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更新日:2015年1月15日

若者とまちづくり~若い力がまちを変える~

【司会(佐々木さん)】
白石区は、平均年齢が44.8歳と、中央区に次いで、10区中2番目に若いです。多くの若者がさまざまな分野で活躍する一方、町内会などのまちづくり活動では担い手の高齢化が進んでいると言われております。
本日お越しいただいている増田さん、安川さん、本田さん、藤森さんは、学校などで地域のまちづくりに関するさまざまな活動をしておられますと伺っておりますので、まずは、学生の4人の皆さんから、実際にどのような活動をしておられるか、また、活動に対する思いなどを順番にお伺いしたいと思っております。

【増田さん】
何でもトップバッターで、非常に緊張しています。
クラーク記念国際高等学校白石キャンパスでは、いろいろなボランティアをしています。その例として、セガサミーカップというゴルフトーナメントでボランティアをやったり、ピースボールといって札幌ドームで募金活動をしたり、去年は、授業の一環として、白石の商店街と提携し、スタンプラリーを企画しました。
また、ことしの活動としましては、白石キャンパスはことし4月からの新キャンパスになったのですけれども、去年まであった国道12号線沿いの町内会とことしもまた協力しまして、お祭りに参加し、おみこしを担いだりしてきました。
ほかにも、つい先日、国道12号線沿いのビッグエクスプレスのあたりで行われた商店街のハロウィンイベントにポプラと協力し、出てきました。今写っている中に僕がいるのですけれども、全身タイツを着ている軍団がクラーク記念国際高等学校の生徒でして、黄色い衣装を着ているのが僕です。ハロウィンではカボチャをかぶって、子どもたちにジェスチャークイズを出したり、じゃんけんで問題に答えたらお菓子をあげたりということをしてきました。
また、1年を通してやっている活動としまして、白石小学校にあるミニ児童会館という授業が終わった後に児童を預かってもらう施設にボランティアに行っています。活動としましては、第1木曜日に絵本の読み聞かせ、第3木曜日に遊びということで、この写真にあるように、マル・バツクイズをやったりしてきました。
僕がミニ児童会館の活動に参加したのはことしからです。正直言うと、僕は子どもが苦手でした。しかし、ミニ児童会館のボランティアに行くようになり、最初にますますさんだよと自己紹介したのです。そうすると、本名は何て言うのと聞かれて、増田歩だよと言ったら、では、こまさんだねと言われて、何の脈絡もないあだ名をつけられました。それ以来、こまさんとずっと言われ、子どもたちがなついてきてくれたので、やっていてよかったなと思うことがあります。
活動はこんな感じで、いろいろな活動にことしからすごく参加して、やっていてよかったなと思う場面が多々ありました。

【安川さん】
安川さん2きょうは、このような写真で説明しようかと思います。
白陵高校の生徒は、まちづくりの一環として、主に東米里町内会の方々とともに活動を行っています。
最初の写真は、毎年春に東米里町内会の皆さんと白陵高校の部活動に入っている生徒や希望者が一緒に行っている町内会の春のごみ拾いの様子です。僕もここにサッカー部のキャプテンとして載せてもらっています。前でお話をしていただいているのは町内会の方で、この緑のジャンパーも町内会から学校に寄附されたものです。ALTの外国人の先生も町内会に住んでいるので、参加しています。
作業の写真です。ピンク色の服を着ている方は町内会の女性リーダー的な存在の方で、僕たちも元気を分けてもらっています。僕たちはサッカー部の練習試合があったので参加していませんが、毎年、ごみ拾いの後には町内会館でお母さん方がワカメご飯と豚汁などをごちそうしてくれます。
この写真は、白陵高校の全校生徒約450人が町内ボランティアをしているときの写真です。小さいのですが、僕もいます。
白陵高校では、校舎の前にヒマワリを植えています。この写真は、夏の暑いときに雑草を抜いているところです。マリーゴールドなどの苗は当別高校の生徒が育てたものを植えさせてもらっています。町内会の方に植え方のポイントなどを教えていただき、その後、僕のようにすくすくと育っています。私たちの通学路には、私たちが植えた花と白陵高校の看板が立てられていて、僕もいつもうれしい気持ちになります。
この写真は、町内会の交通安全運動の写真です。学校が始まる前の早朝、交通量が多いのでやっています。基本的には参加者が参加しますが、部活動の仲間で参加することもあります。旗を振っているときに自転車で登校する生徒や白陵高校行きのバスが何台も通ります。
この写真は、白石区の消防団の方々と一緒に行っている除雪ボランティアです。冬には、放課後の暗くなる前に行っています。
除雪ボランティアでは、消火栓の周りを丁寧に除雪しています。雪で道幅も狭くなり、暗くなる前にみんなで一斉に作業します。町内会、消防団、白陵高校の三つの団体が協力して、作業を終えたとき、夕日と僕たちの心がとてもきれいでした。
こういう活動を1年生のときからやっていますが、中学のときはこういう活動がなかったので、いい経験になったと思っています。

