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更新日:2017年8月1日

E型肝炎

札幌市におけるE型肝炎について

平成21年8月以降、医療機関からE型肝炎患者の発生届が増加しております。

感染原因や感染経路については、共通する飲食物等がなく不明となっていますが、海外渡航歴がなく国内感染が疑われるE型肝炎の感染事例については、過去に生のシカ肉や生の豚レバーを食べたこととの関係が指摘されています。

E型肝炎は重症化することもありますので、野生動物の肉(シカ肉、イノシシ肉など)や豚肉(豚レバーなど)は、生で食べず、十分に加熱調理して食べましょう。

<札幌市におけるE型肝炎届出状況>
 ・E型肝炎届出状況(札幌市衛生研究所)

<食肉を介するE型肝炎ウイルス感染事例について>
 ・食肉を介するE型肝炎ウイルス感染事例について(札幌市保健所食の安全推進課

E型肝炎とは

E型肝炎は、E型肝炎ウイルス(HEV:Hepatitis E Virus)の感染によって引き起こされる急性肝炎です。

まれに劇症肝炎になることもありますが、慢性化することはないといわれています。

感染経路について

E型肝炎ウイルスは主に経口感染し、E型肝炎ウイルスに汚染された食物、水等の摂取により感染することが多いとされています。

開発途上国では、汚染された飲料水などを介し、大規模な流行を引き起こす場合もあることが知られていますが、国内では、開発途上国等で感染し、帰国後に発症した輸入感染例の発生のほか、生の獣肉等の摂取による感染例の発生が見られます。

主な症状について

ウイルスに感染した後、症状が現れるまで2~9週間(平均6週間)かかります。

主な症状として、発熱、倦怠感、悪心・腹痛等の消化器症状、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)、肝腫大などが見られます。検査では肝機能の悪化が見られます。

多くは、安静臥床(ベットの上で動かずに安静に保つこと)により治癒しますが、まれに劇症化し、死に至ることもあります。特に妊婦がE型肝炎に感染した場合は、劇症化する率が高いことが知られています。

診断方法について

血液中のHEV遺伝子(RNA)を検出するか、血液中の特異抗体(IgG、IgM)を検出するなどの方法で診断します。

治療方法について

E型肝炎の治療方法は、現在のところ急性期の対症療法しかありません。

劇症化した場合には、さらに血漿交換、人工肝補助療法、肝移植などの特殊治療が必要となります。

感染予防

HEVの感染経路は、ウイルスに汚染された食物や水等を摂取することで感染する経口感染であり、予防には、手洗い、飲食物の加熱が重要です。動物の内臓、特に豚レバーを食べるときには、中心部まで火が通るよう十分に加熱しましょう。

E型肝炎の流行地域に旅行する場合は、清潔の保証がない飲料水や氷、自分自身で皮をむかない非加熱の果物や野菜は食べないように注意しましょう。

なお、現在のところ、有効なワクチンはありません。

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