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ホーム > 南区の取り組み > ふらっとホーム2012in南区 > 地域における「保健・福祉・医療」のあり方(2)

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更新日:2013年2月1日

地域における「保健・福祉・医療」のあり方(2)

<司会(吉田さん)>
話を変えまして、南区は、高齢社会に突入しております。そこで、これから3名にお話をしていただきたいと思います。
まずは、野口さんからお話しいただけますか。

<野口さん>
今も話に出ましたが、健康ということで大事なのは食になると思います。食に関しては、個人の農家の人が実名を出して販売することによって、例えば、農薬をちょっとやめてみようという工夫が始まったりしています。僕が子どもの頃は、そんなことは余り関係なく食べていたのですが、僕らの世代からアトピーが出始めています。地球汚染がすごく言われていますけれども、そういった反省のもとに、今はクリーンな方に向かい始めたと思うのです。それは、個人が輝く時代というところに結びついてくると思うのですが、個人個人がいろいろな意識を高めることで、免疫力を上げるということにもつながってまいります。食の汚染もクリーンにしようということで、北海道でもすごく進んできていると思います。それと同時に、我々も、元気にモチベーションを上げるために、例えば、朝早く起きて運動しようとか、これは間違いなく健康になると思います。
僕も中年期に入りましたので、朝にちょっと汗をかくぐらいまで運動をするようになりました。そうしたら、非常に調子がよくなりましたが、続けるのが本当に大変です。
そこで、インターネットやさまざまなメディアの映像で、例えば、朝、公園に出てくることができなければ、モニターがあって、インターネットで映像を見て、では一緒にやってみようだとか、個人個人みんな働いている時間もさまざまでしょうから、ダウンロードをして自分の好きな時間に見られるような状態にすることで、年をとっても一人でも暮らせるような状況になると思います。
ダニエル・ピンクという人が書いた「フリーエージェント社会の到来」という本を今年読んだのですが、アメリカでは、インターネットでいろいろな仕事を受けたりして、労働者の25%ぐらいの人たちが家で働き始めているという現象が起きているそうです。
そういった意味で、もしかすると、日本でもそういう予兆が出てきているのかなと感じております。そうなってくると、地域にいることも多くなってきますので、雪かきができるとか、地域の安全性みたいなものもつくっていけるのかなということを少し考え始めている状況です。

<司会(吉田さん)>
ありがとうございます。引き続いて、高齢者への支援ということで、山遠さんからお願いします。

<山遠さん>
高齢化社会に向かって、皆さん、障がいを持ったり、車いすの方も増えてくると思うのです。たとえ障がいがあったり、車いすであっても、一人で出かけられて、楽しく過ごせるようなところに行きやすくするために、例えばまちに行くときにも、バスとか電車に車いすでも乗れるような車両ですね。今、そういう改良もだんだん進んできていますけれども、ますます、そういうものが必要になると思います。
そして、お年寄りも、若い人ももちろんですが、コミュニケーションがとれる場所や施設、例えば軽食とかカフェとか、いろいろな人が集まって過ごせるような場所が行きやすいところにもっともっとできると、元気な高齢社会になるのかなと思います。

<司会(吉田さん)>
ありがとうございます。引き続きまして、久保さんからお願いします。

<久保さん>
私どもの班は、今、平均年齢が70歳を過ぎているという本当に高齢者だけの地域になってしまったのです。ご夫婦そろっているところが半分いないという状況です。
今、うちの女房も町内の婦人部長をやらせていただいていますが、24世帯を毎日は回ることができないけれども、1週間に一遍は回ろうということで回って歩いております。高齢者ですから、これから冬期間に入りますと、表に出て運動するといってもなかなか厳しいです。大きな声で笑うこととしゃべることが大事な健康法なのだということをテレビか何かで見たと思うのですが、それを実践しております。一軒一軒回りながら、おじいちゃん、おばあちゃんと大きな声で話しながら、大きな声で笑いながら、1週間に一遍は顔を見るために訪問しております。
これからの社会は、向こう三軒両隣ではないですけれども、こういった交流や対話が大事になってくるのではないかと私は感じております。

