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更新日:2011年2月24日

参加者との意見交換

岩淵さんの写真藤野地区町内会連合会 環境副部長 岩淵さん
藤野本通町内会の岩淵弘義と言います。
藤野地区まちづくりビジョンとしましては、緑と花を掲げておりますので、その具現化に向けて、藤野全地域に花いっぱい運動を展開していこうということで、平成13年に花いっぱい運動推進委員会というものが藤野に設立されました。
花いっぱい運動をどのように展開しているかということについてこれから触れたいと思います。国道230号がありますけれども、そこには三つの町内会がかかわっております。その三つの町内会が互いに密接な連携を図りながら、現在、国が進めておりますボランティアサポートプログラムという施策があるのですけれども、それを採用しまして、国道230号を管理している北海道開発局、それから、札幌市の南区、地域住民、この三者が連携協力して実際に花いっぱい運動に取り組んでおります。それに取り組んで、現在で2年目になります。実際に日常活動をどうしていくかということになったときに、花は生き物ですね。やはり、花の手入れをしなければならない、それから、水やりをしなければならない。これは日常活動として大変必要になります。そこで、地域住民のボランティアを募集いたしました。藤野全体に募集をしましたが、70名近い方が応募していただきまして、国道230号線の植樹升につきましては、一人一升運動という形で展開して現在に至っております。
二つ目は、園芸講習会を年2回開いております。今年は、各家庭で出る生ごみを段ボールを使って肥料化していく、これはごみの減量化につながるのではないかということで声をかけましたら、町内の方が随分おいでになりました。自治会館でやりましたが、120名以上の方が集まり、会場に入り切れないぐらいで、町内の方々は大変そういうことに興味、関心があるということがわかりました。
三番目に、札幌市も財政が大分厳しくなってきます。そのため、市から花の苗を寄贈されるわけですけれども、その数もどんどん減っていっております。そういうことを考えていった時に、町内全体の花いっぱい運動を推進しようとすれば、花の種から苗を自分たちで育てていく、そして、藤野全体を花いっぱいで潤いのあるまちにしたいということを考えました。最初に、花の種から苗づくりの実技研修ということで、対象は各単位町内会の環境部長さん方に集まっていただいて実技研修を行ってきました。
この研修には、札幌市環境局のみどりの推進部の方が非常に協力的で、講師になっていただいて実施いたしました。実際に講習を受けた方は大変喜んでおりました。自分は種などをいじったことがない、土などをいじったことがない、それが自分の手で花の種を植え、苗を育てる、そういうことに大変興味を持っていると感じました。これからその輪を広げたい、このように考えております。
それから、四つ目には、ガーデニングコンテストをやっております。
これは、今年度で第6回目、6年目になりますが、応募制をとっております。昨年は120点の作品が集まりました。皆さんに大変協力していただいております。
第1次審査は写真審査、第2次審査につきましては、専門家の方も入れまして、第2次審査をクリアしたものを現地審査ということでその場所に出向いてやっております。応募の対象につきましては、三つの部門で行っておりまして、家庭、職場、商店、それから路線の植樹升も入れております。
植樹升がある歩道にごみを捨てる人が少なくなりまして、歩道がきれいになったということが一つです。それから、体の自由のきかなくなった高齢の方とか、マンションにお住まいの方、散歩する方が植樹升の花を見るのが楽しみだということで、そういう輪が広がってきております。
これからの活動としては、夢のある活動をしたいというふうに考え、学校との連携を考えております。学校との連携というのは、地域の大人と子どもたち、生徒たちが一緒になって花の種から苗づくりをしていくようなことが一つです。それから、苗植えも地域の大人と学校の生徒たちが一緒にやっていく、そういうふうに社会に貢献する体験学習の場を子どもたちに与えていきたい、それが次世代につながる情操豊かな心を育てていくことにつながるのではないだろうか、そのように考えております。