【本田さん】
私は、自己紹介のときにも言ったのですけれども、ボランティアサークルに入っていて、その活動を通して白石区のイベントの運営のお手伝いや企画を自分たちでやっています。
ことしは、月寒川にぎわい川まつりに参加してきました。子どもたちが魚をとったり、川を楽しむようなイベントをやってきました。また、子どもたちの国際交流ができる白石区子どもワンダーランドもやってきました。私たちは外国の人だと言葉が通じるかなと思って話しかけるのを戸惑ってしまうのですけれども、子どもたちはすごく元気に話しかけていて、すごいなと思いました。さらに、初めて萬蔵祭にも参加してきました。本郷商店街で行われるすごく大きなお祭りで、最初は知らなかったので、どんなお祭りかなと思っていたのですけれども、すごく活気があって、みんな楽しんでいて、いいお祭りでした。
ボランティアをやると、知らなかったことを知れるようになったり体験できたりするので、それがボランティアの魅力かなと思います。

【司会(佐々木さん)】
では、藤森さんの発表に移る前に、ポプラ若者活動センターのPRを少々させていただきたいなと思っております。
ポプラ若者活動センターは、若者と地域をつなぐ拠点として、若者のさまざまなまちづくり活動やイベントへの参加をサポートしております。そうした活動の中の一つに、若者が独自に製作した「しろップ」というフリーペーパーがありますが、それを皆様のお手元に置かせていただいております。
これは、若者活動センターの有志の若者が白石区の飲食店を独自に取材しまして、自分たちの手で製作したものになります。ことしの初めに第1号を発行しまして、皆様のお手元にあるのはできたばかりの第2号です。掲載されているお店はどれもお勧めのお店ばかりですので、この後でも実際に行っていただけたらなと思っております。

【上田市長】
萬蔵祭も紹介されていますね。

【司会(佐々木さん)】
本郷通の商店街のことも載ってありますので、お時間があるときにぜひゆっくり読んでいただけたらなと思っております。

【藤森さん】
藤森さん2私ども札幌商工会議所付属専門学校の町内会との活動についてです。
写真に載っているのは、札幌市森林協会でやっていらっしゃる緑の募金で、これに私どもが参加させていただきました。これは、札幌市の緑化活動や札幌市で災害があったときの木の復元活動などに活用される募金だと伺っております。
これは、クラス全体で活動しております。声を出したり募金活動をしたりするのは初めてだったので、最初はどういうふうに声を出していいのかが不安だったのですけれども、友人や過去に募金をやった人たちのサポートやアドバイスを受けて、結構楽しくやらせていただくことができたと思っております。
先ほどの続きで、町内会との活動について、私の学校の活動としましては、年に2回ほど、町内会の清掃を町内会の方と一緒にさせていただいております。1年目、2年目とやらせていただいたのですけれども、最初は学校の行事だからやろうというクラス全体の流れでした。しかし、2回目、3回目となっていくと、コミュニケーションもとっていかなければいけないとみんなも考えるようになり、そこで、町内会の担当の方と話をしながら一緒に掃除をしていきました。掃除をしていると、ごみが自分でも気づかないぐらい結構あるのだなと気づくことができたと思うので、そういう面では、自分のためにもなったし、気をつけなければいけないと思いました。
また、学校の取り組みですと、学校祭のときに町内会の方や一般の方にも参加していただいて、学生が行っている出店に参加していただき、町内の皆さんと一緒に楽しんで学校祭を盛り上げていこうとしております。
また、白石区で行っております「みんなであそぼう!」という幼稚園の方々と一緒に遊ぶ活動にも参加させていただきました。その中で、私はしろっぴーの着ぐるみを着させていただきまして、子どもにたたかれたり、いたずらをされたりしました。
私は、1年目と2年目に参加させていただきました。1年目のときは公園で遊ばせていただきましたが、2年目は雨だったので、大谷地東小学校の体育館でやらせていただきました。これについても、1年目は学校の先生からやってみないかということで、能動的というより受動的な感じで参加させていただいたのですけれども、1年目に参加してみて、あっ、楽しいかもというふうな考えになりました。そこで、2年目には自分からやりたいと立候補し、参加させていただきました。全部を通じて、最初は受動的だったのですけれども、やってみるとわからないことがたくさんあるなと感じることができました。ボランティアやこういう活動は、やったら結構楽しいものだと実感できましたので、学校を卒業してからもこうやって参加できるものには参加していきたいなと学校生活で行った活動から感じることができました。

