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更新日:2020年1月24日

コンポスターを使った生ごみ堆肥化(テキスト版)

<ナレーション>

 家庭の生ごみ処理で広く使われているコンポスターは、プラスチック製の容器を使い生ごみを堆肥にする方法です。生ごみを土に接触させて、土の中の微生物やミミズなどの働きを利用します。台所の生ごみのほか、枯葉、枯草、小枝なども堆肥にすることができます。

コンポスターは家庭菜園やガーデニングをやっていて、安くて良質な堆肥がほしい方や、家族の人数が多く、生ごみが多く出る方に向いている方法です。

 

それでは、コンポスターによる堆肥化の方法を見てみましょう。

まずコンポスター容器、水分調整剤、発酵促進剤または米ぬか、大きいスコップ、フォークを準備しましょう。

容器は普段家庭で出る生ごみの量に合ったものを選んでください。容器を選ぶ際には、投入口の大きいものの方が使いやすいのでおすすめです。水分調整剤は乾燥した落葉や枯草、腐葉土などを準備しましょう。

コンポスター設置時に使うスコップ、コンポスター内をかき混ぜるスコップ、フォークなども準備してください。

 

設置場所は水はけがよい場所を選んでください。設置場所が決まったら、地面を平らにならします。水が溜まると生ごみが腐敗して悪臭や虫を発生させる原因になります。

地面を平らにならしたら、コンポスターを水平に置き、コンポスターの周りに土をかぶせましょう。土をかぶせることで、動物や虫などの侵入、風などによる転倒を防ぎます。かぶせた土は足でよく踏み固めましょう。これで設置は完了です。

 

設置が完了したら容器の中に乾いた落葉などの水分調整剤を底の土が見えなくなる程度まで入れます。その上に5cmほど乾いた土を入れます。こうすることで土の中の微生物の活動が活発になり、発酵が促進されます。

 

そしてコンポスター内に生ごみを入れます。生ごみを入れる前に少し注意が必要です。生ごみの水分をしっかり切り、できるだけ細かくしてから容器内へ入れてください。また、生ごみはできるだけ新鮮なものを入れることも大切です。

生ごみを入れたら、入れた生ごみが隠れる程度の米ぬかを入れます。米ぬかを入れることで生ごみの分解が早まります。

その後、落葉などの水分調整剤を生ごみと同量くらい入れて、スコップやフォークなどでよくかき混ぜてください。容器内がいっぱいになるまでこれを繰り返します。

 

容器内がいっぱいになったら、2ヵ月ほど置いてください。2ヵ月ほど置いた容器を取り外し、処理をした生ごみと容器内の土をよくかき混ぜてください。1ヵ月ほどでよい堆肥が出来上がります。

 

それでは、コンポスターの堆肥化のポイントを整理してみましょう。

容器は日当たり・水はけ、風通しの良い場所に設置しましょう。

生ごみは出来るだけ細かく切り、水分を少なくしてからコンポスターに入れましょう。

3~4日に1回はコンポスターの中をよくかき混ぜて、空気を全体に含ませましょう。

水分が多いときは、落葉、干草、米ぬか、乾いた土などを足して、水分調整を行いましょう。万一虫が発生した場合は石灰を入れると効果があります。

また、時々米ぬか、または発酵促進剤を入れると匂いや虫が発生しづらくなります。

コンポスターを上手に使って生ごみを生かして自家製堆肥を作り、ガーデニングや菜園などを楽しんでください。

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