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更新日:2017年12月1日

ロードヒーティング

昭和62年に「札幌の街を車粉から守るためスパイクタイヤの使用を規制する条例」が施行されたことから、昭和63年以降、スタッドレス化に伴う凍結路面対策の一つとして、ロードヒーティングの整備を緊急的に進めてきました。しかし、昨今のスタッドレスタイヤや凍結防止剤の性能向上等を受け、冬期路面管理の連続性、均一性、管理コストなどを考慮し、除排雪と凍結防止剤による路面管理への変更(ロードヒーティングの停止)を行っています。

能力について

ロードヒーティングは、その使用条件に応じた十分な能力が必要です。必要な発熱量は、設置場所の気象や使用目的によって違ってきます。たとえば、地下水の散水で雪が融ける北陸地方と、地下水を散水すると凍結してまう北海道とではロードヒーティングに必要な発熱量も違ってきます。

気温マイナス7度以下、降雪量1時間に3センチ以上,風速5メートル以上札幌市のロードヒーティング(車道)の熱量設定にあたっては、大雪や極低温のときにも直ちに融雪して雪の無い路面状態を保つことは高額な費用を伴うので、ある程度の能力不足は許容して、設計気象条件を「降雪量:3cm/h、気温:-7℃、風速:5m/S」と設定し、これに必要な熱源出力としてガス温水方式:250Kcal/m2、電気発熱線方式:250W/m2を設計基準としています。

ロードヒーティングは、気象条件によって融けないこともあります。冬道の運転はロードヒーティングのある場所でも油断せずゆとりを持って安全運転をお願いします。

ロードヒーティング集中監視システム

ロードヒーティング集中監視システム

札幌市の6要素制御運転フロー

運転条件(外気温度+2℃以下)

  1. 融雪運転→降ってくる雪を融かすための運転
    (降雪センサーが降雪を検知するとON,路面温度は1℃~2℃)
  2. 凍結防止運転温度→濡れた路面を凍らせないようにするための運転
    (水分センサーが水分を検知するとON,路面温度0℃~1℃)
  3. 予熱運転→舗装体にある程度の蓄熱を持たし,降雪時に即対応するための運転
    (路面温度センサーで路面温度-5℃前後)

 

札幌市の6要素制御運転フロー

※6要素

  1. 路面温度センサー
  2. 水分センサー
  3. 外気温度
  4. 降雪センサー
  5. 降雪予測情報
  6. 風速

ロードヒーティングを停止する区間があります

他の管理方法によっても交通の安全が確保できる幹線道路の一部において、ロードヒーティングを停止するところがあります。停止したところでは、除雪の回数を増やしたり、凍結防止剤の散布を強化します。

平成29年度ロードヒーティング停止箇所(凍結防止剤散布強化箇所)

現地では、看板等でお知らせします。

厚別区
下野幌団地29号線
清田区
北野1号線
下野幌団地29号線 北野1号線

 

 

【参考1】ロードヒーティングを停止した区間の安全性の検証

路面の摩擦係数(平成28年度停止箇所)

平成28年度にロードヒーティングを停止した区間の路面摩擦係数を調査した結果、冬期間の目標としている路面の摩擦係数をほぼ確保できました。(平成29年1月5日~2月15日に調査を実施。)

市民アンケート

平成20年3月に実施した市民アンケートでは、ロードヒーティング停止区間での運転について、「運転に注意しなくても問題ない」という方と、「運転に注意すれば問題ない」という方を合わせた数は8割以上となりました。

【参考2】平成21年度にロードヒーティングを停止した区間の経費削減額(試算)

ロードヒーティングを停止する初年度には、停止に伴う看板設置などの安全対策工に一時的な経費が発生するとともに、毎年、除雪や凍結防止剤散布、更にはパトロールの強化が必要になります。一方、ロードヒーティングを継続した場合は年間の光熱費や修繕費はもとより、約15年で莫大な再整備費が発生します。この条件により、約15年間で試算した結果では、ロードヒーティングを停止した場合、約2億円の経費削減が見込まれます。

このページについてのお問い合わせ

札幌市建設局雪対策室計画課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎8階

電話番号:011-211-2682

ファクス番号:011-218-5141