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ホーム > 南区の取り組み > 道路や除雪に関すること

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更新日:2015年1月20日

道路や除雪に関すること

<司会(吉田さん)>
次は、話題を変えまして、「道路や除雪に関すること」ということで、まずは、高橋雄介さんと竹石さんからそれぞれお話をいただきたいと思います。

<高橋(雄)さん>
高橋雄介それでは、私から、札幌市の特に冬の交通の件についてお話をさせていただきます。
私も、札幌生まれ、札幌育ちということで雪には慣れているつもりですが、札幌は1年の半分は雪の世界に入ります。世界的に見ても、これだけ大きな都市でこれだけの降雪量を持っているのは非常に珍しくて、しかし、それがまた魅力にもつながっている側面もあるように思います。その中で、冬場にどうやって快適に生活していくかということは、行政としても大きな命題ではないかと思います。

個人的には、車を運転いたしますので、雪道の運転が非常に大変です。特に、スパイクタイヤがなくなって以来のミラーバーンが問題です。交差点部、坂道、傾斜のある道という所での危険性といいますか、ものすごく気を使うようになってきました。これは、だんだん注意をしなければならないという逆方向に来ているのではないかと思います。

そこで、市長にお伺いしたいことがあります。
財政上の問題がありますので、それを踏まえてということでお話をさせていただきますけれども、今、札幌市には、正確な数字は分かりませんけれども、大体200カ所を超えるロードヒーティングがあるのではなかろうかと思います。特に、「大きな交差点」「交通量の多い交差点」先ほど言いました「傾斜のある交差点」、こういった所を中心に敷設されているのではないかと思いますが、今の財政の問題から、毎年10カ所前後撤去している現実がありますね。まず、撤去していること自体が安全と逆方向に行っているのではないかと思います。「融雪剤や砂をまくという対症療法的なことで担保しています」というお話を伺ったことがありますし、環境の問題とかさまざまな問題があると思いますけれども、この世界にも珍しい札幌のまちにおいて、そういう交差点部があるというのは非常に大きな問題なのではないかと私は思います。
私の仕事上でも、札幌は支店経済と言われていますけれども、東京から転勤されてくる多くの方に話を聞くと、異口同音に「冬は運転禁止と会社から言われています」とおっしゃいます。それは、「あなたの運転では止められませんよ」ということです。それで本当に「世界に冠たる札幌」と言えるかという問題意識があります。
これは、先ほど申し上げたように財政の問題がありますので、一概に「止めるのをやめて、むしろ増やしてください」という簡単な話ではないと思うのですが、政策のプライオリティーの問題ではないかと思います。
やっぱり、安全・安心を最優先にするということが、今、札幌市のなすべき重要な施策の一つではないかと思いまして、そのお考えをお伺いしたいと思います。

<司会(吉田さん)>
ロードヒーティングというのは、まさに人命に関わることですが、それにいかほどの投資をするか、どうやって社会で支えるかという大きな問題があります。
同じように、雪道とか雪のまちについて竹石さんからお話をいただきたいと思います。

<竹石さん>
竹石私も冬道は怖くて、皆さんの迷惑になりそうなので、冬は車の運転をしないことにしています。
冬は運転をしないので歩くのですけれども、歩道の両側が雪道という所が南区には結構ありまして、160センチメートルある大人の私でも周りが全く見えなくて不安という所があります。子どもが習いものに行く道を歩いても、両側が高い雪の壁で子どもの3倍ぐらいありそうな所があります。そんな所を子どもが1人で歩くのはちょっと不安だと思っておりますので、この点についてよろしくお願いしたいと思います。

<司会(吉田さん)>
竹石さんは南沢に住まれていて、私もそうですが、見通しがなかなか悪いというのはとても難題です。
まず、ロードヒーティングの話についてお願いします。