【司会(佐々木さん)】
学生の4名の皆さん、ありがとうございました。
皆さんは、本当にいろいろな活動をされているのですね。
では、そんな4名の皆さんの活動のお話を聞きまして、感想などをほかのメンバーの方にお聞きしたいなと思います。

【稲田さん】
いろいろと話を聞かせていただいて、ボランティアなどで地域の皆さんと触れ合う機会をつくっていることは本当にいいことだと私は思います。
私は中学校で働いていまして、今、中学生と身近で接しております。そうすると、いろいろなところから今の子どもたちは変わったという話をされたり、質問されたりするのですけれども、実際はそんなに変わっていないのではないかと僕は思うのです。
変わったと言われ、どこが変わったのか、何が昔の子と違うのかなと考えたときに、うちに秘めるようになってきているのかなと考えました。自分の中で持っているものはあるのだけれども、表現しづらいというか、したいけれども、できないような子どもたちがふえているのかなと思います。わかる人はいるかなと質問しても手は挙げないけれども、こちらから振ってあげると自分の意見を言える子が多いなと思うのです。
どうしたら自分の意見が言えたり表現できたりするようになるかなと考えると、人と接する機会がもっとふえてきたら、そういった成長にもつながるのかなと思います。ですから、皆さんがやられている活動など、子どもたちとも触れ合う機会がすごく多く感じましたので、私の立場からももっとお願いしますという感じです。
学校として何もやっていないわけでもなく、例えば、小学校に行って出前授業をやったりするのです。私も去年に東白石小学校に行きました。私はスケルトンという競技をやっていまして、オリンピックも経験させていただいたのですけれども、そういった経験を子どもたちに伝える夢授業みたいなことをやらせてもらいました。私はこれぐらいの話ししかできないのですけれども、話すと子どもたちの表情がよくなり、楽しそうにしていたので、それだけでも子どもたちに貢献できたのかなと思います。ですから、みんなが動くということが大切なのかなと思います。みんなのために動いて、いろいろと接する機会がもっとふえればいいのではないかと思います。

【上田市長】
出前授業は稲田さんだけですか。

【稲田さん】
出前授業は、毎年、先生方がかわるがわるやっています。今回は英語科で誰か行ってと回っているのです。私に回ってきたときには、6年生相手に普通の授業ではないのですけれども、授業をしています。

【上田市長】
先生は何中学校でしたか。

【稲田さん】
東白石中学校です。

【上田市長】
そうしたら、何々小学校へと制度化されているのですか。

【稲田さん】
そうですね。私たちの中学校に入ってくる小学校を回っております。

【上田市長】
それは、6年生が対象ですか。

【稲田さん】
基本は6年生ですね。

【上田市長】
来年に来るからという感じですか。

【稲田さん】
それも半分あるのでしょうか、詳しいことはわかりません。

【上田市長】
わかりました。ありがとうございます。
スケルトンとは、何もつけないものでしょう。

【稲田さん】
そりの上に乗っかるのですね。

【上田市長】
恐ろしい競技ですよね。

【稲田さん】
そうですね。

【上田市長】
オリンピックでこれをやっていらっしゃったのですね。すごいです。

【司会(佐々木さん)】
ありがとうございました。
稲田さんには、この後、スケルトンのじっくりとお話もいただきたいと思いますので、また後ほどよろしくお願いいたします。

【井上さん】
今お話を聞かせていただきましたが、私は小学生との交流が多いものですから、高校生もいいなと思いました。私は本郷通の商店街地域に住んでおりまして、そこの地域の中でたくさんお手伝いをさせていただいています。その中では、白石中学生がふるさと会の中でいろいろなことをやっていますので中学生のことはよくわかっているのですけれども、高校生の方との交流はまだしたことありませんので、いいなと思いました。
高校生は大人の感覚でいろいろなことをしていただけるなと思いました。私のやっている福まちにはどう関連していったらいいのだろうかと思いながらお話を聞かせていただきました。もっといろいろと聞かせていただいて、考えさせていただきます。

