札幌市衛生研究所-学会発表(1999)

小児の集団生活における感染症とその予防

北海道小児保健研究会 平成10年度総会
平成10年5月、札幌市

藤田 晃三

小児の集団生活における感染症について、結核、インフルエンザ、アデノウイルス7型感染症、風疹、食中毒などを中心に述べ、それぞれの感染症の予防、特に予防接種の重要性について解説した。

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妊婦甲状腺機能異常と児の予後；札幌市での経験から

第17回北海道甲状腺談話会
平成10年7月 札幌市

篠原 望^*1　中江 淳^*1　村下 真理^*1　阿部 修司^*1 佐藤 孝平^*1　藤枝 憲二^*1　福士 勝　三上 篤　藤田 晃三

*1 北海道大学医学部

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Current Status of Newborn Screening Program in Japan

1998 Meeting of Korean Association of Quality Assurance for Clinical Pathology
Sep.24,1998 Seoul, Korea

Masaru Fukushi

The screening system, methodology, quality assurance, screening results and problems in newborn screening in Japan were reported.

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札幌市における積雪中の水素イオンの挙動について

第39回大気環境学会年会
平成10年9月 札幌市

惠花 孝昭、立野 英嗣、畠山 久史、山本 優、向原 紀彦、藤田 晃三

平成8年度と9年度の2月から3月にかけ芸術の森において、水素イオン流出量を調査した結果、融雪期間中に年平均水素イオン降下量の4倍から5倍程度の流出が認められた。

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新生児スクリーニングにおけるデータ処理システム

第26回日本マス・スクリーニング学会
平成10年10月 仙台

日本マススクリーニング学会精度管理委員会
福士 勝　辻 章夫　成瀬 浩　稲岡 一考　河地 豊　山上 祐次　渡辺 倫子　松本 勝　市原 侃

新生児スクリーニングの総合的な精度保証システム確立のため、データ解析と内部精度管理処理プログラム仕様書を作成した。

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神経芽細胞腫スクリーニング結果に及ぼす検査システムの影響

第26回日本マス・スクリーニング学会
平成10年10月 仙台

花井 潤師　野村 由加利　福士 勝　藤田 晃三　穴沢 昭^*1　児玉 京子^*2　沼田 公介^*3

神経芽細胞腫スクリーニングデータベースの調査結果から尿試料、HPLC条件による発見頻度に差は認められなかったが、再検査率、精密検査率、不備検体率には差が認められ、スクリーニング精度への影響が認められた。

*1 東京都予防医学協会
*2 名古屋市衛生研究所
*3 大阪血清

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尿中セルロプラスミン測定によるウィルソン病のマス・スクリーニング

第26回日本マス・スクリーニング学会
平成10年10月 仙台

池田 なほみ^*1　山崎 薫^*1　鈴木 健^*1　北川 照男^*1　大和田 操^*2　福士 勝

学校検尿で得られた22,639件の尿中セルロプラスミン測定の結果、12例が低セルロプラスミンを示し、一例は精査の結果血中・尿中セルロプラスミン低値、尿中銅高値、責任遺伝子ATP 7Bに複合へテロ接合体変異を認めウィルソン病と診断した。

*1 東京都予防医学協会
*2 駿河台日大病院小児科

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新生児マススクリーニングで発見された中枢性甲状腺機能低下症

第26回日本マス・スクリーニング学会
平成10年10月 仙台

内山 智明^*1　横田 行史^*1　大山 宣秀^*1　柴山 啓子^*1　松浦 信夫^*1　小池 明美^*2　原田 正平^*3　福士 勝　藤田 晃三

TSH、T4同時測定で検出される中枢性甲状腺機能低下症の発生頻度は約6万人に1人であり、治療効果も有効なことから、スクリーニングによる早期発見が望まれる。

*1 北里大学医学部
*2 斗南病院
*3 千歳市立総合病院

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母体血中にTSH測定干渉物質が存在した軽症クレチン症の1例

第26回日本マス・スクリーニング学会
平成10年10月 仙台

原田 正平^*1　谷口 直子^*1　武越 靖郎^*1　矢野 公一^*2　紅粉 睦男^*3　山野 公明^*4　寺井 格^*4　市原 侃^*4　本間 かおり　福士 勝

クレチン症スクリーニングでTSH高値で精査となった症例において、母親由来のHAMAによる見かけ上の高TSH血症と軽度クレチン症を合併した複雑な病態を経験した。

*1 千歳市立総合病院
*2 旭川医科大学
*3 勤医協札幌病院
*4 北海道立衛生研究所

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セミミクロHPLCによる乾燥ろ紙血液中17-OHP分析

第26回日本マス・スクリーニング学会
平成10年10月 仙台

三上 篤　福士 勝　小田 浩道　藤田 晃三

セミミクロHPLCシステムによる乾燥ろ紙血液17-OHPの高感度測定法を開発した。ELISA法と比較しても、短時間に十分に高い感度と選択性そして低ランニングコストで測定可能なので、副腎過形成症スクリーニングの確認検査法として有用である。

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新生児スクリーニングで発見された先天性副腎過形成症のPCR法を用いた遺伝子解析（第2報）

第26回日本マス・スクリーニング学会
平成10年10月 仙台

酒本 和也^*1　武井 節子^*1　長谷 豊^*1　大浦 敏明^*1　楠田 聡^*2　藤田 敬之助^*2　三上 篤　福士 勝　田島 敏広^*3　藤枝 憲二^*3

21-水酸化酵素欠損症患者について、6種の病因変異をPCR法により解析した。患者26例中22例でいずれかの変異が検出され、副腎過形成症スクリーニングの補助診断法として有用であった。

