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更新日:2020年2月20日

令和元年度第16回定例市長記者会見記録

日時

2020年1月24日(金曜日)14時00分~14時32分

場所 記者会見室
記者数

19人

市長から下記の話題について発表しました

配布資料

引き続き、次の話題について質疑が行われました

動画(内容は下記「発表内容」「質疑応答」で、文字掲載しています。)

発表内容

 「LEED for Cities and Communities」プラチナ認証取得について

 札幌市では、持続可能な開発目標でありますSDGsの達成に向けて、全庁一丸となって取り組みを進めており、2018年には、内閣府から「SDGs未来都市」として選定されたところであります。

 また、近年は、持続可能な社会の実現につなげるために、環境・社会・ガバナンスへの取り組みということを判断基準とする投資が注目されておりまして、これを評価するシステムであります、いわゆる「LEED」の認証を受ける都市や企業が国際的に増加をしているところでございます。

 このような状況を踏まえまして、札幌の街を世界基準で捉えて、客観的な評価を活用したシティプロモートを展開するために、LEEDの認証システムのカテゴリーの一つであります「LEED for Cities and Communities」への登録申請を昨年(2019年)9月に行ったところであります。このたび、最高ランクの「プラチナ」の認証を日本の都市としては初めて取得をしたということですので、ご報告をさせていただきます。

 認証に当たりましては、「エネルギー」「水」「廃棄物」「交通」「ひと」という5つの分野について評価が行われまして、札幌市は、1人当たりの温室効果ガスの排出量や生活用水の使用量が少ないことなどから、エネルギーや水の分野で高い評価を受けることができました。

 これは、行政だけではなくて、企業や市民の皆さま一人一人の行動・取り組みの成果が評価されたものと考えております。

 今後は、今回の認証をシティプロモートに積極的に活用いたしまして、企業誘致やMICEの誘致、さらには、冬季オリンピック・パラリンピックの招致などを進めていきたいと考えております。引き続き、持続可能なまちづくりに取り組んでまいりますので、報道機関の皆さまには札幌市の取り組みにご注目をお願いしたいと思います。

 スイス・ローザンヌ市からの帰国報告について

 先(1月6日の定例市長記者会見)にお知らせをしておりましたように、今月(1月)8日から12日まで、スイス・ローザンヌ市へ出張してまいりました。「第3回ユースオリンピック冬季競技大会」の視察とともに、IOC(国際オリンピック委員会)関係者との会談などを行ってまいりました。

 まず、9日には、ローザンヌ大学のキャンパス内に開設されましたこの大会の選手村である「ヴォーテックス」と呼ばれる建物を視察しました。この建物は大会後に大学の学生寮としての活用を想定して建設されたということでありまして、オリンピック・パラリンピック競技大会後の施設の後利用という観点で大変参考になるものでありました。

 次に、IOCの本部でありますオリンピックハウスにおきまして、オリンピック開催都市連合が主催をする会議に他の8都市と共に参加いたしまして、スポーツ振興を通じた住民に対する健康増進などについて意見交換を行ったところであります。

 9日の夜には、この競技大会の開会式に参加をして、若者たちのスポーツに対する熱意を肌で感じてきたところであります。

 11日には、トーマス・バッハ(IOC)会長と会談を行いまして、東京2020オリンピック競技大会の準備状況、それから、2030年の冬季オリンピック・パラリンピック大会招致への取り組みなどについて報告をしたところ、「札幌の意欲に感銘を受けた。開催する上での能力に疑いの余地がない」という好意的なお言葉、評価をいただいたところです。

 また、IOC将来開催地冬季委員会のオクタビアン・モラリュー委員長とも会談をいたしました。今後の大会招致に向けたプロセスなどについて意見交換を行ってきたところであります。

 このほか、出張期間中、IOCをはじめとした多くの関係者に札幌をアピールすることができましたし、東京2020大会の成功、あるいは、2030年大会の招致についての札幌への期待感ということもいただいたところであります。

 今後は、今月末に予定されておりますJOC(日本オリンピック委員会)での正式決定を経た上で、新たな招致プロセスの下で、IOCとの本格的な協議を重ねていくということになります。2030年大会の招致に向けた準備を加速するとともに、東京2020大会の成功を通じて、札幌の高い大会運営能力や札幌・北海道の魅力を世界に発信をしていきたい、このように思っております。

