• ホーム
  • 折々の手続き
  • 行事予定
  • 業務・施設案内

ホーム > 区長室へようこそ > 第9回~和文化きよた(平成26年2月)

ここから本文です。

更新日:2014年2月7日

第9回~和文化きよた(平成26年2月)

 昨年6月、富士山がユネスコの世界文化遺産に登録され、12月には和食が無形文化遺産に登録されました・・・今、日本の文化や伝統的習慣が世界から注目されています。
 富士山が「自然遺産」ではなく「文化遺産」に登録となったのは、日本人の山岳信仰の対象であるとともに浮世絵の題材となるなど芸術の源泉となっていることが認められたからです。また、和食は具体的な料理のみをさすのではなく、てまひまかけて「だし」や「うまみ」をとるという基本的な姿勢や「自然や季節を尊ぶ」という日本人の気質に基づく「食」に関する伝統的な社会的習慣として登録が認められたものです。
 いずれも日本人の伝統的な文化や慣習が世界に評価されたものですが、ここ清田で子供たちに根付いている日本の伝統文化の一つが『百人一首』です。もちろん北海道方式の下の句を読んで下の句の木札をとる「下の句かるた」です。

北野

北野地区(1月11日)

平岡

平岡地区(1月18日)

 先日、北野地区の「新春子供かるた大会」及び平岡地区の「児童と地域・百人一首で交流会」に、それぞれ参加させていただきました。
 北野地区では平成2年に第1回が開催されて以降、毎年開催される伝統行事となっており、子供たちは日頃から児童会館で百人一首を楽しんでいるということです。当日の大会では清田区文化団体協議会の会員がかるたを読み上げ、トーナメント方式による児童各チームの対抗戦でしたので、私は子供たちの邪魔をしないように、町連役員の皆さんと一緒に大人チームでかるたを楽しみました。

 平岡地区は今年で第3回目の百人一首を通しての世代間交流会です。児童を上級、中級、初級のチームに分けて対戦が行われましたので、実に40数年ぶりとなる私は、当然ながら初級チームに参加をさせていただきました。初めて参加する子もいたのですが、ひらがな文字を頼りに(?)しっかりと札を取ります・・・と思っていたら、子供たちの覚えは早いもので、2回、3回と回を重ねていくうちに読解が難しい札も取り始め、最後は白熱したゲーム展開となり、たいへん楽しいひと時を過ごすことができました。

 そんな中で、当日、平岡地区青少年育成委員の若松さんが、家に代々伝わる手書きの木札を提供してくれました。手書きならではのたいへん趣のある札でしたので、後日、あらためて拝見させていただきました。若松さんの伯父さん(お父さんの兄)の自筆だということですが、木札の裏には「28.1.1」の検印が押されています。もちろん昭和28年の意味で、すでに60年を超えるものですが、いまなお墨跡あざやかな、それはそれは見事な「お宝」です。この先も代々受け継がれて、子供たちに「物の大切さ」を教え続けてほしいものです。

 

若松さん 百人一首

平岡地区青少年育成委員の若松さん

手づくりの百人一首

 幼いころ、我が家でもお正月には家族で百人一首をやるのが習わしでした。4人兄妹の末っ子が長女でしたので、「乙女の姿 しばしとどめむ」の札だけは男子禁制、母と妹がきゃあきゃあ言いながら取り合うのが暗黙のルールでしたが、やはり現代っ子にもこの札は人気の的でした。

 さて、来る3月1日には「清田ブロック百人一首交流会」が清田児童会館で開催されます。区内の各児童会館で練習している児童、総勢100人近くでの交流会も兼ねた対抗戦が行われます。「百人一首」が作成された時代背景や歌の意味などはまだまだ理解が難しいかもしれませんが、小さい時から伝統文化にふれあうことで、「書(毛筆)」や「歴史」に興味を持つきっかけとなることでしょう。そして何よりもルールやマナーが自然に身に付く「和の文化」にふれることで、素直で礼儀正しい子供に育ってほしいと思います。その意味でも今年は、さまざまな和文化の普及に取り組んで清田区を盛り上げていきたいと思っています。

PS: 百人一首の中に清田ライフを象徴するような(?)一句を見つけました。
 わが庵(いほ)は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢやまと 人はいふなり(喜撰法師)
 【歌意】私の草庵は都の東南にあり、こんなに心静かに暮らしている。それなのに人々は、ここを世を憂えて逃れ住む宇治山だと言っている。

 まさしく清田区は都心部から東南の方角にあり、「うぢやま=宇治山」を白旗山と読み替えることができるのではないでしょうか。