<司会(吉田さん)>
ありがとうございます。3人のお話につきまして、上田市長からお願いします。

<上田市長>
上田市長高齢社会ということで、65歳以上を高齢者と言っているのですが、札幌の場合はもう23%ぐらいになっているのではないでしょうか。今、4人に1人は65歳以上という時代に突入しつつあるところです。反対に、子どもの数が少なくなってくるという時代です。だんだん逆ピラミッドになっていくという社会になるわけですので、若い者が高齢者を大事にしていくということだけでは全然済まない社会になってまいります。
そこで、元気高齢者ということで、高齢者同士で仲間を見守ったり、声をかけ合ったり、コミュニケーションを取り合うということが本当に大事な時代になってきていると思います。そのきっかけをつくっていくのが行政の仕事だと思いますし、まちづくりセンターは、まさにそういう活動ができる場所として、人々のいろいろなネットワークの起点や拠点になるためにつくったわけですが、これだって87カ所しかありません。ですから、それだけで役割が担えるわけではないので、先ほど山遠さんがおっしゃっていたようなコミュニティカフェや地域の中にあるお茶飲み場というのは、今、札幌で200軒ぐらいあるのでしょうか。いろいろな情報を交換できるということで、意欲的な方々、特に女性が起業をして、自分たちでつくっていこうということをやっていらっしゃるのです。
こういうコミュニティカフェの連絡会のようなところとまちづくりセンターがネットワークを持ち、いろいろな人がいろいろなところで集まることができるような場所づくりを進めているところです。
それから、子育てサロンがあります。これは、子育てに悩んでおられるお母さんたちがネットワークをつくろうということで、民生児童委員の皆さん方にお手伝いをいただいたりして、常設のコミュニティサロンや子育てサロンがたくさんできるようになりました。そういうところに、自分一人で子育てに悩んでいて、孤立感があるというお母さんたちが集まって、情報交換する、友達づくりをするということを今やっています。これは、札幌はとても進んだ政策をとっているのですけれども、この高齢者版のようなものをつくっていくとか、1週間に1回なり、月に2回なり、どこどこの会館に集まれば、10円か20円のお茶代だけで、そこに行くとだれか友達がいるというような居場所づくりとか、そういったことも含めて、今、みんなで地域づくりをやっていきたいということを、企画、議論しているところです。
ぜひ、お互いに声をかけ合って、引きこもらないで、笑い合えるような場所づくりを一生懸命やっていきたいと思っております。区役所やまちづくりセンターに行きますと、いろいろな情報がありますので、そこから情報をとっていただいて、活動できる人がたくさんできるようにお願いしたいと思っているところであります。

<渡部副市長>
役所がかかわっている集まりの場所もありますし、コミュニティは実は今市長がお話ししたようにたくさんあるのですが、まだまだ知っていただけていないというのは、我々の努力不足かなと思います。
先ほど、がんで脅かすような話をしてしまったのですけれども、高齢者になると免疫力が落ちるのです。がん細胞というのは、自分の細胞が変化するものですから、我々の細胞は不断にがん化しているのです。それを何がやっつけるかというと、ナチュラルキラー細胞という自分たちの免疫でやっつけるのです。
私はもともと精神科医なのですが、うつ病の患者さんが入院されます。うつ病というのは、人と話したくないし、表に出たくないし、何もする気がないということで、そういうときは風邪を引きやすくなったりして免疫力が下がるのです。
ですから、久保さんがお話しになったように、笑うというのはすごく大事なことです。野口さんから、家の中で仕事する選択も増えてくるというお話がありましたが、それだけでは困るのです。先ほど言ったように、雪かきに出てみるとか、地域のまちづくりに参加してみる。要するに、何が言いたいかというと、人は1人ではだめだということです。やはり、だれかと話して、だれかとつき合う、そういうことによって人間は生きているということです。
見守りにしても、人と会うのが嫌だという人もいるので、それはそれで尊重しなければいけないのですけれども、人間はもともと人の中で話して元気になっていくものですから、会いたくないというときは、やはり調子が悪いのです。
そういうふうに考えていただければ、久保さんがなさっていることもすごく大事なことだと思いますし、札幌市も高齢化を迎えて、いろいろな方法で最後までサポートをしていかなければならないと思っています。

