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更新日:2017年10月30日

平成29年度第9回定例市長記者会見記録

日時

2017年9月8日(金曜日)14時00分~14時54分

場所 記者会見室
記者数 17人

市長から下記の話題について発表しました。

配布資料

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

動画(内容は下記「発表内容」「質疑応答」で、文字掲載しています。)

発表内容

 No Mapsの開催について

 10月5日から15日までの11日間にわたって「No Maps」を開催いたします。残り1カ月を切ったところでありまして、開催の概要につきましては、すでに実行委員会からお知らせをさせていただいているところでありますが、このたび、イベントの詳細でありますとか、チケットの金額などが決まりましたので、お知らせをさせていただきます。

 このNo Mapsでありますが、クリエーティブ産業の活性化や、北海道・札幌の魅力向上を目的として先端テクノロジーや斬新なアイデアなどを軸とした事業を展開し、新しい価値観・文化・社会の姿を提案するものであります。

 10月7日に開催いたします「ジュニア・プログラミング・ワールド2017」、ここでは、2020年から小学校でも位置付けられますプログラミング教育、これを体験できるイベントとなっております。プログラミングによるゲーム作りや、即興演奏などの9種類の子ども向けのプログラムに加えて、保護者や教員向けの、プログラミング教育の要点を伝えるセミナーなども行われます。

 また、すでにご案内しているところでありますが、今年で12回目となります札幌国際短編映画祭のほか、150組以上のアーティストが出演する音楽イベント、先端技術を紹介するブース展示や各種セミナーなど、さまざまなイベントが、期間中、市内の中心部で開催されます。

 加えて、セミナーの登壇者と企業からの参加者や来場者が交流できる場を設けて、新しい産業の創出を後押ししていきたいと思います。

 チケットにつきましては、詳細は資料のとおりでありますけれども、現在販売中の札幌国際短編映画祭と音楽イベントに加えまして、9月12日から各種セミナーなどのチケットや、さまざまなイベントに参加できるフリーパスの販売をいたします。

 新たなビジネスを創出する場であると同時に、誰もが気軽に楽しみながら先端テクノロジーに触れることができるイベントとなっておりますので、報道機関の皆さま方には、周知方をよろしくお願い申し上げます。

 SAPP‿RO(サッポロスマイル)を活用したおもてなしの取り組みについて

 「笑顔になれる街」札幌をイメージしたロゴマーク、「SAPP‿RO(サッポロスマイル)」を活用したおもてなしの取り組みについてお知らせをいたします。

 平成28年度の来札観光客数は、過去2番目に多い約1388万人となりまして、とりわけ外国人宿泊者数は過去最多の約209万3千人を記録いたしました。

 観光需要の高まる中で、今後は、市民・企業・行政が一体となったおもてなしの実践といったソフト面の充実がますます重要になってくるものと考えております。

 札幌市では、市民がおもてなしを実践できるよう、外国人観光客と接する際のポイントや会話例などを盛り込んだ「おもてなしみん便利帳」を今年(2017年)2月に発行いたしましたほか、7月には、観光で訪れた方などの新たな撮影スポットとして、札幌の玄関口でありますJR札幌駅南口広場に「サッポロスマイルフラワーモニュメント」を設置するなど、おもてなしの取り組みに力を入れているところであります。

 このたび、新たに「安心・安全で笑顔のサービス!バスに乗ってサッポロスマイル」と題しまして、市民や観光客の移動手段として重要な役割を担っております市内の路線バス、これと観光バスの事業者さんと連携をして、今月からサッポロスマイルステッカーの付いたバス、約1,200台が運行することになりました。

 ステッカーは、通常のデザインのほか、より親しみを感じていただけるよう、新たに「ウインクスマイル」バージョン、目のところがウインクをしている、そういったバージョンを制作いたしまして、一部の車両に貼り付けておりますので、バスを利用される際には、ぜひこれを探すということも楽しんでいただければというふうに思います。

