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更新日:2011年3月30日

中島中学校の取組

1.学校と地域の様子

校は札幌の中心部を校区にかかえ、通学路にも多くの店舗が見られる環境にある。このような都会で生活している割に生徒は素朴で人なつっこいところがある。きめ細やかな生徒指導、学習指導を全校で行う体制の構築により、校内では比較的落ち着いて学習できる状況である。そうした状況をさらに向上させるための方策として、まず校訓を活かした学校づくりを大きな柱に据えている。校歌の一節を生かし、校訓「真剣 真情 真理 ~朗らかに 心をただし たゆみなく~」のもと、地域や社会から信頼される学校づくり、地域から愛される生徒像を意識し、保護者とも「協働」をキーワードとしながら様々な教育活動を展開している。

うしたことから本校では、生徒たちに最も身近にある「地域」を素材とした学習を進めている。校区には、歴史的な建造物や古くからこの地域に居住している方(本校卒業生)も多く、そうした人やものに直に触れ合いながら学習を進めてきた。その中で、これまでの地域学習が「歴史的な建造物を見る」「地域の人々とかかわる」といったどちらかといえば「単発的な学習」「受信的な学習」になっているのではないかという課題が浮き彫りになってきた。そこで、今年度は、「地域を生かした学習を通年通した形で実施できないか」「地域のために自分たちからできることはないか」という「連続性のある学習・発信的な学習」を意識した学習を実践することとした。そうした中で、札幌らしい特色ある学校教育のテーマの一つである「雪」を意識した学習を推し進めていることも有益と考え実践を行った。

体的には、総合的な学習の時間において、1学年で「私たちの生活している地域を知る~地域との交流を活かした活動」、2学年では、地域を意識した「職場体験学習」を行っている。さらに3学年では、「環境を考える~地域との交流を活かした活動」を行うなど、「地域」と「人とのかかわり」をキーワードにしながら実践をおこなってきた。その中で、身近にある「中島公園」を活用しながら清掃活動や地域のイベントなどにも積極的に関わってきている。

うした活動の上に、冬季間にできる活動として、中島公園管理事務所と連携し、特別支援学級における中島公園での歩くスキーの授業や1、2年生全員による「ゆきあかりin中島公園」のイベントにかかわる活動を行った。本実践は、スノーキャンドルづくりを行うなど、身近にある地域素材を活用しながら、地域の方々とも結びついたものである。そして、学習の様子を地域にも広くしってもらうため、学校HPや学校だより等の充実も図ってきた。

後は、学年による雪中運動会も予定されており、札幌らしい特色ある学校教育のテーマの一つである「雪」を意識した教育実践をさらに推し進めていくつもりである。

 

2.単元名

1年生/2年生[総合的な学習の時間]「スノーキャンドル作り」(2時間扱い)

「ゆきあかりGood Jobコンテスト」有志によるコンテスト参加

3.目標

たちにとって身近な場所である「中島公園」を通して、雪との関わりをもち、北国札幌らしさを体感する。また、中島公園の雪あかりのイベントに参加することで、公園の役割について学ぶ。

域に貢献する活動を通して、感謝する気持ちを育て、自己の有用感、達成感をもたせる。

4.取組の様子

ゆきあかりin中島公園2011「スノーキャンドルづくり」

中島公園を中心とした地域の冬の風物詩を作りたい」というイベントの目的に本校も「地域の学校」として参加することとした。1学年及び2学年の生徒全員が2日間にわたり、「手づくり」の活動として、スノーキャンドルづくりを行った。3~4名のグループに分かれ、スコップで雪と水を混ぜながら、バケツに雪を押しつけながら形を整え、手際良くキャンドルづくりを行った。寒さの厳しい中ではあったが、雪国に生活していることを実感できる機会であった。2011年雪まつりのメインテーマである「すべてのオンリーワンが集い輝く」を実践できたと感じている。

中島中学校1中島中学校2

ゆきあかりin中島公園2011「ゆきあかりGood Jobコンテスト」参加

信的な学習を進めていきたいと考え、「ゆきあかりin中島公園」のコンテンツの一つであるコンテストにも参加した。この取組は、参加型展示プログラムとして、応募により参加者の自由な発想で、雪のオブジェを制作しようという取組である。灯りのともるオブジェは雪まつり期間中に中島公園会場に展示、点灯され、イベント会場をさらに美しく演出するとともに、来場者に人気投票をしてもらい、最終日の獲得票数により賞が与えられるというものである。本校から有志の生徒たちが2つのブロックに分かれ、2m×2mの区画に素敵なオブジェを制作し、1、2年生全員で作成したスノーキャンドルとあわせ、雪景色の中で幻想的な空間を作り出すことができた。

5.研究のまとめ

域との結び付きを意識した学習を実践することで、「地域を愛する心の芽生え」を感じることができた。多くの生徒の事後の感想からも、「人との関わり」に触れたものが多かった。また、北国で生活していることを「雪」を通して実感しつつ、雪まつりという大きなイベントにも参加し、多くの観光客や地域の方々からも自分たちの取組を評価していただく機会を得たことは、生徒一人一人にとっても貴重な体験であったと感じている。また、見学者として参加した生徒が、会場の幻想的な雰囲気を醸し出す上で、自分たちが果たした小さな役割を感じる機会を得ることができ、自己の有用感や達成感を感じるよい機会であったと確信している。


 

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