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更新日:2018年3月5日

IHヒーター火災実験

IHヒーターは直接火を扱いませんが、使用方法を誤ると火災が発生する恐れがあります。

鍋とIHヒーター天板間に異物挟み込み

実験想定

IHヒーター天板と天ぷら油の入った鍋の間に、誤って異物(布きれ)を挟んでしまいました。

(天ぷら油の量:500ml)

実験結果

異物によりIHヒーターと鍋の間に空間ができたため、温度センサーが正常に働かず、200℃付近から鍋の油から煙が立ち始め、約380℃で発火しました。

実験写真

IHヒーター上の天ぷら油から出火した画像

 

実験動画

鍋の誤使用

実験想定

IHヒーターで、誤って底がくぼんだ鍋を使用してしまいました。

(天ぷら油の量:200ml)

実験結果

鍋の底がくぼんでいるため、IHヒーターと鍋の間に空間ができ、温度センサーが正常に働かず、300℃付近から鍋の油から煙が立ち始め、約440℃で発火しました。

なお、天ぷら油の量が少ないため、急激に温度上昇しています。

実験写真

IHヒーター上の天ぷら鍋から出火した画像

 

実験動画

 

IHヒーター火災を防ぐポイント

  • IHヒーターは天板に組み込まれた温度センサーにより、出力のコントロールや急激な温度上昇の防止等の安全制御を行っています。
  • 鍋の底に異物が挟まる、底が平らではない鍋を使用する等の原因により、温度センサーが正常に働かず高温になる場合があります。
  • 少量の天ぷら油の場合、出力制御が間に合わず急激に温度が上昇する場合があります。

以上のIHヒーターの特性を理解し、専用の底の平らな天ぷら鍋と適した量の天ぷら油を使用してください。

このページについてのお問い合わせ

札幌市消防局消防学校教務課

〒063-0850 札幌市西区八軒10条西13丁目3-1

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