 「さっぽろスノースポーツフェスタ2020」の開催について

 メインイベントとなる「クロスカントリースキー競技大会」は、大通公園6丁目から9丁目にかけて、「第71回さっぽろ雪まつり」で使用した雪を活用したコースを造成いたしまして、ジュニア選手と障がいのある選手の約160人が参加予定となっております。

 都心で、さらには、公道を利用したクロスカントリースキーの大会を行うというのは国内で初めての試みでありまして、将来的には国際大会の開催ということも目指してまいりたいと考えております。

 また、大会終了後には、実際に大会で使用したコースでオリンピアン・パラリンピアンと共にクロスカントリースキーを体験できるイベントを実施するほか、大通公園10丁目では、オリンピアンをコーチに迎えて、子ども向けのスキーやスノーボードの体験レッスンなども実施をする予定であります。

 多くの方に会場にお越しいただいて、ウインタースポーツの魅力を肌で感じていただきたいというふうに思っておりますし、また、障がい者スポーツへの理解や関心を深める機会にしていただきたいと考えておりますので、報道機関の皆さまには、周知方、よろしくお願い申し上げます。

 なお、お手元に資料を配布させていただいておりますけれども、大会の準備・開催に伴いまして、2月14日から16日までの間、会場周辺での交通規制を実施させていただきますので、市民の皆さまには、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。

質疑応答

 東京2020オリンピック競技大会におけるマラソン・競歩競技の札幌開催について

北海道新聞

 東京五輪のマラソンの(東京2020オリンピック競技大会マラソン・競歩の実施に向けた第5回)実務者会議が本日(1月24日)の午前中に開かれました。大通公園の占用が4丁目までということになりまして、その競技日(8月6日~9日)にビアガーデンを開催できるかどうかということが継続協議になったということですが、市長の受け止めをお願いいたします。

市長

 大会に必要な大通公園の占用が2丁目から4丁目ということになりました。従いまして、西5丁目から西11丁目はこれまでのイベントなどで使用することができることになりました。

 そういう意味では、ビアガーデンがオリンピックのマラソン・競歩の開催に伴って開催できるかということでありましたけれども、開催できる方向になりましたので、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の皆さんには、こういったイベントなど市民生活への影響を考慮していただきたいということをお願いしてまいりましたので、最大限考慮していただいたというふうに解釈しております。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致に向けた今後の取り組みについて(1)

北海道新聞

 ローザンヌに出張されたということで、そこでIOCのバッハ会長と会談されました。バッハ会長から札幌が高く評価されたと聞いておりますけれども、その一方で、(1月)29日のJOCの理事会で国内候補地として札幌が決まる可能性もあります。この点に関する市長の受け止めと、今後、冬季五輪の招致に取り組む上で課題になることはどのようなことになるのか、市長のお考えをお聞かせください。

市長

 新しいプロセスが昨年発表されまして、これは、2030年に限らず、将来のオリンピック・パラリンピックの開催に関心のある都市が手を挙げるということになりまして、すでに12月にJOCには札幌市として通知をさせていただいたところです。

 その結果、現時点といいますか、12月の締め切りの時点で国内では札幌だけが手を挙げたということでございますので、正式に今月末のJOCの理事会で国内の候補地として選考される見込みになっております。

 ここで正式な決定がされましたら、JOCがその内容についてといいますか、日本・札幌が関心を持っているということをIOCのほうに通知を出すということになっておりまして、それを受けた後、IOCから新しいプロセスでの対話を始めるということになっています。

 そういう意味では、これまで私どもが関心を示していましたので、それが正式なルートでIOCと協議させていただくということになって、今後、IOCとの協議の中でいろいろな課題の整理などをしていくということになります。

 今回、バッハ会長をはじめ、複数のIOCの幹部の方とお話をさせていただいた中で、おおむね2026年の招致計画も、すでにIOCとしては非常に評価しているということでありました。その後、例えば、そり競技などについても、新しい施設を造るのではなくて、既存の施設を使うということで、今、長野市などとも協議をしておりますので、そういったことはさらに評価をするというようなお話もございましたので、今後いろいろな詰めをしていくということになっていくと思います。