 このほか、本日(9月8日)から始まっております「さっぽろオータムフェスト2017」でありますとか、10月7日から9日までサッポロファクトリーで行われます「オータムビヤフェスト2017」、ここでもサッポロスマイルをさまざまな形で活用し、来場者をおもてなしすることはもちろんでありますが、特別ブースを設置してサッポロスマイルのコンセプトや意義を広くPRしてまいりたいと考えています。

 札幌では、2018年の「日本スポーツマスターズ」、2019年の「ラグビーワールドカップ」の開催など、大規模なスポーツイベントも控えております。今後も、世界の共通言語であります「笑顔」というものをイメージしたサッポロスマイルを活用して、「笑顔になれる街」札幌の魅力を発信していきたいと、加えて、札幌を訪れる方々へのおもてなしというものをさらに進めていきたいというふうに考えているところでありますので、よろしくお願い申し上げます。

質疑応答

 SAPP‿RO(サッポロスマイル)を活用したおもてなしの取り組みについて(1)

NHK

 サッポロスマイルを活用した取り組みについてなのですが、こちらは、このロゴ自体はもうすでに、今これからバス等に貼り付けるということなのですけれども、これまで具体的に貼り付けられている場所とかというのはあると思うのですけれども・・・。

市長

 「サッポロスマイルパートナーズ」として登録をいただいている事業者さんは、今年(2017年)の8月末現在で約450社になっています。例えば、ホテルでありますとか、ホテルが一番多いのでありますけれども、そのほか、飲食業、サービス業ということで、観光関連の企業・団体が多く登録されております。

 例えば、ホテルでは、フロントあるいは従業員の方に常にサッポロスマイルのバッジを付けていただいておりますし、札幌商工会議所さんでは、さらにこのマークに、例えば、中国語ができますとか英語ができますと(分かる表記をすると)いう形で、語学のコミュニケーションが取れる方に付けていただいたり、これにちなんだスイーツを作っていただいたりと、そういう形で、さまざまな場面で展開をしていただいております。

 これは、市のほうにお申し込みをいただいて、登録いただいて、自由に使っていただくという仕組みになっております。

NHK

 今回、こういった公共交通機関でPRすることの意義というのをあらためてご認識をよろしいでしょうか。

市長

 先ほど申しましたが、一つは、今は食のイベントをやっていますけれども、おいしいものを食べると笑顔になれるということで、札幌というのが笑顔になれる街ですということをPRする意味合いと、きょう、お話をしましたように、スマイル、笑顔というのは、世界共通語、言葉が通じなくても笑顔でお迎えをするということが、おもてなしになりますので、ぜひとも多くの場所でウエルカムの姿勢を示していただく意味で、サッポロスマイルというものを、今、タクシーなどでもすでにステッカーを貼っていただいておりますので、今回、バスのほうにも展開させていただくということで、札幌のまち全体がサッポロスマイルでおもてなしをするというまちであるということを広げていきたいというふうに思います。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(1)

NHK

 来週月曜日(9月11日)に日ハム球団との実務者協議のほうの予定が入っていると思うのですが、次、どういった論点でどういう話になるかというのを考えられているところがありましたら、いただければと思います。

市長

 札幌市内においての候補地を2カ所提案させていただいています。ある程度、これは交通の利便性というものを重視して提案させていただいていますので、交通の利便性の高い所で、広い土地というものがないということです。ですから、ある程度、限られた面積の中で、球団としてどういう施設が造れるのかということ、今、これが最大の協議のテーマであります。

 その中では、前回、提案させていただいた時にも、土地利用規制の問題、容積率でありますとか建ぺい率ですとか、そういうところの協議ということ、ですから、球団として考えている施設というものがその土地利用の中でどういうものができるのかというやりとりということがメインテーマに、札幌の場合はなるのかなというふうに思います。

NHK

 その場合なんですけれども、今度の(9月)29日に北広島市さんと(日本ハムファイターズと)の協議の中で、いわゆる球団が考える配置案というものが出る見通しというふうになっているのですけれども、来週の協議でも、やはり日ハム球団側からそういった配置案というのが提示されるとか、そういう話は入っていますか。