<市長>
どうもありがとうございました。
お話を聞いていると、やはり藤野は豊かなすばらしい自然条件があるわけであります。そこで花を中心にまちづくりをしていこうというのは、本当に素晴らしいお話だというふうに思います。
一人一升運動ですが、西区などで始まっているのはアダプトプログラムと言うのです。養子というのをアダプトと言いますが、自分の子どもと同じように、任せられたその部分はきれいにしていこうという活動をやっているところがございます。そういう意味合いで、自分に任された植樹升を皆さんが自主的にボランティア精神できれいにしていこうということでやられるのは、とても刺激的で、また、やりがいもあり、とても素晴らしい活動だというふうに私は思いました。
それから、学校との連携というのも本当にとても大事なことであります。今、教育委員会ともお話をさせていただきながら、学校では必ず温室みたいなものがあるのですね。そこを使わせていただいて、プランターに種を植えて、そして、苗づくりをしていくようなことも実践的にやっているところもございます。
この問題は北区が先進的な取り組みをしておりまして、小学校の生徒たちがそれを手伝い、5,000株の苗をつくって、それが一定程度大きくなったら今度はまちに出して、そして、大人とみんなでまちの中で花を咲かせていこう、こんな取り組みをされているところもあります。
やはり、これがどんどん広がるように、いいことをやっていれば、それをどんどんまねしていくということが私は基本だと思います。まねをしているうちに、自分たちはもっといいことができるという発想が出てきます。いいことをやったら、誰が先にやったか、誰が後にやったかということではなく、とにかくみんなで広めていこうという気持ちを持つことがとても大事なことだというふうに思います。そして、そこで工夫されたことが、また人にまねされる、また、自分たちもまねされるようなことをやろうではないかという意欲がどんどんあちこちでわいてくることを私は期待したいと思います。
そんな意味で、私は、今の岩淵さんのお話をお聞きしながら、まちづくりでみんなが頑張れる仕組みを、花を媒介にしてつくり上げていっていることについて本当にうれしく思ったところであります。

児玉さんの写真藤野地区社会福祉協議会 事務局長 児玉さん
藤野地区社会福祉協議会事務局長の児玉と申します。
藤野地区は、人口が約2万人、世帯数が8,000世帯、これを平成8年と比較しますと人口に余り変動はございません。ただ、世帯数は確実に増えております。それだけ、高齢化が進んで核家族化が進んでいるのだなと実感しております。
我々が一番関心のあるところは高齢化率の進度でございます。どれぐらい高齢化が進んでいるのか、数字を拾ってみますと、既に30%の高齢化率です。高齢化が進むと同時に、高齢の独居世帯も増えてくるということで、地域のきめ細やかな見守り活動等々が非常に必要になってくるのだろうというふうに考えております。
当地区の活動の歴史は、まず平成2年から始まっておりますので、相当の歴史を踏まえておりますから、常に藤野が福祉活動の先進地であるというふうに受けとめられております。しかし、現実は、そんなに簡単に福祉活動が軌道に乗るものではない。そこで、いずれは我々も年をとっていくのだから、お互いに助け合おうではないか、目指すところは向こう三軒両隣であるというふうに思います。
福まち活動の役割として、地域住民の全体にかかわる福祉問題につきましては、やはり地区社協事務局がある程度皆さん方の指導的立場の旗振り役で今日まで来ております。財源の問題でございますけれども、藤野地区の特色として、住民1世帯当たり70円を負担していただいています。連合町内会の中の福祉活動予算というのは、以前は連合町内会の方から助成金をいただいておりましたけれども、平成2年から始まった活動の中で、今日の1世帯70円というのは非常に重要な財源です。それはなぜかといいますと、住民がちゃんと福祉活動に70円出している、1カ月にしたら6円何ぼですけれども、これは福祉活動の意識向上のために非常に重要であるというふうに考えております。
具体的な面で触れてみたいと思いますけれども、ふれあい交流事業は、この広い藤野地区において皆さんでいかに十分な知恵の出し合いをするかということで、「いきいき教室」というものをブロック別に設けております。「いきいき教室」というのは、お年寄りが閉じこもって外へ出たがらないのを、皆さん、支援者、協力員の力を借りていかに外に引っ張り出すかということをやっております。これは、各町内会活動において十分に行われている面もございますけれども、藤野地区全体の福祉の向上のためには、まず指導的な立場、モデルとして「いきいき教室」を展開しようではないかということで、今年度で第5回目を迎えております。「いきいき教室」に参加したお年寄りの方々は、ほんの一部ではございますけれども、やはり参加してよかったという声が多くございます。
「いきいき教室」は、既に皆さんも実感していると思いますが、いかに介護保険にかからないようにした生活をするか、そのためには、やはり介護予防という点が非常に重要でございます。介護予防のために、既に町内会ごとに、例えば、筋力トレーニングとか保健師の健康指導などがございますし、また、老人クラブ等の集まりの中で血圧測定なども行われておりますが、この「いきいき教室」が一つのモデルになりまして今日まで介護予防センターの力を借りてやってございます。
今後の課題といたしましては、私も役員をやって非常に長うございまして、もういいかげんにリタイヤでございますけれども、やはり、若い人、新しい感覚の福祉活動にこれからどんどん力を入れていかなければいけないのだろうというふうに考えております。
いずれにいたしましても、人材の確保、リーダーの確保が非常に重要だというふうに考えております。