 その中でも、やはり、住民の支持率がどのぐらいあるのかというようなことにも関心を示されておりましたので、今後、札幌市民の盛り上がり、支持というものが課題になってくるのではないかというふうに思います。

 新型コロナウイルスへの対策について(1)

北海道新聞

 新型コロナウイルスの感染が国内でも見られています。午前中・お昼のニュースでも千歳で確認されたのではないかという、まだ確認はされていませんけれども、そういったニュースが入っています。札幌市としての対策などがあれば教えてください。

市長

 現時点ではあまり感染力が強くないというふうに言われておりますけれども、ウイルスが変異をしていくというようなことも考えられますし、発症の起源となっている中国からのお客さまも、これから春節を迎えて多数お越しになります。そういう意味では、いろいろな情報収集をしっかりとしながら、危機感を持ってしっかり対応していきたいと思っております。

 すでに、(1月)21日に、保健所のほうから各宿泊施設等へお願いをしてございますが、現時点では、インフルエンザへの対応と同じような形で、手洗いですとか、せきエチケットといいますか、マスクをしたりというような対策を徹底していただく。市民の皆さまにもそういう呼び掛けをしていきたいと思っています。

 新型コロナウイルスへの対策について(2)

STV

 これから雪まつりも開幕し、世界からの観光客の皆さんが集まりますが、雪まつりに関して、何か対策というのはお考えでしょうか。

市長

 雪まつりでは、いろいろなポスターですとか(を使用して)、先ほど申し上げましたように、現時点では、インフルエンザの予防と同じような対策で、外出した場合、外から戻ってきた時には手洗いをするとか、マスクをするなどのせきエチケット、そういった予防などについて、市民あるいは観光で来られた方々にも広く注意を呼び掛けていきたいと思っています。

 一方で、国や道などとも連携をしながら、患者さんの発生状況などに注意をして、逐次、必要な対策について危機感を持って対応していきたい、このように思っています。

STV

 呼び掛けについてはポスターが・・・

市長

 ポスターですとか、いろいろな電子媒体を通じてというふうに思っています。

 「第3回ユースオリンピック冬季競技大会」における成績優秀者への表彰について

STV

 ローザンヌのユース五輪で北海道関連の選手が大活躍となりました。今後、オリンピックでも活躍が期待されますが、表彰などといったことは。

市長

 今回、14歳・15歳という若い世代の日本選手の約半分が北海道の出身の方で、とりわけ冬季の競技でありますので、北海道にゆかりのある選手が多いというふうに思います。

 全体の中で非常に優秀な成績を収めた方などについては、これまでもいろいろな国際大会で優秀な成績を収めた方々をスポーツ賞などでも表彰しておりますので、そういったことも含めて、今後検討していきたいというふうに思います。

 「そしあるハイム」の火災について

北海道新聞

 札幌市の東区の共同住宅のそしあるハイムで多くの方が亡くなった火災から間もなく2年になります。その後、市としても、消防の設備への補助とか、さまざまな取り組みを進められてきたと思うのですけれども、間もなく2年を迎えるということへの市長の受け止めと、今後取り組むべきところなどがありましたらお願いいたします。 

市長

 多くの方が亡くなった非常に大きな火災であります。こういった火災が二度と起きないような対応をしっかり取っていかなければいけないと思っております。

 その上で、札幌市としても、これまで、類似の施設などについて、あらためて施設設備の点検などもいたしまして、消防法上の問題、あるいは、建築基準法上の問題などで課題がある所については是正してきたということであります。そういう意味では、施設のいったんの点検もしてございますし、そのほかに小規模の福祉施設等に対するスプリンクラーですとか、高齢世帯、これは札幌市独自で設置費の助成をしましたけれども、簡易な消火装置への設置費用の補助など、高齢者がお住まいの住宅への防火対策にも取り組んできたところであります。

 そういう意味では、国などにも引き続き制度の拡充を求めていくなり、そもそも、住宅の確保が困難な方々への支援というようなことについても検討していきたいというふうに思っています。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致に向けた今後の取り組みについて(2)

