ホーム > 教育・文化・スポーツ > 学校・幼稚園・教育 > 教育者向け資料 > インターネットを楽しく利用するために-保護者の皆さんへ
ここから本文です。
インターネットは、利便性が認められるにしたがい、急速に世界中に広まって、子どもでもそのメリットを享受できるようになってきています。しかし、インターネットは情報が目に見えないところで自由に飛び交うことから、保護者の知らないところで子どもがトラブルに巻き込まれる危険性があります。
そのため、情報通信ネットワークの影の部分について、子どもたちに理解させるとともに、ネットワーク上のマナーやルールを身に付けさせることが大切です。
○Webページ
個人や企業、学校などで誰もが情報を発信できます。そして、誰もが多くの情報をいつでも得ることができます。
○電子メール
世界中の人たちと手軽に素早く意見交換ができます。
○掲示板やチャットによるコミュニケーション
インターネット上のコミュニケーションとして、自由に情報交換(掲示板)やリアルタイムに文字で会話(チャット)をすることができます。
○オンラインショッピング
お店まで行かずに、コンピュータ上にあるサイトで様々な商品を購入することができます。
○その他
キップの予約、ホテルの予約、列車の乗り継ぎ案内、地図、辞書、天気予報等のサービスを無料で利用することができます。
○子どもにネット社会の危険を伝えましょう。
子どもには、情報通信ネットワーク社会におけるインターネットの利便性とともに陰の部分についてもしっかりと理解させましょう。
インターネットを利用する上で、気をつけなければならないことを知り、子どもにも自分のことは自分で守る力を育てていきましょう。
知らない間にトラブルに巻き込まれたり、関わってしまう事柄には次のようなものがあります。代表的なものをいくつか紹介します。
・知らない間に有害サイトを開くこと
・出合い系サイトに入ること
・掲示板等への書き込みで加害者や被害者になること
・著作権を侵害すること
・虚偽の情報を信じること
・個人情報(住所や名前、写真等)が公開され被害にあうこと
・子どもがオンラインショッピングで保護者に無断で商品を購入すること
・メールで架空請求が届き、支払ってしまうこと
・保護者に無断でネットオークションに参加し、商品を購入すること
・一方的に大量のダイレクトメールが送られてくること
・ウイルスが添付されたメールによって被害者や加害者になること
・プライバシーを侵害すること
・ネット上のゲームなどにのめり込むなどして生活のリズムを乱すこと等
○ネット上でのマナーやエチケットを守らせましょう。
ネット上では、お互い顔が見えないので安易な気持ちで誹謗中傷をするなど他人を傷つけたり、無責任なことをしがちです。見えない相手だからこそ、相手の気持ちや立場に配慮する必要があることを教えましょう。
情報の収集や発信などの活動は、相手の顔は見えないけれども基本的には「人と人とのコミュニケーション」であることを常に意識させていきましょう。
子どもにインターネットでの危険性を伝え、ネット上でのマナーやエチケットを意識させ守らせていきましょう。
○家庭で使用上のルールを決めましょう。
各家庭において、子どもにインターネット等を適切に活用させるため、活用する場所や時間等のルールを決めるようにしましょう。
○保護者が子どもと一緒に触れましょう。
保護者が、インターネット上での情報検索や電子メールの利便性、あるいはトラブルについて知るよう努めましょう。小学生の場合は、コンピュータを家族が集まる場所に設置するなど保護者の目の届くところに置き、子どもの利用状況に目配りするようにしましょう。困ったことが起きたときにはすぐに保護者に相談させましょう。
○ブラウザやフィルタリングソフトを利用しましょう。
子どもに見せたくないサイトについては、あらかじめブラウザ※1での規制やフィルタリングソフト※2による制限をかけましょう。
インターネット上では、有害情報や無益なもの、偏った内容の情報等が無制限にやりとりされていますから、家庭でも学校同様に子どもを守る環境づくりをしましょう。
※1ブラウザ:ウエブページなどを閲覧するためのソフトウエア
※2フィルタリングソフト:特定のWebサイトのアクセスを禁止するソフトのことを指し、主に学校や家庭で、アダルトサイトなどの子どもにふさわしくないコンテンツへのアクセスを止めるために用いられる。
○携帯電話の使い方を話し合いましょう。
保護者として、緊急時の連絡や安全確認等の心配もあって、携帯電話を持つ子どもが急増しています。その使用については、親子で十分に話し合うようにしましょう。
携帯電話による「架空請求」「チェーンメール」「出会い系サイト」などによるトラブルが多くなっています。「出会い系サイト」は決して利用しないことやトラブルに巻き込まれそうになったときには、必ず保護者に相談するように、日頃から声をかけるようにしましよう。また顔の知らない相手からの呼び出しに興味本位に応じて事件に巻き込まれることがあることを知らせましょう。
携帯電話からインターネットに接続し、トラブルに巻き込まれる例も増えています。パソコンと同様に、保護者が、携帯電話の危険性を十分に知らせた上で、利用のルールやマナーをしっかりと子どもと話った上で利用させましょう。
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.