<市長>
児玉さん、どうもありがとうございました。
福まちの活動で概要をご説明いただいた上で、今、どんなことに取り組んでおられるかということをよくご説明いただいたように思います。
その中で、私は、「いきいき教室」というのがとても素晴らしい活動だなというふうに思っております。要するに、うちに閉じこもらないように、何とか外で活動できるように声かけをして、お誘いして、無理のない野外活動をしてみると。介護予防とか難しい課題はありますけれども、地域の方々が仲よく健やかに生活できるようにと活動をされているのは、ネーミングもまた「いきいき教室」と、とても素晴らしいというふうに思いました。
今、そのお話を聞いていてちょっと思い出したのですが、東区は、スポーツといいますか、健康づくりの活動がすごく盛んなのです。やっておられることを聞きますと、歩け歩け運動なのです。やはり、家に閉じこもらないように、お年寄りの方々も短い距離でもいいから一緒に歩いてみようということで、声かけ、誘い合いをやって進めておられます。全然、歩くことができなかった方も2カ月ぐらいでみんなと一緒に歩けるようになったというような報告をたくさんちょうだいしておりまして、私も東区に行って歩くことの大切さを学んできたのです。
特に、この環境のいい藤野という土地柄は、いっぱいの緑を目にしながら、メンタル的にもとても高揚できるといいますか、癒しを受けて、そして自信が持てる土地柄であると思います。そういう条件を十分に生かし切って「いきいき教室」がこういう形で展開されるというのは、大変素晴らしいことだというふうに思っております。
山鼻にある曙小学校というのが廃校になっていますが、あそこも、あるNPOの方が活動の拠点として使われてお茶の間というのをやっているのですね。何もないのですが、ちゃぶ台と、お茶を自由に飲むことができる場所をつくっております。一人ぼっちにならないで、友達がいなくても、そこに行くとだれかかれか話し相手がいる。そういうふうなやわらかな連帯といいますか、何曜日に来なければいけないとか、何曜日は当番だから行かなければならないというのではなくて、ふらっと立ち寄ってみる、そうすると、自分でお茶をついで、ずるずると飲んでいるうちに、だれかがまた来た、人の顔を見ているうちに、このごろどうだいとか、天気がいいねというような話が自然にできるということが、その地域のとてもすてきな人間関係を構築していくのに役立っているというお話がありまして、そんなことをNPOの活動として実践されているところがあります。
人材確保という目標はあるかもしれませんが、若い人と一緒に何かやろう、何か一緒に感動しようという気持ちで大人たちも心を広げて声かけをしていく必要性を、今のお話をお聞きしながら感じたところであります。