市長

 どこまでのものが出てくるのかというのは定かではないのですけれども、いずれにしても、候補地の中でどのようなものが出てくるのかということ、それをやりとりするというのがメインになりますので、何らかのお考えというのは出てくる、それに対して札幌市として、例えば、その土地利用規制の問題がどうなのかというようなことが中心になるのではないかというふうに思いますが、具体的なのはその時になってみないと分からないかなと思います。

NHK

 仮に出てくるとして、どこまで具体的なものが出てきてほしいかという。

市長

 出てきてほしいというよりも・・・はい。

 北朝鮮の建国記念日について(1)

NHK

 明日(9月9日)、北朝鮮の建国記念日ということですけれども、専門家の方からも、要は軍事的な威嚇行動という恐れというものが指摘されていると思うのですが、ちょっと先日(8月29日)も北海道上空をミサイルが飛んでいったばかりという中で、札幌市さんとしてどのように、明日あるかどうか分からないですけれども、そういう危険性が指摘されている中でどのように備えていらっしゃるかということをよろしいでしょうか。

市長

 昨年(2016年)も建国記念日に核実験が行われたというような事実がありますので、やはり、何が起きるか分からないということで、対応に気を付けていかなければいけないというふうに思います。

 通常は、札幌市の場合、消防局が24時間体制で市民の安全・安心ということに対応しているわけでありますけれども、今回、危機管理対策室の職員の当直による連絡体制というものを取って備えたいというふうに思っております。

NHK

 市民の方へ、どんなことに気を付けてもらいたいか、呼び掛けを。あまり危機感をあおるのもあれだと思うのですが、どういったことを呼び掛けられたいか、どうですか。

市長

 前回、やはり、Jアラート(全国瞬時警報システム)で通知があったけれども、どう行動していいのかということが、やはりなかなか分からないという状況だったのかなというふうに思います。

 Jアラートの中では、頑丈な建物とか、地下に避難してくださいということだけしか出ておりませんでしたので、では、一体どこにということがかなり疑問があって、市民の方からもそういうお問い合わせがあったようであります。

 その後、札幌市としても、例えば、室内にいるときはむしろ動かずに室内にいてくださいとか、窓から離れてくださいというような、政府のほうで通知をしている行動の部分をあらためてそのホームページでも載せましたし、各報道機関の皆さんも同じような形でその後いろいろな報道をされておりますので、そういう意味では、一般の市民の皆さんも、必ずしも地下に逃げなければいけないということではないということは理解いただいてきたのではないかなというふうに思いますが、これは引き続き、われわれも、いろいろな機会を通じて、まずは落ちついて行動していただくということが重要だと思いますので、そのことをしっかりとお伝えしていきたいというふうに思いますし、報道機関の皆さんにも、その旨をお伝えいただければありがたいなというふうに思います。

 携帯電話を持たない方へのJアラート情報の伝達について(1)

北海道新聞

 今の質問に関連してくるのですけれども、防災無線に関して、Jアラートの情報がそのまま連動する防災無線が札幌市内にはなくて、携帯電話が普及しているとはいえ、携帯がない方もいますし、今、格安のSIM(シムカード)が入ったスマートフォンなんかではJアラートが起動しないものもあったりする状況にありますけれども、その防災無線がない状況、Jアラートが携帯電話以外で市民に伝わる手段がない、この状況に関して、市長としてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。

市長

 同報系の無線(同報系防災行政無線)、スピーカーですとか、一斉同報の仕組みというのは、過去にやはり地震のあった所、あるいは、東海地震に備えてとか、津波への備えということで、長年かけて整備をしていっているのが実態です。ですから、札幌のように比較的その自然災害が少ない場所とか内陸部の都市はそこまでいっていないというのが実態です。

 ですから、もうここまで携帯電話・スマートフォンが普及しておりますので、基本的にそこの部分のJアラートを使ったような情報を中心としつつ、そういうものをお持ちでない、情報が届かない方にどうしていくのかといったときに、むしろスピーカーをどんどん設置していくというよりは、例えば、防災ラジオのように電源が入っていなくても何かあると起動して情報が得られるというような、お持ちでない方に対しての対策を考えていったほうが現実的だろうというふうに思っておりまして、そういう検討をさせています。

