収蔵展示

ホーム > 収蔵展示 > 人々の暮らし|供出

画像をクリックすると拡大画像が表示されます

供出

国などの要請によって物資を差し出すこと。軍需生産を確保するため、国は、昭和16年(1941年)の金属回収令で、人々から金属製の門や看板などさまざまなものを集めました。特に武器をつくるのに必要な鉄と銅は、さかんに回収され、生活に必要な鍋、釜、やかんなど最小限のものを残して、ほかはすべて回収されました。

供出した生活用具の代わりに、さまざまな代用品が作られました。写真は、金属回収で供出した「羽釜(はがま)」を陶器で代用したもの。陶器で作った洗面器、アルミニウムの代わりに板で作った弁当箱です。もち米の不足により、陶器の鏡もちも作られました。

当時の鉄製品
(鍋とお米を炊く「羽釜(はがま)」)

つきさっぷ郷土資料館蔵

アルミニウムの代わりに板で作った弁当箱

生活用具の代用品

左:北海道博物館 右:つきさっぷ郷土資料館蔵

ページの先頭へ戻る