<吉岡南区長>
吉岡区長では、札幌市の雪対策の紹介を含めて、今お話を伺ったことに対する感想などを含めて申し上げます。
高橋雄介さんは、札幌市のご事情を非常によく理解していただいておりまして、190万人都市で、去年は6メートル、平年でも4メートル50くらいの降雪がある都市というのは本当に世界でも珍しい。そういった中で冬の生活があるわけですので、限られた予算の中で雪対策をいかに行っていくかということが市にとって大きな問題でございます。
ロードヒーティングについて申し上げますと、札幌市には570箇所ぐらいロードヒーティングの箇所がございますけれども、現在でもロードヒーティングのヒーティング代に8億円から10億円ぐらい、古くなった施設の交換に5~6億円がかかっております。このままだと、施設の交換の5~6億円の部分が30億円くらいまでになってしまうということもございます。また、環境の面から、貴重なエネルギーの使い方としてロードヒーティングはどうなのかという問題もございます。そこで今、融雪剤の散布を強化して、路面管理のあり方としてはロードヒーティングと変わらないような状況を安くつくり出しております。雨の日にも長靴を履かないで短靴で歩けるようなまちづくりをしてきたわけですけれども、冬も夏タイヤのまま走れるようなまちづくりができるかというと、それはできません。現在の財政状況や少子高齢化を踏まえた中では、こういった雪対策を進めていかざるを得ないのかなということをご理解いただければと思います。

また、雪の壁で子どもが心配だというのも本当にごもっともです。特にここ2~3年、寒い日が続いて雪が解けないのです。通常、先ほど申し上げましたように、4~5メートルの雪であれば黙っていれば解けるのです。降って、解けて、降ってということで、大体1メートルぐらいの高さに通常はなるのですが、最近は寒い日が続いて、かさが減らないものですから、どんどん雪が積み上がっていっています。札幌市は、年に1回、雪をロータリーでガッとかき出してトラックで運搬していくという排雪を行っています。この排雪は、ラッセルしていく除雪と比べて80倍のお金がかかります。1キロ当たりで240万円という大変なお金がかかるので、大体年に1回しかできないというところがございます。
そういった中で、気象条件も相まって本当にご心配いただくような状況は私どもとしても申し訳ないと思います。通学路について言うと、「こちらの除雪は余り力を入れないで、ここの危ない所をやってみようか」ということについて話し合う場、学校で子どもの交通安全の通学路の確保について話し合う場がございます。そういった中で解消の努力をしているところですけれども、おっしゃるようないつでも見渡せるような何もない姿を実現するのはなかなか難しい状況です。そういった中で、ご心配をお掛けするところもあろうかと思います。苦しい状況ではございますが、今の雪対策の状況をご理解いただければと思います。

<上田市長>
私も車を運転しますが、西野も雪が結構多いのですね。ミラーバーンになって、本当にスローにしないと斜めに行ってしまうという体験を私もしております。ロードヒーティングをとにかくたいておけば、それでオーケーという話かもしれませんが、今の状況の中で、環境問題、特に電力の消費をどう抑えるかということですね。経済の問題だけではなくて、CO₂、あるいは省エネという観点からいいますと、慣れなければいけないというか。文化として雪を受け入れるというふうにいかなければ問題は解決しないと思います。

本当に必要な所はちゃんとやらなければいけません。本当に必要な所はどこかを誰が判断するか。これは非常に大事な問題です。ロードパトロールを札幌市もやっていますけれども。現状よりもっときめ細かなロードパトロールができるとしたら、それは民間の皆さん方にお手伝いいただくということです。危ないと思う場所を発見したら、すぐに電話をいただくというシステムをつくらなければ駄目なのです。
そこで、今お願いしているのは、路線バスの運転手、バス会社に、危ないと思った所を教えてくださいという話をしています。
それから、タクシーが毎日6,000台、今は5,000台くらいでしょうか、まちじゅうを走っています。こういう方々はみんな無線を持っているのです。ですから、危ないと思った所はぜひ教えてくださいというお願いをしているところです。路線バスの皆さん方やタクシーの運転手の人たちの協力によって、できるだけ早く危ない所を発見して、そこを対処するということです。通報を受けてから1時間以内に必ず砂をまきに行くとか、まだ全部できていませんが、そういうことをして、みんなで参加して、危険を回避することをやっていくということを提案して、2、3年前からタクシー会社にも徐々に協力要請をしております。
坂道でも、のべつ危ないわけではないですね。天候によって本当に条件が悪くなることがございます。そういうときにいち早く発見して危険の回避を図っていくということです。あとは慎重に運転することで危険を回避する文化、技術を我々は持っているというふうにしていければいいなと思います。

