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更新日:2019年6月21日

緑の保全と創出に関する条例改正の経緯

「札幌市緑の保全と創出に関する条例」制定の流れ(平成11~13年度)

条例改正の経緯
札幌市における緑の保全と創出に関する諸制度の枠組みは、昭和52年に全面改訂された「札幌市緑化推進条例」において規定されていました。
一方、平成11年度に策定された「札幌市緑の基本計画」では、「街から見える山並みの保全」を重要な施策の一つとして掲げていました。
そこで、近年の社会状況の変化等を受け、札幌市緑の審議会に対し「都市近郊林保全計画をどのように策定し、その計画を実現するために、風致地区などの諸制度をどのように充実させるかについて」諮問しました。
ほぼ1年の審議を経て答申を受けましたが、そこで提言された「土地利用の際の緑化率制度」、「風致地区制度の充実」などは緑地を保全し良好な環境を形成するための有効な手段と考えられたことから、「札幌市緑化推進条例」及び「札幌市風致地区内建築物規制条例」を統合し「札幌市緑の保全と創出に関する条例」として制定したものです。

第40回札幌市緑の審議会(都市近郊林としては第1回)(平成11年6月30日)

札幌市緑の審議会に対し、「都市近郊林保全のあり方について」諮問しました。
審議会では、諮問内容を審議するには広範囲な専門分野の検討が必要であるということで、「都市近郊林保全専門部会」を設置することになりました。

第1回都市近郊林保全専門部会(平成11年7月13日)

札幌市から都市近郊林の現状と課題についての説明をし、今後、どのように話し合いを進めていくかの議論がなされました。

第2回都市近郊林保全専門部会(現地視察)(平成11年8月10日)

都市近郊林の現状を把握するため、風致地区や、特別緑地保全地区などを視察しました。

第3回都市近郊林保全専門部会(平成11年9月9日)

札幌市から「都市近郊林保全計画策定の基本的な考え方」、「良好な都市近郊林保全のための取組み」の考えを示し、これを基に議論がなされました。

第4回都市近郊林保全専門部会(平成11年10月19日)

札幌市から「前山・里山地域区分の手法について」、「土地利用を行う際の緑地率規制について」などの考えが示され、これをもとに議論がなされました。

第5回都市近郊林保全専門部会(平成11年11月11日)

札幌市から「緑地率規制及び風致地区制度について」、「市街化調整区域の用途規制について」の考え方を示し、これを基に議論がなされました。

第6回都市近郊林保全専門部会(平成11年12月20日)

札幌市から「風致地区の種別化について」、「風致地区指定の拡大について」の考え方を示し、これを基に議論がなされました。

第7回都市近郊林保全専門部会(平成12年1月17日)

札幌市から「都市近郊林の管理方針」、「市民・森林所有者・事業者・行政の協働」、「札幌市の助成支援施策」、「他施策との調整」の考え方を示し、これを基に議論がなされました。

第8回都市近郊林保全専門部会(平成12年2月29日)

札幌市から答申書の素案の考え方を示し、これを基に議論がなされました。主に文言等で若干の修正を行い、平成13年3月15日の緑の審議会総会で審議を行うことを決定しました。

第41回札幌市緑の審議会総会(平成12年3月15日)

都市近郊林保全専門部会より報告された答申書の素案について審議がなされました。
素案が了承され、これを市民に公開、意見を募集して、6月の答申の参考にすることが決定しました。

答申書(素案)の市民公開(平成12年3月28日~平成12年5月10日)

広く市民の意見を取り入れた答申とするため、素案を公開し、市民の皆様のご意見を募集しました。

札幌市緑の審議会・札幌市共催、まちづくりフォーラム「みんなで取組む緑のまちづくり」開催(平成12年4月25日)

答申書(素案)の市民公開PRの一環として、時計台ホールにて開催しました。
当日は約160名の参加があり、改めて「緑の保全」に対する市民の方々の関心の高さを認識しました。

第9回都市近郊林保全専門部会(平成12年5月15日)

市民からいただいた意見や、庁内から出された意見を基に、素案の内容について再度議論がなされました。
主に字句の修正をおこない、次回の審議会総会において最終の答申を決定することとなりました。

第42回札幌市緑の審議会総会(平成12年6月16日)

都市近郊林保全専門部会より報告された答申書の案について審議がなされました。
案が了承され、札幌市長に対する答申として提出することが決定しました。

「都市近郊林のあり方について」答申(平成12年7月10日)

札幌市緑の審議会から市長に対して、「都市近郊林保全のあり方について」答申書が提出されました。
これを受けて札幌市では「札幌市緑化推進条例」、「札幌市風致地区内建築等規制条例」の改正等を行っていくこととなりました。

(仮称)緑の保全と創出に関する条例案要綱案の公開(平成12年10月20日~平成12年11月20日)

札幌市では、答申を受けて従前の緑に関する条例(札幌市緑化推進条例及び札幌市風致地区内建築等規制条例)の見直しを進め、改正条例案の要綱素案を作成、1ヶ月間、市民の皆様のご意見を募集することになりました。

第43回札幌市緑の審議会総会(平成13年2月19日)

新しい審議会委員での最初の総会となり、新会長、副会長の選出と、専門部会の設置が認められました。
また、「札幌市緑の保全と創出に関する条例案」を札幌市より示し、了承されました。

「札幌市緑の保全と創出に関する条例案」提案(平成13年2月21日)

条例案、要綱案を公開して、皆様からいただいたご意見を考慮して検討を行い、「札幌市緑の保全と創出に関する条例案」を作成し、2月21日召集の第1回定例市議会において議案として提出しました。

「札幌市緑の保全と創出に関する条例」可決(平成13年3月6日)

第1回定例市議会において全員一致により条例可決、即日公布しました。

「札幌市緑の保全と創出に関する条例施行規則」制定(平成13年5月30日)

条例に基づく「緑保全創出地域の指定案」、「風致地区の種別の指定案」、「風致保全方針案」の公表(平成13年5月31日)

各案を公表し7月19日まで市民意見を募集しました。

札幌市緑の審議会・札幌市共催、まちづくりフォーラム「新世紀札幌の都市(まち)づくり」開催(平成13年7月27日)

条例の市民PRの一環として、かでる2.7(中央区北2条西7丁目)で開催されました。

第44回札幌市緑の審議会総会(平成13年8月3日)

「緑保全創出地域の指定案」、「風致地区の種別の指定案」、「風致保全方針案」について、市民公開に伴う市民意見等の要旨をふまえ、札幌市より示した各案について論議が行われ、了承されました。

「緑保全創出地域」、「風致地区の種別」の指定、「風致保全方針」の作成(平成13年8月31日)

「札幌市緑の保全と創出に関する条例施行(平成13年10月1日)

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