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更新日:2011年3月3日

犬の飼い方

子犬が家族になる日

子犬がはじめて家に連れてこられた日は、親兄弟から離れた寂しさと、今までと違う環境からくる不安で、とまどっているに違いありません。安心して眠れる寝床を用意して、ゆっくりと休ませてあげましょう。
落ち着いたら動物病院に連れて行き、寄生虫の検査をしましょう。このときに登録や予防注射の時期、種類などを確認しましょう。

《寝床》

新しい家にきてしばらくは、赤ちゃんの夜鳴きのようにクンクンと鳴き続けるかもしれません。ダンボールの中にタオルを敷いて寝床にしてあげるなど、ゆっくりと眠れる寝床を用意してあげましょう。
サークル等を用意できるなら、しばらくの間ハウスとして利用できるので便利です。
子犬はよく眠ります。眠っている間は、かわいいからといって無理に抱き上げたりせずに、ゆっくりと休ませましょう。

《トイレ》

新聞紙や市販のペットシーツをしいて、寝起き、遊んだ後、水を飲んだ後などにすぐにトイレへいけるように用意します。あちこち臭いをかいで回ったり、そわそわするなどの合図を見逃さずにトイレへ連れて行ってあげましょう。
粗相をしてしまったときに怒ってはいけません。速やかに片付けて、次に成功したときに大げさに誉めてあげましょう。叱ってしまうと、排便・排尿が悪いことだと思い込み、隠れてするようになってしまうこともあります。
1~2週間『根気よく』頑張りましょう。成功すると、少しずつ「トイレに行きたいサイン」を周りの人に送るようになります。
飼い主が毎日、尿や便の状態をチェックする習慣を持っておくと、日々の健康管理に役立ちます。

《容器》

使わなくなった深めの小皿でもかまわないので、エサ用と水用のものを用意しましょう。

《エサ》

幼犬用のものを用意します。
総合栄養食であれば栄養は十分ですから、他の食品を与えると栄養が偏ってしまいます。
ドライフードが硬くて食べづらいようであれば、お湯でふやかして与えると良いでしょう。

《おもちゃ》

音のなるものやボールなどを喜びます。飲み込んだり食べてしまわない大きさのものが良いでしょう。子犬はどんなものでもおもちゃにしてかじったりするので、電気のコードや漂白剤、除草剤等の危険なものや、壊されたくない大切なものは子犬の届かないところに片付けましょう。

他人に迷惑をかけない犬になるために

近年、飼い主のモラルの低下が大きな問題になっており、当センターにもペットの飼い方に関する苦情が多数寄せられています。このようなマナー違反により近隣の住民が犬嫌いになることもあります。
ペットも地域社会の一員です。物言えぬペットだからこそ、飼い主の気遣いが必要です。みんなに愛されるペットを目指し、地域社会の調和を保ちましょう。

《散歩のマナー》

犬の放し飼い

犬の放し飼いは、人に危害を加えたり、交通事故に遭ったりする危険が高くなります。また、飼い主の目の届かないところで、エキノコックス感染の原因となる拾い食いをするなどの危険もあります。
どんなに普段大人しくて優しい犬でも、パニックに陥ってしまえば何をしてもおかしくはありません。
とっさのときに飼い主がしっかりと犬を制御できるよう、犬は2m以内の引き綱をつけて散歩させましょう。
違反した場合には札幌市畜犬取り締まり及び野犬掃とう条例により、10万円以下の罰金に処せられることがあります。

ふんの不始末

家の前や公共の場所を糞尿で汚されて迷惑している人からの苦情が年々増えています。
周辺の環境を清潔に保つことは、飼い主の当然のマナーです。糞尿は必ず自分の敷地内で済ませましょう。
また、散歩のときはふん入れを持って歩き、万が一自分の敷地外で排泄してしまったときはきちんと片付けましょう。
同様に、飼育場所についても常に清潔にして、悪臭やハエなど発生させないように気をつけましょう。
違反した場合には札幌市畜犬取り締まり及び野犬掃とう条例により、5万円以下の罰金に処せられることがあります。