朝日新聞

 市長ご自身も課題とおっしゃっていた市民の意識の点なのですけれども、市民へのアンケートを今年(2020年)の夏の五輪マラソンなどが終わった後にやるご意向があるような報道も一部あったような記憶があるのですが、その辺でもし決まっていることとか、市長ご自身がどのくらいの規模でやるとか、どういう方法でやるとかというようなことなど、心づもりなどがおありでしたらお願いします。

市長

 時期ですとか規模、具体的な手法についてはこれから詰めていきたいと思っていまして、現時点で何か決まっている状況にはありません。と申しますのも、先ほど申しましたように、今回、ローザンヌで、IOCのバッハ会長をはじめとして、関係者の皆さんとお話をしてきました。それで、正式には1月末にJOCの決定を受けてIOCとの協議が始まっていくことになりますけれども、新しいプロセスになりますので、いつまでに何をするというスケジュールが示されているわけではないのですが、決定までのスピードが上がってくる感じがいたしました。

 ですから、まずは、「開催に関心を示す候補地との継続的な対話」と言っておりますが、これは、2030年だけではなくて、その後の2034年とか2038年を意識している都市なども含めて協議をしていくということでありまして、その後に、ターゲットを絞った対話へ移るというプロセスになっています。

 そこでは、具体的に2030年の開催都市を絞って、(IOC)理事会などの承認を得るプロセスになっておりますので、そういったスケジュール感がかなり前倒しで進んでくるのではないか、その時に、必須事項ではないのですけれども、住民の支持率がどのぐらいあるのか、これは前の2026年の大会(開催地決定)の時もスウェーデンとイタリアの支持率の違いのようなことが言われておりましたので、IOCも非常に関心を持っているわけであります。

 そういう意味では、住民の支持率がどの程度あるのか、高いに越したことはないわけですので、そういった数字を年内に把握していくということを考えていかなければいけないのかなと思っています。

朝日新聞

 そうしますと、今のところ、そのアンケートについてはいつ、例えば今年中とか。

市長

 先ほど言いましたように、年内にアンケートを行う方向を、ある程度考えていきたいと思っておりますが、具体的な時期ですとか、手法・規模についてはこれから検討していきたいと思います。

 新型コロナウイルスへの対策について(3)

朝日新聞

 市の内部の、例えば、保健所、それから病院局などへの体制づくりとか、そういうことで何か具体的にありましたら教えていただけますか。

市長

 すでに、市内で患者さんが発生したような状況にどういう対応をするのかということについては、保健所、それから市立病院のほうでも検討を始めております。例えば、感染者が拡大するというような形になってきましたら、国立感染症研究所が、まず、高熱のある方、ウイルスを持っている疑いのある方がいらっしゃるときに検査というようなことが出てまいりますので、そういった情報を保健所では把握して、逐次、対策を取っていくということになりますし、市立病院のほうでは、感染症対策としての基幹病院の役割がございますので、そういった体制をすでに内部的には検討に入っております。具体的に患者さんが発生したときにすぐ動けるようにしていくという意味であります。

朝日新聞

 それは、何か、具体的にそういった会議をいつ持たれたとか。

市長

 会議というか、それぞれのセクションの内部で検討しているということです。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致に向けた今後の取り組みについて(3)

日本経済新聞

 2030年の(オリンピック・パラリンピック)招致に向けた市民調査なのですけれども、すでに、夏のオリンピックであったり、手前で言うと、街なかのクロスカントリー(スキー)大会が決まっていて、住民の理解であったり、盛り上がっていくようなイベントがあると思うのですが、それ以外にもっと市民に冬季五輪の魅力を広く知ってもらうような取り組みというのは予定されていますか。

市長

 ウインタースポーツ、冬季競技に対する関心を高めていこうということが街なかのクロスカントリースキーであったり、昨年からやっておりますけれども、ジャンプ大会でスポーツ観戦を楽しめるようなジャンプ観戦とか、こういったことにもトライアルしてきておりますので、そういった活動が一つ。それから、今年の東京2020大会で、札幌でマラソン・競歩の開催ということにもなりましたので、これから、例えば、大会ボランティアの方などもさらに募集をするということになりますし、ボランティア参画であったり、沿道の応援であったり、さまざまなおもてなしであったり、そういう単に見るということだけではなく、東京2020大会の中で市民の皆さん・企業の皆さんに何らかの形での役割といいますか、参画をして一緒に盛り上げていくということをしていきたいなと思っています。

