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更新日:2011年3月24日

 

柏中学校の取組

1.学校紹介

本校は、豊平川の河畔に位置し、歴史と伝統のある山鼻地区の住宅地を校下にもつ学校で、保護者はもちろん、地域の皆様の教育への関心も高く、日頃より本校の教育活動に対して、御理解と御協力をいただいています。本校の生徒は、体格はほぼ全国平均に近く、健康状況も良好であり、体力面では敏捷性に優れています。

2.取組・研究の目標

柏中学校の教科会の様子

成22年度に出された『札幌市学校教育の重点』では、札幌としての地域特性を生かした教育の重要性が示されており、スキーは札幌らしい特色ある学校教育の推進のテーマの一つである「雪」に関わる学習活動として、「雪」を楽しみ、「雪」を克服して、冬を元気に過ごし、たくましく成長するための活動として位置付けています。

スキーは、冬期間における貴重な運動機会であり、子どもの体力向上という面からも大変価値あるものです。また、スキー学習は市内の全ての小学校で実施されており、体育学習の一貫性という点からも中学校において実施することが望ましいと考えています。

平成24年度から新学習指導要領が全面実施となり、保健体育の授業時数が増加となります。本校では、これを機に、平成23年度における1年生からスキー学習を再開することとし、現在、調査、計画、関係機関との調整等の準備作業を行っています。

3.再開に向けての課題について

本校のスキー学習は、平成14年度から保健体育科の年間授業時数の削減や、保健体育科教員の減員などの事情により、実施を中止しました。そのため、スキー学習の実施に向けた課題も多数あります。まず、校内の教職員の理解を得ることが必要です。スキー学習の実施は、時間割だけでなく、学校全体の行事予定にも深く関わってくることから、全校体制でのスキー学習に対する理解と協力が必要不可欠です。他にも、スキー場までの移動方法やリフト券の購入、これらに関わるの集金方法やスキー学習当日の欠席生徒への対応、保護者への説明方法、何より子どもたちにとって価値のある学習とするための具体的なスキー学習の進め方や学習目標と評価の関わりなども大きな課題といえます。

また、スキー場でのリフト代金、移動手段の貸切りバス代、万一に備えるための保険料など、保護者の経済的負担も大変大きな課題と考えています。さらに、スキー用具は子どもたちの成長に伴い、買換えも必要となりますが、安価なスキーレンタルやスキーリサイクル等の活用についても検討していく必要があります。

4.指導者の確保について

生徒の実態として級を持っている生徒から、初心者で、リフトに乗ることが初めての生徒までいると考えられます。スキー学習の授業形態は、習熟度別グループによる学習が適切です。そこで、事前にアンケートをとり、グループ分けを行う予定です。また、スキー学習における指導内容はグループで差がありますが、いずれのグループにおいてもできるだけ滑走時間を長くし、子どもたちがスキー本来の楽しさを味わうことができるような学習を行いたいと思います。

ここ数年における本校の学年毎の学級数から考え、最低でも4グループは必要でありますが、体育科教師の現状人数では不足しており保健体育科以外の指導員等により、指導補助を行う人員を確保する必要があります。来年度においては市のスポーツ部が主管する「スキー学習支援事業」により、札幌スキー連盟所属のインストラクターの複数派遣を受けたいと考えています。

5.保健体育科の年間指導計画について

平成24年度に全面実施される学習指導要領解説保健体育編においては、「内容の取扱い」の中で「自然の中での遊びなどの体験が不足しているなど、現在の生徒を取り巻く社会環境の中では、自然とのかかわりを深める教育が大切であることから、諸条件の整っている学校において、スキー、スケートや水辺活動など、自然とのかかわりの深い活動を積極的に推奨しようとするものである。」と記されています。

保健体育科の年間総時数90時間において、スキー授業実施に伴い、年間実施予定の教材配列の再検討が必要になりました。各教材の時数調整と学習内容の精選を行うことで教育課程上の位置付けを明確にしていこうと考えています。

6.取組・研究のまとめ、成果

保健体育科では、【雪に関わる学習活動】とは、【「雪」を楽しんだり、「雪」を克服したりする活動】としてとらえ、スキー学習の実施によって、より大きな教育効果を見いだせるよう、学校実態に応じた協力体制づくりや保護者の理解を求める方法などを確立しながら、スキー学習の実施に向けた具体案を示していきたいと考えています。

今回のスキー学習再開に向けての取組を考えていく中で、広く地域へ啓発活動を行うことが、スキー授業再開のきっかけになると考えられます。また同時に、スキー学習に伴う保護者の負担軽減策としてのスキーリサイクル事業の活用や、レンタルスキーの利用方法などについての情報を伝えることも重要な啓発活動となります。

今後も引き続き、このような取組を継続し、子どもたちにとって価値あるスキー学習を拡充していきたいと考えています。

 

 

 

 

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