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入営時の幟(のぼり)

兵役につくために兵営に入ることを入営といい、戦争に行くことを出征といいます。米澤豊夫さんは、昭和19年(1944年)に旭川第7師団北部第4部隊という通信隊に入営し、出征しました。入営と出征は「名誉」なこととされ、米屋勉さんの幟にも「祝」と書かれています。本人や家族も泣くことは許されないことでした。町内会の人たちに駅で見送られ、軍歌や「万歳」に送られて故郷を後にする時、「生きて戻れないかもしれない」と誰もが思ったといいます。幟の大きさは大小さまざまなものがあり、最も大きいものは右の幅68センチ、長さ2メートル88センチ程度のもので、これは円山町銃後奉公会によるものです。

左:札幌市 米澤 豊夫氏提供  右:北海道博物館蔵

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