<瀬川南区長>
南区の高齢化の状況を申し上げますと、平成24年10月1日現在で、65歳以上のお年寄りが人口に占める割合は27%まで上がってしまいました。したがって、超高齢社会に突入しております。団塊の世代という方々がこれから数年で皆さん65歳になりますので、あっという間に30%を超えてしまうかなという状況でございます。
それから、南区の場合は、特に高齢者が多いということもございますが、高齢の夫婦の2人世帯と高齢の単身者世帯も10区の中で一番高い比率でございます。
そういうこともありまして、これから、単身の方々が非常に増えてくるということで、そういった方々のコミュニケーションをどうやって引き出してあげるかということが、私どもも課題だと思っていますし、地域においても課題だと思っております。
安否確認みたいなものは民生委員の皆さん方にお願いしてやっていただいているところでございますが、なかなかコミュニケーションをとれないような地域にいらっしゃるお年寄りの心をどのようにほぐしてあげるかというのは、やはり、行政よりも地域の皆さん方の方が適しているのではないかと私は感じておりますので、そういう役割分担をしながらも、行政と地域の町内会の皆さん方と一緒になって、いわゆる孤立死とか孤独死は避けていければいいかなと思っているところでございます。

<上田市長>
初めから元気がない人はいないわけで、大体は元気で、だんだん疲れてくるということなのだけれども、やはり元気なうちにネットワークをたくさんつくっておくことがとても大事だと思うのです。今、65歳以上の方々で、単身でいる方の60%ぐらいが集合住宅におられまして、マンションやアパートに住んでいらっしゃいます。この方々は、多分雪はねなどはしないですよね。
でも、体が動く人は、せっかく雪が降るのだから、一緒に何かやろう、負担にならない程度でちょっと汗をかこうかというようなことで雪はねをしたり、出てこられなくなったら、どうしたのだろうねとすぐに様子を見に行けるようなことができたりすれば、みんなで仕事を分け合って、ちょっとした社会貢献を続けられるまちになると思います。
一軒家のお宅でも、障がいを持っておられる方やご高齢の方だけで住んでおられる方は、福祉除雪といって、周りの人たちがサポートさせていただくという制度があります。何も、ご高齢者がそれをやってはいけないわけではなくて、力がある方は一緒に何かやろうと頑張っていくというか、そういうものに広げていくことができればいいと思いますし、札幌にはいろいろな財産がありますので、試みとしてもいいのかなと思います。

<司会(吉田さん)>
先ほど市長がお話しされたように、今の高齢者と言われる方は、今日参加されている方も、高齢者と言われたら「失礼な」と言うくらいお元気な方が多いですから、区長が言われた27%も、さまざまな人がいるということで、区や市でもいろいろな場所をこれから用意しているということを伝えていくことも大事だと思います。

<大崎さん>
対話の様子私の南沢第一町内会では、毎朝ラジオ体操をやっています。また、週に1回、歩こう会といって、歩いて、東海大学の談話室を借りて、途中でそこに行って話したりしています。
うちの町内会は役員や町内会の皆さんの協力を得て、高齢者マップをつくったのですが、確かに高齢者はすごく多いです。そして、ひとり住まいの一軒家がすごく多いのです。
そこを5班に分けて、班長をつくって、その班長の下に我々も参加して、どんどんひとり住まいの人を引っ張り出そうということで、まず一泊旅行を一回やってみようと考えております。
何人でもいいというところからスタートして、最低10人は何とかなるだろうということで笑いながらやっていますが、そうやって広げていこうと思っています。
この間、ふれあいサロンがあったものですから、そこへ出てマップを配ったら、ほかの町内会でもつくってくれという話になりました。それで、私も老人ですけれども、老老介護をみんなでやろうよというかたちで今進めています。

<上田市長>
本当にブラボーという感じですね。まちでいい活動をされて、広まっていくことがとても期待できる内容だと思います。雪はねについても、手稲の道工大の学生によるボランティアが始まりました。それが、東海大学に広がったりしました。そういういろいろなところのいい事例がありますし、うちもやってみようと思えるものがどんどん広がっていっているのですが、今の大崎さんのお話は、全く理想的なコミュニティづくりだと思います。
裸のつき合いをする、お風呂に一緒に入った仲というのは、何でも心が開くみたいなところがありますので、すごくいいなと思います。

<司会(吉田さん)>
ありがとうございました。

 

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