【上田市長】
皆さんがいろいろなチャレンジをしておられるということがよくわかりました。
ボランティアは、取っかかりが難しいと思いますし、今まで家庭の中でご両親に育てられて、学校に行くようになって、学校の中でクラブ活動などいろいろなことをやりながら生活しますが、そこから地域の中に飛び出して、ごみ拾いをやってみようか、交通整理をやってみようと、いろいろなものを見つけてそこに飛び込んで、社会化していくということですね。地域の中で自分は何かできるかなというような思いを表現していくというやり方にはいろいろなことがあるのだけれども、社会的に重要なことにだんだん結びつけていくということです。
増田さんも安川さんもおっしゃっていましたけれども、自分が必要とされているような気持ちにだんだんなってくるというか、そういう喜びを身につけてこられていると思いますが、それがボランティアのすばらしさだと思います。
ごみを拾ってきれいになって、自分自身がきれいなまちになったなという喜びを持つと同時に、人も喜んでくれるのです。そこで、次に、ごみを捨てないようにするにはどうしたらいいか、あるいは、札幌市のことで言うと、ごみを減量するのにはどうしたらいいかなど、そういうふうに知恵がだんだん回ってくるというか、レベルアップをどんどん重ねていく過程がボランティア活動の重要性であります。これは、楽しくないとなかなか続きませんから、楽しさをどういうふうに見出していくかというようなことに結びつけてやっていただくといいかもしれません。
ただ、自分を発見したり、社会の問題や課題を見つけていくすごくいい材料を皆さん方が見つけ出していっているのだなとうれしく思いました。

【谷江白石区長】
若い人たちの話を聞いて、今時の若い者は大したものだなと改めて感じたところです。こういった活動を全くやりたくないという人は必ずしも多くはないと思っています。そして、やった人の中にはやってよかったなと思う人が物すごく多いと思います。そこをどうつないでいくかというのは、先ほど市長からお話がありましたが、きっかけをどうやってつくっていくかで、その広がりをつくっていくのが私たちの課題なのかなと思います。
恐らく、クラーク高校や白陵高校、そしてポプラなどにはそういう下地ができているのかなと思えるところがあるので、そういった広がりを持たせて、みんなを巻き込んでいければいいかと感じました。

【上田市長】
何かを始めると、そのことだけではなくて、次を発想するというか、取っかかりができて、何か違うことを考えてみるということで、想像力が働くのです。
ただ座していても、連想する材料は読み物しかないのです。もっといいことをやりたい、困っている人がもっといるのではないかなど、このまちを眺める力が出てくることが行動することのよさであり、そして、それを発見することの喜びです。そして、その発見したことは、1人だけではなくて、友人やご近所の方と共有することによる共感をつくっていくことができるのだと思うのです。そうすると、喜びの質がもっと変わってくるのです。
先ほど、藤森さんからありましたが、言われたからやるという受動的なものではなくて、それが自発的なものに変わっていくというすばらしさに気がついておられるというお話になると思うのです。
それは、誰かと共感することで、言われたからやっているということではなくて、自分からやっていくともっと楽しくなる、仲間ができるというふうなことにつながることがすばらしいことではないかと思いますし、本田さんがおっしゃっていることもそういうことだと思います。

【司会(佐々木さん)】
上田市長、ありがとうございます。
今度は、まだお話しされていない大人の皆さんから、ふだん取り組んでおられる地域でのまちづくり活動について、また、その活動に対する思いなどをお話しいただきたいと思っております。

【橋詰さん】
橋詰さん学生たちの後でお話ししづらいのですけれども、貢献活動としては、サッポロ・シティ・ジャズのボランティアに何度か参加させていただきました。また、職場で知的障がいの方と一緒に和太鼓をたたくサークルをつくっておりまして、その練習の成果を披露するということで、この前は菊水のぎく公園のお祭りで演奏させていただきました。
また、東区で朝6時半からラジオ体操を公園でしているところがありまして、朝7時ごろ、通勤途中に初めて見ました。すごく広い公園とグラウンドが一緒にくっついているところですけれども、道路にまではみ出していて、五、六十人の方たちがラジオ体操を毎朝されていたのです。それを見たら、一緒に参加してみたいなと思いまして、何度か参加させていただきました。
終わった後に、どこから来たのと周りの方から声をかけていただいたりとか、話しかけてみたり、東区ではないのですけれども、地域の方たちと触れ合いをさせていただいております。
ただ、社会人なので、時間がとにかくないのがすごく悩みです。職場環境もそれぞれあると思うのですけれども、本当に時間がないので、時間をどうにかつくりたいなということを今後の自分の課題として考えています。