*1 大阪市環境保健協会
*2 大阪市立総合医療センター
*3 北海道大学医学部小児科

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乾燥濾紙血液による妊婦HIV抗体マス・スクリーニングの検討

第26回日本マス・スクリーニング学会
平成10年10月 仙台

本間 かおり　三上 篤　福士 勝　小田 浩道　藤田 晃三　後藤 史郎^*

妊婦を対象とした、乾燥濾紙血液による抗HIV抗体マス・スクリーニングの有用性を検討した。2年半にわたるスクリーニングの結果感染者は発見されず、このような陽性率の低い状況では、妊婦全員を対象にするよりも検査が必要と思われる妊婦のみを対象としたセレクティブスクリーニングが有用と考えられた。

* 札幌市産婦人科医会

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大気中のアルデヒド類・ケトン類濃度

第24回北海道・東北ブロック公害研究連絡会議共通課題討論会
平成10年10月 青森市

立野 英嗣　恵花 孝昭　畠山 久史　山本 優　向原 紀彦　藤田 晃三

平成9年8月から平成10年7月までの1年間札幌市内の幹線道路沿線と一般環境における大気中のアルデヒド類・ケトン類濃度について調査した。その結果、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アセトンの3物質が検出されたが、その他のアルデヒド類・ケトン類は検出されなかった。

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札幌市内の女性の年代別シラカバ、ハウスダスト特異的IgE抗体の保有率について

第50回北海道公衆衛生学会
平成10年11月 札幌

野村 由加利　福士 勝　小田 浩道　藤田 晃三

札幌市内の16歳から45歳の女性を対象にシラカバ特異的IgE抗体陽性率は8.9％であり、年代間の差は見られなかった。一方ハウスダスト特異IgE抗体保有率は20歳代の25％から40歳代6％まで年代とともに減少していた。

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札幌市内の飲用井戸の水質検査結果について

第50回北海道公衆衛生学会
平成10年11月 札幌市

澤田 孝子　菅原 雅哉　山本 正昭　向原 紀彦　藤田 晃三

過去6年間に依頼のあった一般家庭井水の検査結果は、簡易専用水道水、業務用井水に比べ飲用不適合率が高く、排水等に由来すると考えられる大腸菌群等による汚染が市内周辺部の広範囲に認められた。

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International Cooperation on Neonatal Screening
-Technical Training Course in Sapporo City-

3rd Asia Pacific Regional Meeting of International Society for Neonatal Screening, November, 1998 in Chiangmai, Thailand

Masaru Fukushi　Junji Hanai　Atsushi Mikami　Kaori Honma　Yusuko Tagami　Hiromichi Oda　Kozo Fujita

　A technical training program for neonatal screening in Sapporo is reported. It was useful for developing countries to establish neonatal screening program.

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Newborn screening for congenital adrenal hyperplasia in Sapporo City
-Sixteen years experience-

3rd Asia Pacific Regional Meeting of International Society for Neonatal Screening, November, 1998 in Chiangmai, Thailand

Atsushi Mikami　Masaru Fukushi　Hiromichi Oda　Kozo Fujita　Kenji Fujieda^*1

In order to improve the current screening program for congenital adrenal hyperplasia based on ELISA, other types of analysis such as highly sensitive HPLC analysis and molecular analysis should be under evaluation as confirmatory testing.

*1 Hokkaido University School of Medicine

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HIV Antibody Measurement of Dried Blood Sample and It's Application to Seroprevalence Surveilance in Pregnant Women

3rd Asia-Pacific Regional Meeting of the International Society for Neonatal Screening, November 15-18, 1998、Chiangmai, Thailand

Masaru Fukushi　Kaori Honma　Hiromiochi Oda　Kozo Fujita　Shiro Goto　Seiichiro Fujimoto

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The Japanese Experience at 12 months Neuro-blastoma Screening Symposium

Consensus Conference on Neuroblastoma Screening　December 1998 in Lyon, France

Junji Hanai

我が国で行われている1歳以降の神経芽細胞腫スクリーニング結果とともに、札幌市のスクリーニング結果を基に、1歳以降のスクリーニングの有効性と問題点について報告した。

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神経芽細胞腫マス・スクリーニング発見例の発生部位別の検討

第24回札幌市医師会医学会
平成11年2月 札幌市

武田 武夫^*1　花井 潤師　藤田 晃三　畑江 芳郎^*2

神経芽細胞腫マススクリーニングで発見される患者について、腫瘍の原発部位別に生物学的性状、予後などについて比較を行った。

*1 国立療養所南札幌病院
*2 国立札幌病院

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乾燥ろ紙血液を用いる妊婦HIV抗体マス・スクリーニングに関する研究

第24回札幌市医師会医学会
平成11年2月、札幌市

石崎 善昭^*1　林 義夫^*1　後藤 史郎^*1　福士 勝　菊地 由生子　藤田 晃三

札幌市産婦人科医会会員の病院・医院でHIV抗体検査を希望する妊婦を対象にして、乾燥濾紙血液による採血を行いスクリーニングを行った。医療機関で受検率に差があったが、全体の受検率は50％を超えていた。

*1 札幌市医師会産婦人科医会

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衛生研究所情報システムについて
-所内LANとインターネット-

平成10年度地方衛生研究所北海道・東北・新潟支部公衆衛生情報研究部会
平成11年3月 札幌市

荒井 修　小塚 信一郎　菊地 正幸　木原 敏博　菅原 雅哉　近藤 和宏　福士 勝　竹田 昭彦　山本 優　小田 浩道　藤田 晃三

札幌市衛生研究所では、平成10年1月に衛生研究所情報システムを導入し、LANの構築、インターネットとの接続によって、所内の情報交換及び対外的な情報の提供・取得・交換のための基盤を整備した。

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