 そういった内容についても、組織委員会などとも今後いろいろと協議していきたいと思っています。

 令和元年度北海道国民保護共同図上訓練について

朝日新聞

 先日(1月21日)、北海道などと合同で(東京)オリンピックを意識したテロ対策の訓練があったかと思います。あらためて、訓練を通じて見えた課題と、オリンピックを見据えて市としてはどんな対策をしていくかというのをお伺いしたいと思います。

市長

 やはり、テロ事件が発生しますと、内閣官房が国として全体の指揮を執るという仕組みになっておりますので、今回は国主導で(実施しました)。それと北海道や札幌市という地元の自治体、あるいは、自衛隊なり警察などの関係機関の初動体制・連絡体制・指揮命令系統の確認が目的でありました。そういう意味では、通常の災害とはまた違う仕組みになりますので、そういったことを確認できたかなと思っています。

 今後、具体的に、例えば、警察なら警察の中で、いろいろなセキュリティー、警備体制というものを検討されていきますし、私ども市としてやっていかなければいけないようなこと、役割分担というものもあると思いますけれども、やはり、オリンピックのような注目される大きな大会を目掛けてテロ行為を計画するということも十分想定しておかなければいけないと思います。これはないに越したことはないわけですけれども、きっちり備えていくということを関係機関と今後もしっかり連携を取ってやっていきたい。そのための初期確認という意味では、今回の訓練はスタートになったのではないかなと思っています。

 「アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット2021」の北海道開催の内定について

北海道新聞

 アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミットがアジアで初めて道内で開かれることが決まり、主会場が札幌コンベンションセンターとなっておりますので、その受け止め、期待感を。

市長

 これについては、昨年から、北海道、それと釧路市と共に、この会議の誘致を進めてきました。そういう意味では、札幌、北海道で開催されるということに大いに期待をしたい思います。

 というのは、世界的に、アドベンチャー・トラベルというのは、長期滞在をされて、消費額も非常に多い人たちと聞いておりますので、北海道の自然、あるいは、いろいろなアクティビティーを生かした新しい観光といいますか、ツーリズムの可能性を持ったものだと思います。

 そういう意味では、関係者が北海道に来て、実際に良さを見ていくということは今後の展開につながっていくのだろうと思いますし、札幌においても、コンベンションセンターで会議を行いますけれども、例えば、札幌市域でいえば、定山渓などには、スキーですとか、いろいろなアクティビティーがありますので、定山渓をもう少しそういったツアーに活用できるようなことも地元の人たちと検討・協議をしていくというきっかけにしていければなと思っています。

 新幹線建設工事に伴う発生土について

HTB

 今、金山地区でアンケートがすでに始まっておりますが、このアンケートの集計結果や賛否、どういった形で公表されるのかといった部分は、今のところ、どのように検討されていますでしょうか。

市長

 これは、これまでもお話をしておりますように、説明会を開催しておりますが、そこに全ての方が来られているわけではありませんので、11月(17日~23日)に行った説明会での資料、あるいは、そこの説明会の中で出された意見、こういったようなものを情報として取りまとめて周辺の方にお知らせするというのが第一義的な目的です。

 これは賛否を問うという内容になっておりませんので、まずは正しく情報を認識していただいて、ご意見をいただくということであります。これは、2月20日までになっております。

 そういう意味では、賛成・反対が何票かという目的で出しているものではありません。皆さんへの情報提供とご意見の集約という形で整理をしていきたいと思っています。

HTB

 では、具体的にその結果をどのように生かすとかというのは、今のところ検討されていないのでしょうか。

市長

 これから、鉄道・運輸機構とも、これまでの説明会で出された意見、さらに、今回のアンケートで出された意見などについて、それを集約といいますか、今後の検討の材料としていきたいと思っています。

(以上)

 

 この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

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