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更新日:2016年2月25日

第2斎場へのPFI導入に関する意見募集結果

平成14年(2002年)1月10日掲載

札幌市保健福祉局

 札幌市では、第2斎場(火葬場)の整備に当たっては、PFIの導入を前提に事業化に向けて計画を進めています。PFIを導入する場合は、民間事業者の方々の意見を踏まえ、官民のパートナーシップが発揮できる事業にしたいと考えています。
 そこで、今後の検討に当たっての参考とするため、先に応募者の構成等に関して民間事業者の方々から広く意見を求めたところ、各方面から22件の意見をお寄せいただきました。
 本市では、平成14年度の早い時期に本事業の実施方針を公表する予定ですが、火葬炉企業の構成要件及び特別目的会社への出資については、お寄せいただいた意見を踏まえ、現在のところ次のとおり取り扱いたいと考えています。

1 火葬炉企業を構成員に必ず含めることについて

 第2斎場の中核設備である火葬炉の能力を長期にわたって安定的に維持し、かつ、コストの削減を図るためには、火葬炉企業が構成員の一員として事業期間を通して参画することが望ましいとの考えに立ち意見を求めました。
 本市の考え方に過半数が賛成しているが(22件中14件、64%)、反対意見も8件(22件中8件、34%)寄せられました。
 主な反対意見は、a)火葬炉企業の数は限られており、応募グループの数が自ずと限定されるため、競争原理が十分に働かないのではないか。b)札幌市の考え方に賛同するが、必ずしも構成員に含めなくても事業の安定性やコストの削減を実現することは可能である。構成員とするか否かは、当該グループの自由裁量に委ねるのが良いのではないか。などでありました。

これらの意見等を踏まえ、「火葬炉企業を構成員とすることが望ましい」という考えを基本にしつつ、より競争性を確保するため、火葬炉企業の構成要件を次のとおりにしたいと考えています。

  • 火葬炉企業については、構成員に含めることを基本とするが、構成員としないことも認めるものとする。構成員としない場合は、入札時に、当該事業を実施する特別目的会社(SPC)の受託予定業者である火葬炉企業について明らかにしてもらうものとする。
  • 火葬炉企業については、一応募者の構成員であるか否かを問わず、複数の応募者の受託予定業者となることができるものとする。

2 特別目的会社(SPC)への構成員全員の出資について

 応募者と出資者の関係は、必ずしもイコールの関係にはないが、応募者の構成員は事業の中核をなす企業であり、長期安定的な運営を考慮すると、構成員全員が出資者となることが望ましいとの考え方に立ち意見を求めました。
 これについては22件中5件から意見が寄せられました。主な意見は、a)構成員全員の出資を求める場合、十分な業務ノウハウがあるものの出資要件がネックとなり参加できない等、事業参加の門戸を狭めることになるのではないか。b)応募グループとしては、行政が要求するサービスを実現できる企業群を揃えることは必要だが、どの企業がSPCの出資企業となるかは応募者グループの判断に委ねてもよいのではないか。などでありました。

これらの意見等を踏まえ、構成員の出資要件を次のとおりにしたいと考えています。

  • 応募者グループの代表企業にのみSPCへの出資を義務付け、他の構成員の出資については応募者グループの判断に委ねるものとする。
    なお、SPCに対して出資することを予定している者は、応募者の構成員になることが必要である。

 

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