【松崎さん】
私の場合、活動やボランティアなどは意識のないところから始まりました。僕が住んでいるアパートの向かいにごみステーションがありまして、以前はごみが結構散乱しており、僕のアパートが風下のため、散乱したごみが全部こちらに飛んできてしまうのです。まず、それを拾って、今度はごみステーションを片づけていたのです。そうすると、私の住むアパートの隣が町内会長だったために話しかけられて、すごく感謝されたのです。しかし、僕としては自分のことということもありましたし、実際に自分も使っているのでというところからスタートしました。
冬も、僕が住んでいるところは、どちらかというと僕よりも年配の自分の親みたいな方が結構多いのです。除雪が終わったら、歩道には雪が結構残ったりするではないですか。僕は、今のところに二十数年住んでいますので、知り合いみたいな感じになっていたので、入り口のところの雪をずらしたり、小学生の通学路でもあるので、足元を、また、交差点は見通しが悪かったりするので、歩道確保をやらせてもらっています。
そこから、今度は町内会長や近所の方を通じた活動となりました。地域の盆踊りのときなどはメーンの会場に入るのではなくて、事前の準備、物の搬入や後片づけ、掃除などです。私は調理師や自動車解体業をやっていたために、リサイクル系や分別系などの仕事で得た知識があったので、例えばごみを回収するのでも最初に分けたり、汚れも全然気にしないし、力仕事オーケーということでやっておりました。ですから、ボランティアという意識は全くないのですけれども、地域密着みたいな感じでした。
おもしろい話として、物置の扉があかなくなった、玄関の電気が切れてしまったということで呼ばれたら、すぐに行くからという感じでいろいろやらせてもらっています。
先ほど市長からもお話が出ていたのですけれども、私の住むアパートに退職した職人上がりのおじさんがいて、その人は体がなまるのが嫌だと言って一緒に除雪してくれています。本人も明るい方で、散歩がてらにごみ袋を持って空き缶を拾っているのです。そういうようなことは、僕も時間があるときには手伝ったりしています。
私の場合は、専門的なことへの参加ではなくて、まずは身近にできることです。隣近所みんなが顔見知りなので、いろいろとお話しております。
最後に、数年前に震災があったとき、年配の方は心配して外に出てきてしまいました。僕もたまたま外にいたのですが、火の元の確認と、徒歩二、三分のところに公園があるので、余りに激しく揺れたら、貴重品を持ってみんなで公園に逃げようねと言いました。もし建物について何かあったら、僕がここにすぐ来るからと言って、みんなに準備してもらいました。ですから、僕としては、ボランティアや保守活動とは思っていないのですけれども、日常の中でそういうつき合いができる地域をつくれたらなと思ってやっています。

【井上さん】井上さん
私は、30代にボランティアを始めました。そのとき、ボランティアの講習も受けたかったので、東札幌にあります東札幌病院の介護のボランティア活動を始めたのです。そこではがん患者の方のボランティアをさせていただいて、私も大変成長させていただきました。そこは重病病棟で、今はやっております治療を受けずに病院の中で静かに楽しく亡くなっていくというところでしたが、先生とのいろいろな交流もいたしました。看護婦でもないのですけれども、そんな立場もさせていただいたので、生と死についてすごく学ばせていただきました。
そこから始まって、地域の町内会の役員を20年くらいさせていただきましたし、連合町内会の役員もさせていただき、地域との交流が始まりました。地域では、萬蔵祭などの商店街関係のお手伝いをしながら、仲よくやってきました。今は、東連合町内会の中の福まち推進員になっておりまして、75歳以上のおひとりで住んでいる方の見守りをさせていただいております。
小さなものはいろいろなことをやっていますけれども、ここ6年くらい前から東白石小学校と本郷小学校の児童との交流が始まりまして、今はそれに力を入れております。1年に1回、この間に終わったばかりですけれども、9月に2日かけて低学年と高学年の小学生の皆様と交流するのです。ことしは東白石小学校の2年生の生徒と本郷小学校の4年生の生徒でした。おひとりで長くお住まいになっている方たちばかりですので、本当に交流を楽しみにしていることで、そういう点におきましては大変勉強になります。子どもたちと接していますと顔色が違うのです。また、子どもたちも自分たちが楽しませているということをわかってやっているわけではないと思うのですけれども、立派なボランティアになっているのです。楽しませてあげているというような感じのボランティアの基本みたいなものを自然とやっているという姿を今から教えている私たちも大したものだとかと思いながらやらせていただいています。また、生徒たちからは1年に1回の学習発表会にもご招待していただき、喜んでいる人たちもたくさんおります。
このように、いろいろな面で小学校のときからボランティア精神を植えつけるお仕事を私たちがやっているというところに大きな魅力があるなと思っております。先ほどは高校生の皆さんのお話も聞きましたけれども、そういうときから、やるという姿勢を忘れないと思うのです。
東白石連合町内会では、ケアを受けている方やヘルパーを受けている方を抜きますと、500人くらいの独居老人の方がいらっしゃるのです。そこで、1年に1回、全所帯に安否確認に回るのですが、きのう、400所帯ぐらいを5区分に分けてやってきました。
福まちのそういう行事のことを皆さんも知っておりまして、1年に1回でも喜んでいただけております。ただ、小学生はそういうところに行けませんので、私たち大人だけがやっていますが、高校生の人たちもいいかなと思いました。そういうふうにひとりで寂しく住んでいる人もいるのだということを覚えることもいいかなと思いながら聞かせていただいていました。
もう一つ、私は保健センターでも活動しているのです。白石区の保健センターの中で、健康づくりのリーダーでさせていただいて、白石区のすばらしい歴史を取り入れた元気体操をやっています。それは、たくさんの人に健康になっていただき、何かを元気に楽しんでいただきたいという思いでやっております。どんどんと普及しており、ことしで13年になります。このようなボランティアもさせていただいております。
ボランティアは自分のためでありますし、人のためにもなることではないかと思います。自分がされたらうれしいと思うのですけれども、それ以上に、人のために体を張って喜んでいただくことをすることは誇りだと思いますので、学生たちにも長くやっていただきたいなと思います。