お子さんの通学路も雪が崩れてくるということは余りありませんけれども、滑りやすいとかという問題があります。
西区の山の手小学校のPTAの方々にタウントークで提案していただいて始まったのが砂まきです。ペットボトルに焼き砂を入れて、「危ない」と思ったらみんなでまきましょうということを始めております。その砂はどこに置くのかということですが、砂置き場にしていただくということでいろいろな方に協力をしていただいております。
一番人が集まりやすい場所はどこかというと、コンビニエンスストアです。まさに皆さんが非常に便利でということで使っておられます。今、札幌市内に900店舗から1,000店舗ぐらいございますが、そのうちの大体800店舗ぐらいのお店には、砂を入れたペットボトルを常備していただいている。もちろん札幌市がつくって置かせてもらうわけなのですが、そういう場所をつくっております。また、金融機関の銀行や信用金庫にも置かせていただいております。「危ないな」と思ったら、そこにスススッとまくのです。自分が滑ったら、「ここは危ない」ということでまいてもらうという市民参加です。みんなで「自分が危ないと思ったら人も危ないと思うだろう、では、次の人のためにやっておこう」といういい協力関係というか、参加して、まいた人も意識を高めていく。砂を置いてあげようという善意のお店の方々も「お客さんが滑らないように注意していこう」と。こういう人間関係、ネットワークをどんどんつなげていくということによって、冬の暮らし方のありようが変わります。

しかし、それは冬だけではありません。そこで協力した人は、夏も協力できるのです。防犯とか、ごみが落ちていたらみんなで拾おうとか、そういう意識にまちじゅうがなってくれることを私は願っています。冬の協力関係のネットワークがまちづくりに大いに役に立つ。冬があるからこそ、雪があるからこそ、このまちは人々を信頼し、お互いに助け合っていくという精神を築き上げていく材料にしていただける。恵みの雪なのです。雪は天からの贈り物だと私どもが捉え返して、このまちでみんなで育っていきたいと思っているところでもございます。

<司会(吉田さん)>
今、お話の中でタウントークという言葉が出てきました。現在行っているふらっとホームの前身です。ふらっとホームもそうですけれども、皆さん方からのいろいろな提案とかアイデアをこうやって直接市長と話す中で取り入れられることもあるということで、大いに役に立っている例だと思います。
今、市長がお話しされましたけれども、予知ができないと事故が起きます。そういった意味で、今言われたバスとかタクシーからの情報をどうやって伝えるかという重要性について市長からお話があったのですが、それ以外にも何かお話があれば、一言お願いできたらと思うのですが、高橋雄介さん、よろしいですか。

<高橋(雄)さん>
半分納得、半分不安というところです。確かに我々市民が気をつけていればいい話です。しかし、これから高齢化が進んでまいりますので、注意力もどうしても散漫になっていきます。ですから、市長のおっしゃることもよく理解しているつもりですが、最低限、ロードヒーティングの撤廃を少し鈍化させることができないか。今、いろいろな資料を調べますと、年に10カ所前後ずつ減らしているということです。そうなると、注意力だけでそれをカバーできるかという不安や疑問があります。確かに我々の注意力も研ぎ澄ませていかなければなりませんでしょうけれども、一方で、最低限、現状維持ぐらいは財政の補助ができないのかと思います。

私が聞いている限りでは、新聞に載らない小さな事故が多発しているようです。つまり、ミラーバーンになりますからスピードを出しませんので、一気に車が大破することは余りないのでしょうけれども、バンパーをぶつけたとか何かをぶつけたという程度で新聞に載らない。警察沙汰になっているかどうか分からないぐらいの事故は逆に増加していると聞いています。現状からさらに撤去していくというのはどうかと思います。

<上田市長>
上田市長多分、場所の選定の問題だと思うのです。重要度ということが大きなポイントになるかと思います。必要だからつくったのですけれども、運転に習熟していただければ何とかなるのではないかと考えられるような所を選定して、少しずつ縮小していっております。先ほど吉岡区長からご説明させていただきましたように、年間30億円ぐらいのお金が更新費用にかかってくるのではないかという恐ろしい話が今あります。そこら辺のバランスも考えながら、ご心配の超高齢者社会に向かって、冬道の安全性とはどうあるべきかということについては大きなテーマとして一緒に悩んでいきたいと思います。

<司会(吉田さん)>
なかなか難しい問題です。お聞きしたところ、南区はロードヒーティングが102ぐらいあって、市全体が500幾つです。南区は結構ウエートがあるのですが、何せ南区は広いですから。この問題は今後の大きな問題だと思います。

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