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更新日:2020年8月21日

2020年札幌市セミ調査 7月報告

札幌市博物館活動センターでは、セミ調査員95名(8月18日現在)の皆さんと、札幌市内のセミ調査をしています。
7月31日までに、市内251個、市外1個の合計252個体の“ぬけがら”が集まりました。

確認されたセミについて(2020年7月受付分)
分布図
“ぬけがら”探しのポイント

 確認されたセミについて(2020年7月受付分)

採取された区

報告された“ぬけがら”のうち、最も多かったのは豊平区から採取したもので、133個体です。
その他にも中央区(65個体)、南区(36個体)、西区(7個体)、手稲区(3個体)、清田区(3個体)、
北区(2個体)、厚別区(2個体)で採取された“ぬけがら”が報告されました。

東区、白石区からはまだ報告がありません。

市外で採取された“ぬけがら”は、1個体の報告がありました。

採取された種類

初夏に発生するエゾハルゼミが188個体届きました。
その他、アブラゼミが48個体、コエゾゼミが9個体、エゾゼミが6個体、ツクツクボウシが1個体となっています。

 分布図

2020年7月に報告された“ぬけがら”の分布図をお知らせします。
右側の表示は、2019札幌市セミ調査の調査結果と今回の報告をあわせた分布図です。
画面を大きく表示すると分布図も大きく表示することができます。

2020年7月に報告された“ぬけがら”全種の分布図

2020セミ調査7月分布図(全種) 2020セミ調査7月分布図(全種・2019年合体版)

アブラゼミ

2020札幌市セミ調査アブラゼミ分布図 2020札幌市セミ調査アブラゼミ分布図(2019年合体版)

コエゾゼミ

2020札幌市セミ調査コエゾゼミ分布図 2020札幌市セミ調査コエゾゼミ分布図(2019年合体版)

エゾゼミ

2020札幌市セミ調査エゾゼミ分布図 2020札幌市セミ調査エゾゼミ分布図(2019年合体版)

エゾハルゼミ

2020札幌市セミ調査エゾハルゼミ分布図 2020札幌市セミ調査エゾハルゼミ分布図(2019年合体版)

ツクツクボウシ

2020札幌市セミ調査ツクツクボウシ分布図 2020札幌市セミ調査ツクツクボウシ分布図(2019年合体版)

 “ぬけがら”探しのポイント

「“ぬけがら”はどんなところで見つけられるの?」という質問に、
セミの専門家が答えてくれました!

【セミがよく(複数、連日)鳴いているところを探す。】
セミがたくさん、または、毎日鳴いてるところは、セミが生まれた場所であることが多いそう。
そのような場所を探すと見つけやすいそうです。
種類によっては、日中に鳴いていなくても、夕方の薄暗い時間に鳴きだすものもいます。
※アブラゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシなど

【幼虫が出てきた穴の周辺を探す】
地面に小さな穴が開いていたら、それはセミの幼虫が出てきた穴かもしれません!
木に“ぬけがら”が見当たらない場合には、周囲の木の葉や枝を見ると抜け殻があるかも。
地面に落ちていることもあります。

・穴の大きさが、1cmくらいの穴は、エゾハルゼミやツクツクボウシなどの可能性が高いです。

・1円玉より少し小さい穴は、アブラゼミやコエゾゼミ、ミンミンゼミなどの可能性が高いです。

・1円玉くらいの穴は、エゾゼミやアカエゾゼミなどの可能性が高いです。

セミの幼虫が出た穴

左はアブラゼミ、右はツクツクボウシかもしれない。

 

セミの幼虫が出た穴

登山道に開いていた穴。おそらくアカエゾゼミ。

このページについてのお問い合わせ

 札幌市博物館活動センター

〒062-0935 札幌市豊平区平岸5条15丁目1-6

電話番号:011-374-5002

ファクス番号:011-374-5014