【司会(佐々木さん)】
井上さん、ありがとうございました。
皆さん、お忙しい中、本当にすばらしい活動を続けられておりますね。
ここで、今の皆さんのお話をお聞きしまして、学生の皆さんに感想をお聞きしたいと思います。

【増田さん】
皆さんは本当にすばらしい活動をしていて、すごいなと思いました。
社会人になってからは時間もないと思うのです。僕らには時間がありますし、クラーク高校の場合だと、飯田先生という先生がボランティアの話を持ってきてくれて、やる人はいないかと募集をかけてくれて、では、やりますという感じで参加していきます。しかし、大人になってくると、そういうきっかけもなくなっていって、松崎さんみたいに、ふとしたところから始まるボランティアが多くなるのかなと思いました。
また、僕らみたいに学生のときにボランティアを経験していると、ボランティアをやろうかなという気持ちにもなると思うのですけれども、そういうことを経験しないで社会人になって、何気ないところからボランティアをスタートするのは難しいと思うのです。ですから、学生のときにボランティア活動をして、社会人になってからも活動を続けていかないと地域とのかかわり合いは薄れていってしまうのかなと思いました。

【司会(佐々木さん)】
貴重なご意見をありがとうございました。
まさにその話を膨らませたいと思うのですが、今、学生の皆さんはさまざまな活動に参加されていると思いますが、そんな皆さんが社会人になってもまちづくり活動を続けていくためには、そして、それを実現するためには実際に何が必要なのかについて、皆さんからご意見をお聞きしたいと思います。

【本田さん】
私は、今、大学3年生で、もうそろそろ卒業して、社会人になります。でも、ボランティアは今までやってきたらすごく楽しかったので、やりたいなと思います。ですから、そういうボランティアをやるきっかけの場みたいなものが欲しいなと思います。
例えば、大学だと、サークルに入ったらボランティアの情報がいっぱい来るので、社会人になっても団体みたいなものがあったら情報がたくさんもらえるし、ボランティアもしやすいのかなとは思います。

【藤森さん】
ボランティア活動をやるという考えではなくて、地域とのコミュニケーションをちゃんととることが大事なのかなとずっと考えています。ボランティアをやるという目的ではなくて、自分の行動が結果的にボランティアになればいいかなと学校で2年間活動してみて思ったのです。
ボランティアをやるぞと言われると、やっぱり言われてからやるとなってしまうので、こういう場合は自分から動いたことが結果的にボランティア活動になると私は思っています。ですから、そういう考えを持てるような社会活動ができればいいのかなと思いました。

【司会(佐々木さん)】
ありがとうございます。
ちなみに、先ほど本田さんがおっしゃっていましたが、学生の皆さんは、学校卒業後もボランティアを続けていきたいと思っておりますか。

【安川さん】
はい。

【司会(佐々木さん)】
お一人の元気な発言がありました。ありがとうございます。
では、より多くの若者の皆さんが、今までと同じように、そして、さらに気軽にまちづくりに参加できて、そういう大人になっていただけるためにはどのようなことをしていければいいのかについて、松崎さんはいかがですか。

