タマネギの話

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東区の特産物といえば、タマネギ。日本のタマネギ栽培の発祥の地といわれ、かつては道内でも有数の産地でした。今でも秋になると、区内で収穫風景を見ることができます。
タマネギにはビタミンB1、B2、C、カルシウム、カリウム、鉄などのさまざまな栄養素や、食物繊維が豊富に含まれています。タマネギを切ると涙が出ますが、このツンとくる匂いはアリシンという成分で、血小板の凝集を抑えて血液をサラサラにする働きがあり、注目されています。糖尿病、高血圧、動脈硬化、脳梗塞など、生活習慣病の予防に効果があるそうです。
アリシンには、新陳代謝を高めて発汗を促したり、胃の消化液の分泌を助けて食欲を増進させたりする働きもあります。また、ビタミンB1の吸収を高め、乳酸などの疲労物質の蓄積を防ぎます。豚肉、ハム、大豆、鶏レバー、カツオ、サケなど、ビタミンB1を豊富に含む食品とタマネギを一緒に食べると効果的です。
生で食べるときは、水にさらすと辛味が抜けて食べやすくなりますが、アリシンは水に溶け出てしまうので、水につける時間は数分間程度にした方が良いでしょう。
タマネギは、加熱すると甘味が増して、他の食材に風味を付けます。煮物、炒め物、揚げ物など、いろいろなタマネギ料理を食べて、健康に暮らしたいですね。
■タマネギと鶏肉のチリ風炒め
■タマネギと油揚げのしょうゆ煮
■タッピースコーン（タマネギのスコーン）

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