伊藤さんの写真藤野地区青少年育成委員会 会長 伊藤さん
当地区の青少年育成委員会の会長をやっている伊藤でございます。よろしくお願いしたいと思います。
子どもを見守るのは、子どもではなくて、やはり大人が見守っていかなくてはならないということです。平成16年度に、南区が提唱しておりました地区みんなで子どもを見守ろうということに連動しまして、藤野地区でも子どもを見守る運動が開始いたしました。けさも腕章をした方があちこちに立って、危険な箇所にずっと目を凝らしていたり、横断していく子どもたちに押しボタンのついた信号を押してあげたりというような風景が見られておりました。
現在、中学校の健全育成推進会の活動として推薦されている見守り活動ですが、趣旨は、藤野地区に不審者が入りづらいまちづくりを目指すことが一つ、もう一つは、だれもが今日からでも負担なくできる活動であること、この二つを主眼として藤野地区で発足したわけです。
よく組織化の活動であると、とかく会長さんはだれで、活動するための事務局はだれでということをいろいろと考えますが、そうではなくて、腕章を持ったその日から活動できる方法がないかというようなことで、相当、南区からも助言をちょうだいしまして、これは新しいやり方だなというふうに思っております。
今やっている方法を全部が全部ご理解をいただいているというふうには私も思っておりませんが、しかしながら、毎日やることによってそれがわかっていただけるかなというふうに思っております。それは、自分が主体だということですね。ボランティアの主体は自分であるということです。ですから、自分の時間を有効に活用していただく、しかも、自分の意思でということが大前提になるわけです。
今日も、自動車のフロントにパトロールと書いた、私自身もそうやって乗っていますが、それから、お母さん方も自転車で買い物するときもつけています。それから、犬の首輪につけて散歩したり、自分が腕章をつけたりするという活動をやっております。
具体的な活動を申し上げますと、子どもたちの登下校の時間帯に腕章をつけて見守ることが主眼でした。それから、子どもが助けを求めてきた場合に対応する。それから、不審者、変質者が出没した場合にも対応する。対応の仕方についても、ただ腕章をあげたのではなく、変質者と会ったらどうする、不審者と会ったらどうしますかということがプリントに書いてありまして、それを読めば腕章をつけての活動ができますということで手続をしてありますから、投げっ放しということはないです。それを見て各自で活動をしていただいているのが現状です。
今後の課題としては、もうちょっと学校と仲よくしたい、いわゆる連帯を組みたい。学校からの最近の連携というのですか、しましょうという手が差し伸べられている様子が出てきております。一つは、藤野地区でセーフティー情報というのが学校から流れております。全市的に見ますと、ご存じのように、そういう事故というのは皆無に近い。特に藤野地区というのはそうです。それから、子どもたちの非行の問題についてもそういうことが言われております。でも、安心していたらやはりだめだと思うのです。そんな意味合いで、現在の活動をもっと活発化させていただきたいと思いますし、そういうふうに持っていきたいというふうに思っております。町内会と学校、それから学校関係については、先ほど言っておりました中学校区の健全育成推進員会を軸にして、そして、私たちがお手伝いをしながら頑張っていきたいというふうに思っております。よろしくお願いしたいと思います。

石村さんの写真藤野地区町内会連合会 青少年部長 石村さん
藤野地区の青少年部長をやっている石村です。
ふるさと藤野子ども会議ということで、ここで実施しております。これは、2年前の平成16年に、藤野開基120年、連町35年の記念事業の一環として始まりました。子どもたちにとって、自分たちの全生活を託して住んでいるこの藤野はかけがえのないものであるということから、次の時代を担う子どもたちが豊かに学び、体験し、健やかに育つことができるまちづくりを目指して、地域と学校が連携した取り組みを推進していこうではないかということで始まりました。
4校の発表をいただきまして、私が感じたのは、宝というのは、藤野地域が宝であって、人間が宝、人間が自然環境をつくるということを子ども会議で考えさせられました。これから、自分たちの立場でやれることを一生懸命やっていかなければならないのではないか、また、やることがこれからの藤野の宝になるのではないかという感じを受けました。
子ども会議の内容を受けまして、郷土を誇るふるさとの子ども会議ということで、子どもの視点からまちづくりへの提言と、藤野の宝を探して自慢できる藤野として将来展望に立って観察し、考えている主張が多かった。そして、こうした子どもの声、素直な見方、考えを私大人はどう受けとめ生かしていくのか、これがこれからの大人の役割ではないか、今一度、子どもの主張について考えてみたいと。また、この子ども会議での発表は、学校とは違って、普段やっていない地域の人たちへ、要するに大人への発言であって、人の前で発表できるということはかなり勇気の要ることですから、発表したことによって自信を持てたのではないかと思います。このような機会を多く持って、住民の交流を深めていき、また、まちづくりに私たち大人が頑張っていかなければならないのではないかと思います。
そして、すべての子どもは、未来へ、世界へと羽ばたく可能性に満ちており、そうしたものを抱えている存在です。私たち大人が、子どもたちの環境をつくり、子どもたちが住みやすく、また、主張していく内容を受け入れながら、どう子どもと大人が交わっていくかということが大切ではないかと思います。そういうことも含めて、これからの子ども会議にも注目しながら、いろいろな形で持っていきたいということが今の連合町内会の役員としての考え方です。

