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更新日:2016年11月24日

ジカウイルス感染症

感染により胎児への影響が心配されます。妊婦の方、妊娠を予定されている方は可能な限り海外の流行地への渡航を控えましょう。

ジカウイルス感染症とは

 ジカウイルス感染症は、蚊媒介感染症の1つであり、ジカウイルスによって起こる疾病です。蚊や性行為などによって感染する「ジカウイルス病」と、母子感染によって起こる「先天性ジカウイルス感染症」に分けられます。

 国内での発生状況は、海外で感染した後に国内で発症した「輸入症例」のみであり、国内での感染例は確認されておりません。

 また、2016年2月1日、WHO(世界保健機構)は、小頭症及び神経障害の集団発生に関する「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」を宣言しておりましたが、2016年11月18日に終了が宣言されました。

主な症状

 ジカウイルス病
 通常、感染後2日~12日(多くは2日~7日)の潜伏期を経て発症します。主な症状としては、発疹、発熱であるが、関節痛、疲労感、頭痛などさまざまな症状があります。感染しても発症するのは20%ほどであり、多くは重症化することなく回復します。
 先天性ジカウイルス感染症

  小頭症や頭蓋内石灰化などの先天性障害を発症する可能性があるとされています。

感染原因

ジカウイルス病

 主にヤブ蚊であるヒトスジシマカとネッタイシマカによって媒介されます。このほか、性行為や輸血によっても感染することが知られています。(国内における蚊の生息地域については、下記Q&Aをご覧ください。)

先天性ジカウイルス感染症

 妊婦又は妊娠予定の方が感染することによる母子感染が原因となります。

治療

 現在、ジカウイルス感染症に対して有効な薬はなく、発症した際は対症療法を実施することとなります。 

予防方法、感染を広げないために

 症状の有無に関わらず、蚊及び性行為への対策が必要になります。現在、予防薬はありません。

流行地へ渡航される方

  • 蚊にさされないように、皮膚の露出がない長袖シャツ及び長ズボンを着用したうえで、サンダルの着用は控えましょう。薄手の服の場合は、長袖着用時でも虫よけスプレー等を使用することが推奨されます。
  • 流行地に滞在中は、性行為を控えるか、コンドームを使用するようにしましょう。症状の項目にも記載しておりますが、感染者の8割は症状がないため、症状の有無に関わらず対策を実施しましょう。

流行地から帰国された方

 【蚊について】

  • 国内にもジカウイルスを媒介する蚊(ヒトスジシマカ)が常在していますので、感染を広げないためにも蚊にさされないよう注意しましょう。

 【性行為について】

  • 流行地域から帰国した男女は、症状の有無にかかわらず、少なくとも6か月(※)、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際に、コンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。

※ジカウイルス感染症を発症した男性の精液から、最長188日までジカウイルスが検出された研究報告があります。検出されたウイルスから感染能力は確認されていませんが、注意が必要です。 (WHO暫定ガイダンス(9月6日改訂)を踏まえた対応)

 【献血について】

  • 血液中にもウイルスが存在することから、輸血による感染のリスクがあるため、帰国後4週間は献血ができないこととなっています。

流行地域

 主にブラジルなどの中南米やインドネシア、シンガポール、オセアニア太平洋諸島で流行しています。詳細は以下ホームページから御覧いただけます。

 ○ジカウイルス感染症の流行地域(厚生労働省ホームページ)

Q&A 

1.ジカウイルスを媒介する蚊は日本にもいますか?

 ジカウイルスは、主にヤブ蚊であるヒトスジシマカとネッタイシマカによって媒介されます。ヒトスジシマカは、北海道には生息していませんが、国内の秋田県及び岩手県以南には生息しています。ネッタイシマカについては日本に常在しておりません。

2.流行地域で蚊に刺されたら?

 すべての媒介蚊がウイルスを保有しているわけではないため、過度に御心配される必要はありませんが、発疹や発熱などの症状が出た場合はすみやかに医療機関を受診し、医師には渡航歴などを伝えましょう。

3.症状がない感染患者からも感染しますか?

 現在、詳細については分かっていないため、上記予防方法などの対策を講じることを推奨します。

 ○ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて(厚生労働省ホームページ)

 

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