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更新日:2022年12月26日

健康で快適なくらしを!室内環境編その2

 炭酸ガス・一酸化炭素住まいとアレルギー温度と湿度結露カビ換気空気清浄機シックハウス症候群

 結露

空気が冷たい窓ガラスや壁などの表面に触れて温度が下がり、空気中の水分が水滴となる現象を結露といいます。結露は、カビを繁殖させたり、家屋を傷めたりします。

特に、室内の空気の流れが悪いと、部屋の隅などで結露が発生しますので、家具や荷物の配置にも注意しましょう

チェックポイント

空気の循環をよくしましょう

  • 人のいる部屋だけを暖房すると、暖かい部屋の空気が暖房のない寒い部屋に流れ込み、冷やされて結露します。
  • 押入れの中や家具の裏側など、空気の流れが悪く冷えやすい場所では、結露が発生しやすくなります。空気のよどみを作らないようにしましょう。

多量の湿気を発生させないようにしましょう

  • 炊事中や入浴後は必ず換気をしましょう。
  • 植物や水槽などは、あまりたくさん置かないようにしましょう。
  • 加湿器を使いすぎないようにしましょう。

※効率的な換気方法については、室内環境編「換気」をご覧ください。

結露が発生する仕組み

ちょっと一言

風通しをよくするには

  • 家具と壁との間をあける。
  • 押入れには「すのこ」を設置する。

簡易な加湿方法

  • 多少の乾燥なら、ぬれたタオルや洗たく物を干すことで、適度な湿度に調整することができます。

除湿剤

  • 押入れなど狭い空間では、市販の除湿剤の使用も有効です。

断熱材の利用

  • 結露のできやすい押入れや壁面などに断熱材を使用すると、温度差を改善することができるので、結露を防ぐことができます。

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 カビ

カビは、じめじめした暗い場所を好み、押入れや浴室、トイレなどに繁殖します。

カビの生育に適した、温度、水分、栄養など条件がそろった時に急速に増殖し、食品や家具を傷めます。また、カビを餌にするダニの増殖や、アレルギーの原因となります。

チェックポイント

繁殖しやすい場所をチェックしましょう

  水をよく使う場所 水滴の発生しやすい場所 栄養分が豊富な場所
家庭での場所 台所、浴室、トイレなど 冷蔵庫、窓、押入れ、家具の裏の壁面など じゅうたん、畳など
予防対策 使用後は換気をして、よく乾かしましょう 水滴をふき取り、除湿を行いましょう ふき掃除をするなど、十分に清掃しましょう

カビが発生したら除去しましょう

  • 繁殖箇所をよくしぼった雑巾で静かにふき取ります。いきなり「乾いた雑巾でふく」、「掃除機をかける」、「いきなりスプレータイプの薬剤をふきかける」などするとカビの胞子が飛び散り、かえって広がってしまい健康上もよくありません。
  • カビの除去は、市販のカビ取り剤や消毒用アルコールなどを利用しますが、薬剤により壁紙などが変色することがあり、また、完全に除去できないこともあります。
  • 繁殖したカビを除去しても、元の環境のままであれば短期間で再び繁殖してしまいます。風通しをよくして、カビの生えていたところを乾燥させましょう。
  • カビの被害が甚大な場合は、専門業者に除去を依頼しましょう。

ちょっと一言

カビの好む環境

  • 室温:20~25℃
  • 湿度:70%以上
  • 光:暗い場所

カビ取り剤

  • 市販されているカビ取り剤は塩素系(次亜塩素酸ナトリウム)、非塩素系(有機酸)、防カビ剤系(防カビ・抗菌成分)などさまざまな種類があります。

カビの除去方法に注意

  • 掃除機や乾いた雑巾を使うと、カビの胞子が飛び散ってしまいます。

カビ取り剤の使用上の注意

塩素系カビ取り剤と酸性タイプの洗浄剤を混ぜると、塩素ガスが発生して大変危険です。

絶対に一緒に使ってはいけません。また、作業中は換気をしましょう。

このページについてのお問い合わせ

札幌市保健福祉局保健所生活環境課

〒060-0042 札幌市中央区大通西19丁目 WEST19ビル3階

電話番号:011-622-5165

ファクス番号:011-622-7311