<市長>
伊藤さん、石村さん、どうもありがとうございました。
一昔前までは、青少年問題というのは、子どもの非行の問題を中心にいろいろな取り組みがなされていました。私も弁護士を25年やっておりましたけれども、その大半が少年非行で、その背景を正すための子どもの権利だとか、大人のなすべきことだとか、そういったことについていろいろな運動を展開してきたわけであります。しかし、最近は、どこに行っても、子どもの非行ではなくて、子どもが被害者になってしまう、それをどうやって予防するかというような活動が本当に多くのところで取り組まれております。今日のお話も、青少年非行の問題もちょっとはありましたけれども、大部分は子どもをどうやって見守るか、犯罪の対象にならないようにするかというなお話だったというふうに思います。
今、伊藤さんからもお話がありましたように、見守り活動というのが非常に大事な、あるいは、それがうまく地域社会の連帯感をつくって、そして注意をし合う、気にかけ合うというようなことが取り組まれていることは非常に素晴らしいことだと思います。これは、子どもの事故をなくすという意味合いはもとより、大人が地域を形成していくための地域力といいますか、みんなで連帯感を持っていく、そんな活動につながるということがとてもすてきな運動として、あるいは、多くの方々がそれに参加しやすい、そして参加してとてもよかったというふうに思える、多くの方に受け入れていただける、そんな活動として今あるのではないかと思っております。
特に、学校との連携ということですが、石村さんのお話の中にもありましたけれども、大切な視点として取り上げられていることは、私は素晴らしいことだなというふうに思います。今までは、どうも学校は学校、町内会は町内会、地域は地域というふうな形になりがちだったものを、そうではなくて、学校からいろいろな情報を流してほしい、また、地域社会の中からも学校にいろいろな情報を提供していこう、地域全体で子どもを育てていこう、こんな取り組みが展開されているように思います。これは、大変素晴らしいことだと私は思います。
それから、石村さんがお話しされた藤野こども会議ですが、自慢のできることを探そうということは大変素晴らしいというふうに思います。自慢をする、それは、自分を発見をすることに通ずるものであります。私も、中学校のときに、学校の先生が一つ素晴らしいことを教えてくれたのです。それは何かというと、上田君、毎日、君が自慢できるものは何かと聞かれたときに、一つや二つは必ず言えるようにしておきなさいというふうに先生から教わりました。これは、すごい教育だと私は思います。自分で今一生懸命やっていること、努力目標はこんなことだということを言えるようにしておけと。さて、何だっけと、一日ぼうっとして生きているのも大事な時間ですけれども、何か目標を持って頑張っているという自信を自分で発見していけというふうに先生に教えていただきました。
今、学校単位で、自分たちの宝探しといいますか、宝物探し、これに取り組んでいくということは、そういう意味で、自分を発見していく、そしてもっとすばらしい何かをつくつていこう、そんなことにつながる意識を涵養していくといいますか、育てていく活動だなというふうに思いまして、私は非常にうれしいと思います。
何かがある、宝があるのに、それに気づいていないというのは、宝物を持っていないことと同じ意味を持ちます。あるものをしっかりあるのだ、これが宝なのだというふうに思えることによって、初めてその宝の価値が出てくるわけですね。それを生かしていこうという気持ちが生まれるわけであります。私は、そんな意味で、あるもの探し、そして、それはどれだけ価値のあることなのかをみんなで議論しながら、例えば、藤野の場合は、どこにもないこの自然環境の素晴らしさ、そして、適度な規模の地域社会、これはやはり、自分でこうしようと思ってもなかなかできない客観的なすばらしい宝物だと私は思います。そういうものを最大限に活用して、先人たちが苦労してこのまちをつくった、そのことに私たちは十分に感謝しながら、それを生かし切って快適な生活空間を私たちはつくっていくのだ、こんなことに結びつけることができれば、本当にもっともっと価値のある、もっともっとすてきなまちになるのだというふうに思います。
今の伊藤さん、石村さんのお話を聞きながら、子どもたちと一緒にまちづくりをしていこう、こんな大人たちの、皆さん方の意欲といったものを十分に感じ取ることができて、そういうことを子どもの権利条例の中にも書き込んでいきたいというふうに私は思っているところであります。