【松崎さん】
松崎さん2あくまで僕の意見になってしまうのですが、僕の場合は、自営業をやったのがちょうど10年前です。その前ぐらいから、働いているときは、朝が早くて、夜の帰りが遅いというブラック企業的な職場だったので、近所の方との交流が余りありませんでした。近所も周りは年配な方が多かったので、若いあんちゃんがいるとは思っていたのでしょう。しかし、たまたま自営になり、ごみステーションのこともありまして、そのころから車を使わず歩くようになって、挨拶をするようになりました。
営業関連の仕事をしていたこともあるので、隣近所の人と挨拶をして、ちょっと話をするのです。例えば、きょうはいい天気ですねとか、寒いですねというような話から、近所で行事があるときに呼ばれたりしました。
また、先ほどのお話で、ボランティアをする時間がないということについてです。
働くと、会社の時間によって、例えば日曜日のボランティア活動に行きたくても、サービス業であったら日曜日は仕事ということがあるので、ボランティアを諦めるという言い方は変ですけれども、生活のために仕事を優先していいのかなと思います。だから、ボランティアを任務や義務とかた苦しく思わないで、末永く続けられるように、表現はどうかと思うのですけれども、趣味的な感じでやわらかく考えたらやりやすいのかなと思います。逆に言うと、できるときにはやっていきましょう。また、友達や職場の人、興味ある人を誘い込んでみましょうということでいいのかなと思います。
実際、お恥ずかしい話、僕が学生のときにはボランティアをしたことがありません。今になっていろいろとやって、ご近所の方とも仲よくさせていただいているので、できるときに、そして、自分のスタイルが皆さんにもあると思いますので、続けていくというようなスタイルで、肩に余り力を入れないで緩く考えたほうがやりやすいのではないかと思います。

【司会(佐々木さん)】
ありがとうございました。
若者が地域でのまちづくり活動に気軽に参加して、大人になってからも活動を続けていくためのヒントがいろいろなご意見の中にたくさんあったかなと思います。学生のうちからいろいろな活動に参加できる機会をつくること、そして、社会人になったり、大人になってからでもそういった情報を拾える場所があったり、本当に多くのヒントがあったかなと思います。
これまで、皆さんの意見をたくさんお聞きになりまして、上田市長、ご意見をお願いします。

