ホーム > 健康・福祉・子育て > 生活衛生 > 衛生研究所 > 病気の集団検査(マススクリーニング) > 国際技術協力
ここから本文です。
新生児を対象としたマス・スクリーニングは世界中の多くの国で導入され、先進国においてはほぼ全ての新生児が検査を受検している一方で、開発途上国では、いまだ導入されていない国が多いのが現状です。
札幌市衛生研究所は、これまで新生児スクリーニングの新しい検査技術の開発など、国内でも先進的な取り組みを自治体として行ってきた経験を生かし、国際協力機構(JICA)が行っている開発途上国からの研修員受入による技術協力プロジェクトの一環として、新生児スクリーニングの行政レベルでのマス・スクリーニングの確立と普及を目指した研修コースを実施しています。
平成2年に集団研修として新生児マス・スクリーニングのJICA研修がスタートして以来、平成22年までに計39カ国、162名の研修員が研修を受けてきました。(内訳は研修受け入れ実績をご覧ください。)
モロッコでは、平成20年(2008年)から3年間の地域別研修「中東地域新生児マス・スクリーニング確立支援」コースを受講した研修生が中心的な役割を担い、首都ラバトにおける新生児マススクリーニング(先天性甲状腺機能低下症)システムが導入されました。今後、モロッコ国内の全ての新生児が対象となるように徐々に対象地域の拡大を目指す中、次の対象地域として想定されているカサブランカ州及びフェズ州におけるマス・スクリーニングシステム確立のための人材の知識、技術が強化されることを目標として、平成25年度より国別研修「モロッコ新生児マス・スクリーニングシステム普及支援」コースを実施しています。
対象国 | モロッコ | |
---|---|---|
目的 | モロッコにおける先天性甲状腺機能低下症のマス・スクリーニングの拡大・普及を目指し、カサブランカ州及びフェズ州におけるシステム確立のための人材の知識、技術が強化されることを目標として実施する。 | |
第1期 | 期間 | 平成26年1月30日(木曜日)~平成26年2月28日(金曜日)(30日間) |
スケジュール | 平成25年度JICA研修スケジュール(PDF:68KB) | |
受入人数 | モロッコ: 12名 | |
第2期 | 期間 | 平成27年2月26日(木曜日)~平成27年3月27日(金曜日)(30日間) |
スケジュール | 平成25年度JICA研修スケジュール(PDF:82KB) | |
受入人数 | モロッコ: 8名 |
平成25年度検査実習講義
平成25年度病院NICU視察
平成18年(2006年)11月、モロッコにおいて「新生児マス・スクリーニング国際会議」が開催され、中東諸国の関係者が数多く参集し、新生児マス・スクリーニングの重要性、有効性が再認識されたことをきっかけに、JICAに対して当該地域における新生児マス・スクリーニングシステム確立に向けた支援の要請がありました。これを受けて平成20年度から新たな地域別研修として、「中東地域新生児マス・スクリーニング確立支援」コースが開始されました。
対象国 |
モロッコ、パレスチナ |
|
---|---|---|
目的 |
マス・スクリーニングシステムの体制づくりの核となる人材(医療行政官・臨床検査技師・小児科医)を対象として、自国におけるマス・スクリーニング確立のための人材の知識、技術が強化されることを目的として実施する。 |
|
第1期 |
期間 |
平成20年11月25日(火曜日)~平成20年12月18日(木曜日)(24日間) |
受入人数 |
モロッコ:4名、パレスチナ:2名 |
|
第2期 |
期間 |
平成21年11月30日(月曜日)~平成21年12月22日(火曜日)(23日間) |
受入人数 |
モロッコ:4名 |
|
第3期 |
期間 |
平成22年11月29日(月曜日)~平成22年12月21日(火曜日)(23日間) |
受入人数 |
モロッコ:4名、パレスチナ:2名 |
平成22年度アクションプラン作成講義
平成22年度病院NICU視察
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.