田保さんの写真藤野地区 田保さん
藤野に住んでいます田保カナ子と申します。
今年25周年を迎えた藤野地域に図書館づくりを進める会の事務局長をやっています。
今から20年ほど前に、私たちは藤野地域で署名活動をして、12,800筆の署名を集めて議会に持っていって、議会で図書施設をつくることを採択していただきました。けれども、その結果、何ができたかといったら、図書室です。図書室というのは、運営する機構も違いますし、お金の出てくる具合も違いますし、規模も何から何まで、私たちが望んでいたものと比べると、全く、望んでいたものの何分の一、何十分の一のものでしかないわけです。それで、20何年も図書館が欲しい、図書館が欲しいと、しつこいと思われるくらい言ってきた次第です。
先ほど、市長さんは、目的もなくゆったり来て、お茶でも飲みながらコミュニケーションをとって、友達がいなくてもだれかかれかやってくるから、そこで世間話なんかができる場所があったらいいねという話をしました。図書館は、ただ本を借りるためのだけではなくて、そういうコミュニティーの場所にもなると思います。

<市長>
素晴らしいものは広がっていくのです。しかし、時間がかかることもまたあります。優先順位とか、これも、理想形のものと、理想形のものでなければ意味がないのだというふうに決めつけるのもなかなか厳しいお話かなというふうに私は思います。
最善のものをつくるために私たちは努力をしたいと思います。しかし、最善のものができない場合に、何もやらないでいいのかという問題に常に私たちは直面しなければなりません。そのときに、最善のものはできないけれども、次善のもの、次善のものもできないときは、それよりもうちょっとレベルは低くても何とかそれに近づける、あるいは、利用の仕方によっては何とかできそうな、そんなものを開いていくということも、ある時代のある時期においてはやむを得ない選択なのかなということもやはり私たちにはあるのではないか。
あるいは、今、インターネット回線で、いろいろな図書の目録を読むことができる、中央図書館と連結することができる、そういう中で、どこにも10万冊なければならないという時代ではないという考え方もあると私は思います。ゆったりとした雰囲気の中で開架式の本を自分で選べるという状況は、確かにすばらしいと思います国会図書館だって何百万冊もあって、インターネットで調べてそこから取り寄せることができる。しかし、それでは満足できないという気持ちもよくわかります。
ただ、今、どこまでできるかということをみんなで悩みながら、ここまでは何とかできそうだ、もうちょっとできるかもしれない、そのためには、ここを我慢しなければならないという議論をみんなでしていきたい、そんなふうに思います。
今、25年も頑張ってこられたというその活動には敬意を表したいというふうに思いますけれども、そういう今の私の立場を表明させていただきたいと思います。

吉田さんの写真藤野地区 吉田さん
30秒、コメントは要りません。
先ほど、伊藤先生、それから石村さんから教育問題でお話がありました。
その中で、24日に、人生の大先輩の皆さんと藤野中学校へと、こういう孫の見学会がございます。ちょうど1年生の組に老人クラブの四、五名が行く予定になってございます。私も二、三回行っておりますが、先ほど、市長さんから言われたように、久しぶりに子どもと話をして感動したい、こう思っております。一つ、これを参考に。

