井付近に達してから鍋のふたで消火を試みました。

また、比較実験として、発火直後に鍋のふたをかぶせての消火も行いました。

なお、鍋のふたは鍋に合った大きさのものを使用しています。

実験結果

炎が天井付近に達してから鍋のふたをかぶせた場合、炎の勢いが強く、消火できませんでした。

また、発火直後に鍋のふたをかぶせたものは、消火することができました。

実験写真

発火した天ぷら油の消火困難事例の比較画像

 

実験動画

こんろ火災を防ぐポイント

  • こんろから離れるときは、必ず火を消しましょう。
  • こんろの周りには、燃えやすいものを置かないでください。
  • 発火した天ぷら油には、絶対に水をかけないでください。
  • 鍋のふたや濡れたふきんで発火した天ぷら油を消火したときは、温度が下がるまでそれらを取らないでください。
  • 自分での消火が不可能と判断した場合は、避難を優先し、速やかに119番通報してください。

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