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更新日:2022年8月23日

雨水浸透型花壇

雨水浸透型花壇とは

雨水浸透型花壇概略図

都会に降った雨は通常、舗装面にしみ込むことなく下水道を通って処理され、海へ流れ出ます。本来は地中にいったん吸収され、川そして海へと還っていた自然の循環が都市部では断ち切られており、これによって近年では浸水被害が報告されています。

雨水浸透型花壇は、雨水を花壇に誘導し、水を一時的に花壇内に貯めてゆっくり地中へと浸透させ、自然の循環を回復させます。またこの浸透機能に加えて、街の景色を彩る「修景」機能も併せ持っていることが、この「雨水浸透型」花壇の大きな特長です。

都市公園コンクールで国土交通省都市局長賞を受賞しました

札幌市が応募した「雨水浸透緑化」が(一社)日本公園緑地協会主催の第28回都市公園コンクールで国土交通省局長賞を受賞しました。地形や用途に合せて施工できる技術面の開発や、市民への環境問題の啓発につながる取組みが評価されたものです。

受賞式は平成24年10月26日、日比谷公会堂にて行われました。札幌市と(財)札幌市公園緑化協会、サッポロビール株式会社北海道本社が表彰され、代表が賞状を受け取りました。

表彰式

賞状

都市公園コンクールの目的

技術水準の向上及び新たな時代の都市公園の創造に寄与するため、供用を開始している都市公園の設計・施工等に係る作品を広く募集し、特に優秀と認められた作品に賞を贈呈し、表彰するものです。

取組みのきっかけ

札幌市の姉妹都市であるポートランド市は以前より雨水流出低減対策として、’green street’(主として道路雨水の地中還元を目的とした緑化)に取り組んできました。これを参考としながら、札幌市の条件も加えて平成22年度より「雨水浸透型花壇」に取り組んでいます。

花壇の仕組み

「雨水浸透型花壇」は、雨水が花壇内に流れ込みやすいような形で設置し、花壇用土の下に砕石を入れて、集めた雨水を貯留・浸透させています。
雨水を花壇に集めるのに適した形状は設置場所によって異なるため、様々な形の花壇があります。

資料

雨水浸透型緑化(花壇)とは ・浸透緑化概要(PDF:480KB)・補足(PDF:5,626KB)
(施工例1)厚別公園 ・施工例1厚別公園(PDF:1,227KB)
(施工例2)円山動物園前広場 ・施工例2円山動物園前広場(PDF:1,297KB)
(施工例3)サッポロガーデンパーク ・施工例3サッポロガーデンパーク(PDF:1,246KB)
(施工例4)円山動物園世界の熊館前 ・施工例4円山動物園クマ舎前(PDF:1,266KB)
(施工例5)エコルーフ  

施工例

各写真をクリックすると、それぞれの詳細ページにリンクします。

厚別公園H22

厚別公園(H22施工)

 

 

 

 

 

サッポロガーデンパークH22

サッポロガーデンパーク(H22完成)

円山動物園クマ舎H22

円山動物園世界の熊館前(H22施工)

 

平成23年度

円山動物園(正門前広場)

 

平成22年度

円山動物園(世界の熊館前)

厚別公園(外周園路横)

サッポロガーデンパーク(サッポロビール株式会社施工)

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このページについてのお問い合わせ

札幌市建設局みどりの推進部みどりの管理課

〒060-0051 札幌市中央区南1条東1丁目5 大通バスセンタービル1号館6階

電話番号:011-211-2522

ファクス番号:011-211-2523