<市長>
孫の学校見学会というのですか、これもすてきですね。素晴らしい取り組みだと思います。ご紹介ありがとうございます。
私は、西野中学校でPTA会長をやっていたことがございまして、そのときも、学校が地域の先輩に話を聞いてくる、インタビューをしてくるという学校の取り組みがございました。私も、親として、今どんな仕事をしているのかとインタビューに来た子どもがいまして、少しお付き合いしたことがあります。いろいろな仕事をされている方に子どもたちが直接訪ねていってインタビューしてくる。そして、学校に持ち帰って、子どもたちで議論して、面白いことをやっているおじさんがたくさんいるねと、地域のことをよく知る、そういう教育効果が発生して、とてもいい試みだったと思います。この孫の学校見学会もすてきですね。これは、きっとほかのところにはやりますよ。こういうのが、きっと全区でいろいろな取り組みが行われるような光のある活動だというふうに思いますので、ご紹介、本当にありがとうございました。

阿部さんの写真藤野地区 阿部さん
東藤野町内会の阿部喜久治と申します。よろしくお願いします。
私たちの住んでいるところのバス料金について質問したいと思っております。
私の住んでいるところは藤野3条8丁目で、バスを利用しています。定山渓行きかあるいは、豊滝行きでないと利用できないところになっております。
それから、料金が特定料金ということで、札幌市の中でも料金が高いというふうに聞いております。長い間、それに甘んじてきております。今、私は70歳を過ぎまして、おかげさまで敬老パスを利用させていただいておりまして、ありがたく思っておりますけれども、若い方はまだ高い料金で利用されているということで、市の方ではそれをどのように考えておられるのか。

<市長>
これは、地域の問題で大問題だと思いますので、区長が答えます。

立石南区長の写真<立石南区長>
区長の立石でございます。
南区というのは、本当に地域が広いものですから、バスの料金問題、あるいは敬老パス問題というのがいつも議題になります。ただ一方では、民間のじょうてつバスの方に移管して、距離に応じたバスの料金体系というのが基本的にはベースになっていることもあって、やはり、どうしても高くならざるを得ない側面はございます。
そしてまた、今、車社会でございまして、230号も拡幅され、藤野通も開通して、そういう意味では非常に交通の便がよくなって、結構、車がまた活用されるようになって、公共交通機関に乗る方も増えていく方向にはないという一面もございます。そうしますと、バスの便数も、基本的には乗客数に応じた便数という面もあるものですから、本当に難しいということが言えると思います。
ただ、確かに阿部さんがおっしゃったように、南区は総じて交通費が高いという問題はあります。これは、市としても、区としても十分に受けとめて、敬老パスの問題にしても今後改善をしていく部分もございますし、また、じょうてつの方にもその辺の実態をきちんとお伝えした上で、さらに改善できるところがあればやってまいりたいと思います。

<市長>
問題意識は、市の方も区の方もしっかり持っているということ、それから、地域住民の皆さん方の足を守らなければならないという大きな課題を私たちは抱えていることも事実でありますので、これからいろいろと時間はかかるかもわかりませんが、しっかり頭に入れて今後のことも考えていきたいということであります。

谷口さんの写真藤野地区 谷口さん
本当は二つあったのですが、郵便局がなくなるという話です。
これは、以前にも札幌市の方に電話で何度かお尋ねしたのですが、分からないというお返事をいただいたのです。郵政公社の方へも何度か連絡しましたが、外部に話す段階ではないということで断られました。当初、来年9月という予定だったのですが、話によりますと、半年早まったということなのです。
藤野の郵便局というのは、以前、無集配郵便局でありまして、簾舞が集配を担当していました。こちらの張りつき人口もふえたということで、集配郵便局として開局いたしました。それが、郵便局が民営化されるに当たって最大限の合理化をしたいという理由で、無集配郵便局になってしまうということなのです。
これは、先ほどからの高齢化の問題とも関連して、バリアフリーということもあります。公共サービスのバリアフリーという考え方からいきますと、これは、今の時代の流れの中では許されない。サービスは、拡大こそされ、縮小されることはあり得ない。何よりも大事な点というのは、政令指定都市で集配郵便局がなくなるのはここだけなのです。
私どもとしては、サービスが低下することは目に見えておりますので、それについては、ぜひ存続ということを強力に主張していただきたいと思います。

