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更新日:2015年6月19日

【市民の皆様へ】中東呼吸器症候群(MERS)について

【平成27年6月15日現在】※韓国で中東呼吸器症候群(MERS)の患者が増えていますが、特定の医療機関での流行など限られた範囲での感染であり、韓国全域で感染が拡大している状況ではありません。現時点では、札幌市を含め日本国内の流行を特に心配することはありませんが、日本においても中東地域に加え韓国からの入国・帰国者に対する検疫体制を強化し対応しております。

中東呼吸器症候群(MERS)とは

 中東呼吸器症候群(MERS)は、2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症です。原因となるウイルスはMERSコロナウイルス(MERS-CoV)と呼ばれています。2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS(さーず))の原因となった病原体もコロナウイルスの仲間ですが、SARSとMERSは異なる病気です。

 主として中東地域(アラブ首長国連邦、イエメン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン等)で流行しています。

感染経路

 人がどのようにしてMERSに感染するかは、まだ正確には分かっていません。2015年5月以降韓国で患者が発生していますが、多くが、韓国内の病院での院内感染など、限られた範囲での感染によるものです。患者から分離されたMERSコロナウイルスと同じウイルスが、中東のヒトコブラクダから分離されていることなどから、ヒトコブラクダがMERSウイルスの保有動物であるとされており、感染源の一つとして疑われています。日本国内のヒトコブラクダを調査した限りではMERSコロナウイルスを保有している個体は確認されていません。一方、患者の中には動物との接触歴がない人も多く含まれています。家族間や、医療機関における患者間、患者-医療従事者間など、濃厚接触者間での感染も報告されています。主に、飛沫感染(咳やくしゃみなどによる)又は接触感染による感染であると考えられています。

症状・治療方法

 主な症状は、発熱、せき、息切れなどです。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。MERSに感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。

 特別な治療方法はありません。患者の症状に応じた治療(対処療法)になります。

予防方法

 予防接種はありません。

 予防方法としては、MERSの発生が報告されている地域においては、咳やくしゃみなどの症状がある人との接触を避け、また動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避けることが重要です。

流行地域から帰国された皆様へ

 (1)(2)のいずれかに該当する方は、医療機関を受診する場合には必ず窓口にお申し出ください。

 (1) 発熱、せきなどを伴う急性呼吸器症状があり、発症前14日以内にアラビア半島や周辺諸国(アラブ首長国連邦、イエメン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダンなど)に、渡航又は居住していた方、現地で医療機関を受診・訪問した方又はラクダと濃厚接触(未殺菌乳の喫食など)した方

 (2) 発熱、せきなどを伴う急性呼吸器症状があり、発症前14日以内にMERS患者と接触した可能性※が有る方
 ※ MERSが疑われる患者の診察・看護・介護をした、MERSが疑われる患者と同居又は同じ病棟や病室にいた、MERSが疑われる患者の体液等の汚染物質に直接触れた

 

 

このページについてのお問い合わせ

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