《しつけと訓練》

お手やおすわりのような芸を出来る犬が、飼いやすい犬とは限りません。お手やおすわりはあくまで訓練であり、ペットが家庭や地域社会と共存していくために必要なのはしつけです。
犬とともに生活するため、あるいはしつけや訓練をして楽しむときにも犬の本能や習性、考え方を理解する必要があります。やたらと擬人化したような思いやりは犬も飼い主も不幸陥り、問題行動の発生原因となるので、犬の本能についての理解は重要です。
犬は元来群れを作る動物であり、その中で順位を決めて生活し、その中でより上位になろうとする本能(権勢本能)を持っており、上位のものは下位のものに対して支配的にふるまいます。それと同時に犬はより上位のものに従う本能(従属本能)を持っており、それによって群れとしての統制を取っています。
それは家庭の中でも同様で、家族で犬の意思を尊重し、犬の欲求に従い、犬の言いなりになっていると、犬は自分が家族の中で上位のものと認識し、犬が主導的に行動するようになります。それがエスカレートすると、しつこく吠えたり、自己主張が強くなって服従しないものに対して威嚇したり、攻撃したりするようになります。来客や新聞配達、宅配便などに対しても縄張りを防衛する本能により、吠え付いたり攻撃するといったことも出てきます。また、散歩に連れ出せば、飼い主の指示に従わず、先頭を歩き生きたいほうへ飼い主を引っ張りまわしたり、他の犬に対して吠えたり、攻撃するようになります。
これらの問題行動は、幼年期から正しいしつけをしっかりと行うことで最小限に抑えることが可能です。
しつけをすることは、犬が人に従順に従うことを身に付けさせ、人間社会に同居することにストレスを感じることなく、犬が幸福な満足感の中で生涯を過ごさせることが出来る手段です。

いろいろな刺激に慣れさせる

配達員や来客、他の犬に対して威嚇や攻撃を行う犬の多くは、社会化期(生後20~70日)から幼弱気にかけて、社会になれることが十分出来なかったことが原因であると思われます。この時期にさまざまな刺激(屋外、雑踏などの環境や他の犬、他人、他の子供、自動車などの物体)に十分に触れ合うことが大切です。

人がリーダーであることを覚えこませる

犬はいつもより順位的な上位に位置することを求めると同時に、頼りがいのあるリーダーを求めているために、飼い主に主導力がないような安定感のない順位関係は好みません。兄弟程度の順位関係では、犬は家族を無視したり、逆らったり、命令を拒否したりします。
訓練士が犬を自由自在に訓練できるのは、犬のボスとして君臨し、完全にリーダーシップを取っているからです。
したがって、子犬の頃から犬を従属者と位置付けて家族全員が主導的に犬と接し、従属者として誠実にかわいがっていると、犬は従順な行動を身に付け、従順な対応をするようになります。
ここで紹介したのはあくまで一部分です。しつけには様々な方法があります。しつけの方法を紹介した書籍も数多く出版されておりますので、家族のライフスタイルに合わせた「しつけ」の方法を学び、素晴らしいドッグライフを楽しみましょう!

 

体罰による「しつけ」は全くの逆効果です!!

動物虐待にもつながりますので、絶対にやらないでください!

犬の病気と予防接種

犬の病気の中には予防として、ワクチン接種が有効である病気がいくつか存在します。そのほとんどは任意で接種するものですが、法律で接種が義務付けられているものも存在します。愛犬のために、ワクチン接種を心がけましょう。

避妊・去勢について

犬は7ヶ月くらいで性成熟が訪れ、発情・生殖行動等の性行動が見られるようになります。しかし、飼い主が子犬を望まないのであれば、人の都合で理不尽な死を押し付けられる犬を少しでも減らすために、去勢・避妊について考えてください。
「去勢・避妊はかわいそう」、「自然のままが一番」などの意見があるのも事実です。しかし、完全に異性から遠ざけたとしても、自然な本能である発情や生殖、異性を求める習性までは抑えることが出来ず、逆に性衝動を押えつけられる犬にとって多大なストレスとなります。
札幌市では年間3,000頭以上の犬ねこが、飼えなくなったとのことで放棄されたり、捨てられており、その多くが致死処分となっています。無計画に生まれた子犬は、飼い主が自分で飼うか、新しい飼い主を見つけなければ、放棄されるなどの悲しい結果が待っています。
また、避妊・去勢には健康面などにもプラスになる効果があります。

プラス効果

オスの場合

メスの場合

健康面

前立腺の病気や精巣・肛門周辺の腫瘍、会陰ヘルニアの予防になる。

無計画な妊娠の防止。子宮蓄膿症や乳腺腫瘍、鼠蹊ヘルニアなどの予防になる。

行動・性格面

攻撃性の低下。性格が穏やかになり、しつけもしやすくなる。尿のマーキングが減る。

発情のわずらわしさがなくなる。(発情時の出血、オス犬が寄ってくるなど)

センターからのお願い

《飼い犬が人や犬を咬んだら》

飼い主も咬まれた人も、速やかに動物管理センターにご連絡のうえ指示に従ってください。
届出がなかった場合には札幌市畜犬取り締まり及び野犬掃とう条例により、5万円以下の罰金に処せられることがあります。

《犬が迷子になったら》

飼い犬が放れて行方不明になってしまった場合や、迷い犬を保護した場合は速やかに最寄りの交番へ届け出るとともに、動物管理センターへご連絡ください。

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