<立石南区長>
今、郵便局が廃止になるということをおっしゃっていましたけれども、藤野郵便局のことでございますか。

藤野地区 谷口さん
郵便局が廃止になるというのではなく、無集配特定郵便局ということになるのです。数名の方が窓口の業務だけを取り扱うと。土曜日の郵便の取り扱い、それから、日曜日の午前中の郵便の取り扱い、ATMの引き出し時間、これの延長等々がなくなってしまうということですね。それから、配達の際に留守で郵便局へ持ち帰った郵便などについては、南郵便局までバス賃をかけて取りにいかなければならない。翌日でいいものについては翌日の配達に回すことも可能、ただ、土曜、日曜の場合はやはり受け取れない。そういうような形で、高齢化が進む中で、大きなサービスの低下を招くことになると思うのです。

<立石南区長>
私が聞いておりますのは、藤野郵便局は小包等の集配機能がなくなる、それは、南郵便局がきちんと補完する、サービスの低下がないようにいたしますということを前提条件にして郵便局としては考えているというふうに伺っております。
ですから、例えば、小包とか何かも民間と同じように取りに来てくれるとか、そういうようなサービスも視野に入れて話されているのかなというふうに私は思っておりました。

藤野地区 谷口さん
今、区長さんがおっしゃっていることは、現状でも行われているサービスなのです。そういうことではなくて、制度としてサービスが低下する部分がたくさん出てくるということなのです。遠くから集配に見えることになりますから、雪の日等々の配達、取り集めの遅れというのは、目に見えるように明らかに考えられるわけですね。
実は、私は中央郵便局で、そっちの方の専門のことをやっていました。

<市長>
本当にお詳しいので、私もびっくりしていますけれども、やはりそうだったかと。これは、民営化法案が通って、国民が選択したことの多くはあまり語られていなかった部分が、サービス低下というふうなところで現実に我々の生活にかなり響いてくるといいますか、そういうことになりかねないということがいろいろな場面で指摘されているのだと思います。
市の基本的立場は、生活者の皆さん方、市民の皆さん方の利便性をきちんと確保することが大前提でありますので、大変難しいお話をたくさんされましたが、具体的な問題について私どもが説明を受ける立場になったときには、当然のことながら、従前のサービスが低下しないようにしっかりやってほしいということを申し入れる立場でございます。
郵便局は、これから制度が変わるというようなことで、いろいろな意味で皆さん方がお気付きになる点があろうかと思いますけれども、そこら辺も含めて、私どもにご意見を寄せていただくなり、郵便局に問い合わせていただくなり、そんなことをしっかりやっていきたいと思っているところであります。

上田市長まとめ<市長(まとめ)>
本当に時間が限られておりまして、申し訳ないのですが、南区ではいろいろな地域でいろいろな取り組みがなされていることを私も大変よく理解できたように思います。そして、皆さん方の取り組みは、素晴らしいものは必ず広がるのだというふうに私は思っておりますので、いろいろなところで南区の藤野ではこんな取り組みをやっているよというようなお話をしながら、札幌市全体でいろいろな取り組みができるように皆さん方にご協力いただきたいというふうに思っております。
最初のときに、段ボールコンポストのお話がございました。生ごみの問題で、今、定山渓温泉をモデルにして、あそこはホテルがたくさんございますので、必ず生ごみがたくさん出るわけですね。食べ物の残渣といいますか、それを集めて、コンポスト、堆肥化するというようなことを地域として取り組めないかということで、政策的にことしから取り組む方向で頑張っているところであります。ここも近いところでありますので、皆さんが関心を持たれて、ご自宅で段ボールコンポストで実験をやってみる、どういうふうになるのかなというふうに子どもたちと一緒に勉強してみる、そんなことも皆さん方で取り組んでいただければ大変ありがたいというふうに思っております。
今日は、こんなにたくさんの皆さん方がお集まりいただきまして、このまちのこと、このまちのまちづくりについていろいろお話ができたことを大変うれしく思います。
どうもありがとうございました。

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