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更新日:2022年12月20日

シックハウス症候群とは

新築の家や改築したばかりの部屋にいると、頭痛や吐き気など体調が悪くなることがあります。
建材や内装材、家具などからホルムアルデヒドなどの化学物質が放出され、室内の空気が汚染されたために、様々な症状があらわれることを「シックハウス症候群」といいます。
シックハウス症候群は、気密性が高い住宅で、室内の空気を入れ替えるための換気が十分に行われなかった場合などに、空気中の化学物質の濃度が高くなって起こると考えられています。
家にいるときに症状があらわれ、外出などで家を離れると体調が良くなる、という特徴があります。
また、同じ家で暮らしている家族でも、症状は人によって違うことがあります。

シックハウス症候群の起こる原因

主な症状

  • 頭が重い、頭痛がする
  • 目が痛くなる、目がチカチカする
  • 鼻がむずむずする、鼻水が出る、くしゃみがでる
  • じんましんがでる
  • 喉がイガイガする、喉が痛くなる、咳がでる
  • 気分が悪くなる、吐き気がする、疲労感・倦怠感

主な症状

特徴※

  1. 発症のきっかけが、転居、建物の新築・増改築・改修、新しい備品、日用品の使用等である。
  2. 特定の部屋、建物内で症状が出現する。
  3. 問題になった場所から離れると、症状が改善する。
  4. 室内空気汚染が認められれば、強い根拠となる。

ちょっと一言

  • シックハウス症候群の定義(狭義)※
    「建物内環境における、化学物質の関与が想定される皮膚・粘膜症状や、頭痛・倦怠感等の多彩な非特異的症状群で、明らかな中毒、アレルギーなど、病因や病態が医学的に解明されているものを除く」

※平成20年度厚生労働科学研究費補助金総括研究報告書「シックハウス症候群の診断・治療法及び具体的対応方策に関する研究」より

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