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更新日:2018年9月13日

【市民の皆様へ】中東呼吸器症候群(MERS)について

新着情報

平成30年9月8日(現地時間)、韓国疾病予防管理センターより、中東から韓国内への帰国者において、MERS患者1名が確認されたと発表されました。韓国当局は当該患者と濃厚に接触した者について、14日間の自宅隔離を行っています。この中に日本人は含まれておりません。

現時点では、札幌市を含め日本国内の流行の心配はありませんが、韓国を含むMERS発生地域から帰国し、国内に入国後、疑わしい症状がある場合には、早期に医療期間を受診してください。

韓国における中東呼吸器症候群(MERS)患者の発生について(情報提供)(平成30年9月10日付け厚生労働省健康局結核感染症課事務連絡)(PDF:127KB)

中東呼吸器症候群(MERS)とは

中東呼吸器症候群(MERS:Middle East Respiratory Syndrome)は、2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症です。原因となるウイルスはMERSコロナウイルス(MERS-CoV)と呼ばれています。2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の原因となった病原体もコロナウイルスの仲間ですが、SARSとMERSは異なる病気です。

主として中東地域の一部(アラブ首長国連邦、イエメン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン)で流行しています。このほかの地域からも患者発生の報告がありますが、これらの患者はすべて、流行国への渡航歴がある人、又はその接触者であり、輸入症例であることが分かっています。

感染経路

人がどのようにしてMERSに感染するかは、まだ正確には分かっていません。2015年5月以降韓国で患者が発生していますが、多くが、韓国内の病院での院内感染など、限られた範囲での感染によるものです。患者から分離されたMERSコロナウイルスと同じウイルスが、中東のヒトコブラクダから分離されていることなどから、ヒトコブラクダがMERSウイルスの保有動物であるとされており、感染源の一つとして疑われています。日本国内のヒトコブラクダを調査した限りではMERSコロナウイルスを保有している個体は確認されていません。一方、患者の中には動物との接触歴がない人も多く含まれています。家族間や、医療機関における患者間、患者-医療従事者間など、濃厚接触者間での感染も報告されています。主に、飛沫感染(咳やくしゃみなどによる)又は接触感染による感染であると考えられています。

症状・治療方法

主な症状は、発熱、せき、息切れなどです。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。MERSに感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。
中東地域からMERSの確定患者としてWHOに報告された者のうち、症状が悪化して死亡する割合は、約35%とされており、現在、MERSに対するワクチンや特異的な治療方法はありません。患者の症状に応じた治療(対症療法)になります。

予防方法

予防接種はありません。

予防方法としては、MERSの発生が報告されている地域においては、咳やくしゃみなどの症状がある人との接触を避け、また動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避けることが重要です。

流行地域から帰国された皆様へ

帰国時に発熱や咳などの症状がある方は、空港内等の検疫所へご相談ください。また、帰国後14日以内に、発熱や咳などの症状が見られたら、直接医療機関には行かずに、事前に最寄りの保健所に連絡の上、中東地域等に滞在していたことを告げてください。

症状がある間は、他者との接触を最小限にするとともに、手洗いと咳エチケットを実行してください。

 

 

 

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