【上田市長】上田市長2
とてもすてきなお話ばかりで、うれしく思いました。
松崎さんの先ほどのお話でも、まちのいろいろなことに気がつかれて、表情がとても優しいおじさんという感じがして、いろいろなことを頼みやすい感じがするのです。そういう能力がとても豊富な方だというふうに思います。こういう方がまちの中に1人いると、その周りの人はみんな幸せになれるような気がします。時間のあるなしに関係なく、話をしやすい方というか、何か話すと共感してくれそうな感じがします。ですから、すぐに問題解決できるわけではないかもしれないけれども、とりあえずこれをやってみようというふうに言ってくれそうな方がまちの中に1人、2人いてくれると、ぎすぎすせず、明るく笑顔をつくりながら一歩でも前に進むことができる環境をつくれるのではないかと思います。
本田さんは、これから就職されれば、自分が自由に使える時間はだんだん限られてきますし、橋詰さんからも時間が厳しいのですというお話がありました。それは、そのとおりだと思うのです。しかし、そういう気持ちを持っていると、話しかけやすいし、話しかけられると、きっと自分なりのいろいろな経験などから語れる人になっていただけるのではないかと思います。
また、ボランティアは、井上さんがおっしゃるように、自分のためというか、やっていること自体がとてもためになるという気持ちになれるというところがいいのです。何かすると、すること自体が気持ちいいということと相手方が喜んでくれ、そして、たまにありがとうと言ってもらえ、その心地よさは人間社会のいい循環をつくっていくとても大事な要素ではないかと思いました。そういう機会をどうやってつくり出すかということの重要性も僕たちはボランティア活動の中に見出していくことが大事かと思います。
どなたかから出てまいりましたけれども、雪の問題です。
これからは、除雪についてとても厳しい問題になってくると思います。少子超高齢社会が来まして、ひとり暮らしの75歳以上のご高齢者も井上さんのところでは500世帯と言われましたけれども、自分の力だけでは玄関先の除雪すら厳しい世帯がふえてまいります。そのときに、公道に通じるところまでの除雪を誰がお手伝いできるかというときに、隣近所の方々が助け合えないだろうかということを考えております。
数字的に言えば、雪が降って、除雪車が入って、自宅の前に雪の山ができてしまうことが年に20回だとして、困っている人が何万人いるだろうか、何万世帯あるだろうか、そして、それを助けるだけの力がある人が何万人いるだろうかを考えます。例えば、1年に20回のうちの1回だけでも、自分のところを毎回やるのは当然として、近くで困っているところを順番に回すことはできないだろうか、1年に1回か2回、除雪ボランティアとして自宅の近くのお困りのところをお助けするぐらいはできるのではないかということを思ったりしているところです。
いろいろなコミュニケーションをとっていく手段として、僕たちはいろいろなことを考えて、町内会の皆さん方にお願いをすることあります。先ほどのごみステーションの問題もあります。それから、日々の問題としては、春夏秋冬、一年を通じて、ごみの処理は私たちの身近な問題としてみんなに提起されておりますので、いかに減量するか、そして、きれいに処分するかで、これは毎日やらなければならないことだと思います。
冬になりますと、雪が降ります。これはどこかだけにどかっと降るのではなくて、全体に降るわけで、それをどう処理するかは自分たちの地域に与えられたとても大切な考える手段であり、乗り越えていく力をみんなで結集するための材料でもあるわけです。そのときに、高校生たちはまだ元気だから通学途中にある家の玄関をあけておこうとか、お困りになっているところにスコップを置いといてくれれば、道行く人がやってくれるとか、かわりばんこでやってくれるとか、あるいは、ごみの処理についても、通学路に面したお年寄りの家ではステーションまで中学生が持って行ってあげるということができるのではないかと思います。
実際に豊平ではそういうことをやっている中学校があります。まさに通学路でして、学校に行く途中にお困りのおじいちゃん、おばあちゃんの家があり、ごみステーションまで30メートルぐらいですが、それさえ行くのが大変だというときに、玄関のところにぽんと置いといてくれれば、子どもがかばんを抱えながら、片手にごみを持って、そこまでちゃんと持っていってくれるところもあるのです。
みんながやれば、こういう運動はできそうではないですか。そういうような意識が出てくるようなきっかけとして、皆さん方の活動がその種になればすてきなまちになるのではないかと僕は思います。
こんなことについて、毎年1回はボランティアをやってくださいと役所から言うと、何だ、役所がやらなければいけないことを何で俺たちに押しつけるのだという話になります。でも、そうではなくて、地域の中で僕たちができることが何かないかと思いをめぐらせて、隣の人と話し合って、隣に住むじいちゃんが大変そうだね、かわりばんこにやろうかというぐらいのことは、松崎さんのお話を聞いていると、簡単にできそうな感じがするのです。
だから、橋詰さんのラジオ体操の話もそうです。多分、そういう発想で、通勤する途中に何かあるということでしたね。先ほどは子どものことを言いましたけれども、子どもではなくて、毎日通る場所にごみステーションまでごみを持っていけないで困っている人たちがいるとしたら、置いといてください、私はここを毎日通るからステーションまで持って行ってあげますよと言えるのです。こういう情報が町内会活動の中でうまく回って、誰か手伝ってくれる人はいませんか、はい、時々忘れるかもしれないけれども、やりますよというぐらいのことはできそうな感じがしませんか。
僕はそういうふうに大げさにボランティアと言わなくても、何かをやることでみんなから感謝されたらうれしいというぐらいの気持ちでできることを重ねていくのです。これからはさまざまな生活上の課題が出てきますので、ぜひそれをいろいろな場所で皆さん方が身近な町内会や地域に発言していただけるとうれしいなと思います。
先ほど、いろいろなボランティアと言っているけれども、やっぱり自分の地域だよねと藤森さんがいみじくも言われました。住んでいる場所で自分ができることをどうやって返していくか、そして、自分が困ったときに助けてくれる人が必ずいると思えることが安心できるまちになるだろうと思います。
そして、それは息苦しいほどにみんなが知り合っているのは嫌かもしれないけれども、適度にみんなが知り合っている地域は安全なまちになり、泥棒は絶対入らないのです。みんなが気を使い合いますから、不審な行動をとる人はすぐに目立ってしまいますから、泥棒も不審者もあらわれにくい環境になるのです。
ですから、安全・安心で、そして、快適できれいなまちになります。ボランティアという小さな気持ちから、そんなことが効果として必ず出てきて、社会全体を住みやすいまちにしていく力になるのではないかと思います。
そして、ご褒美として、私たちが何かやったときに自分自身が心豊かになれるのではないかということを高校生にも考えてほしいですし、安川さんや松崎さんの話を聞いて、そういう気持ちになりました。
ありがとうございました。

 

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