北海道新聞

 現実的に、今後、その防災無線を新たに設置導入するとかという考えは、今のところは。

市長

 ありません。

北海道新聞

 ほかの政令市さんなんかを調べますと、同報系の無線もないというのは、福岡市と札幌市だけという状況もありますけれども。

市長

 ですから、先ほど申しましたように、今までの地震への備えということで、これは1年、2年で整備してきたというよりは、長年かけてそれぞれ整備してきておりますので、私どもとしては、これを、今、他都市のように全域に配置をするよりは、今のような現実的なことを考えていったほうが時間軸としても早いだろうというふうに考えているということです。

 北朝鮮の建国記念日について(2)

NHK

 以前(8月29日)、ミサイルを撃たれた時に、北朝鮮に対して抗議文のほうを国際郵便で送られたと思うのですけれども(抗議文は、9月3日の核実験実施に対し9月4日に送付)、なので、基本的には、明日そういう軍事的な挑発があるかもしれないという状況の中で、北朝鮮に対するメッセージというか、どういうことを訴えたいかということを、札幌市として、核廃絶平和都市宣言(札幌市平和都市宣言)をされている札幌としてどういうことを訴えられたいかというところを教えてもらってよろしいですか。

市長

 やはり、基本的には、国際平和ということの中で、前回まで行っているような行動というのは許し難いというふうに思っていますので、国際社会のルールにのっとった行動を、冷静な行動を取っていただきたいというのを基本的に思っています。

 ですから、それに対して、それを弱めるような行動がもし仮にあれば、やはりわれわれとしても断固とした行動というものを取っていかざるを得ないだろうというふうに考えます。

創成東地区の再開発について(1) 

STV

 話は変わるのですけれども、今、創成川の創成川イースト、北4東6と、北3東11、あと大通東1丁目の案件は進み始めてきているわけですけれども、あらためて札幌市としてあの地域、人口も増えてきて地価も上がってきている土地ですけれども、どのように開発を進めていきたいのか、都心部との違いを出して、どのように発展させていきたいとか、そういうお考えをよろしくお願いします。

市長

 創成川の西側というのは、駅前通を中心として、やはり今の再開発での建て替えも含めて、オフィスですとか、商業施設が中心になると思います。それは、やはり札幌駅という強い軸がありますので、創成川からの西側はオフィスなり商業施設で、これからも進んでいくということになるだろうと思います。

 創成川の東側は、例えば、サッポロファクトリーでありますとか、そういう歴史的な意味合いを持った建物もございますし、非常にユニークな飲食店などもあります。今お話しのように、新興住宅、マンションを含めて、住居地域としての位置付けも非常に高まっておりますので、今後とも創成川の東側はその歴史的な、文化的な要素を生かしつつ、ある意味、人が居住しやすい環境といいますか、そういう形での整備というものを民間の企業の方と一緒に進めていくというのが基本かなというふうに思います。

 今、そういう、西側と東側との一体的なという意味では、オフィス、商業施設、職場と住居というものが一体となっていくような、人の流れというものを、にぎわいづくりということも東側に、これは大通ですとか駅前のにぎわいとまた違う、少し繰り返しになりますが、歴史的な要素とか文化的な要素を持ったにぎわいという特徴を生かしていければいいなというふうに思っています。

STV

 ちなみに、あそこは比較的若い世代が多いわけですけれども、ただ、全体的には高齢化も進んでいるわけですけれども、あそこならではというのでしょうか、そういう若い世代、今後にかなり発展性もあるわけですけれども、そのあたりを踏まえて、まちづくりという観点ではどうですか。

市長

 おそらく、若い人たちもそうですし、今、都心部にお住いのご高齢の方も、いわゆるシティーライフというか、街なか住まいということを一つのライフスタイルとしてお持ちだと思います。ですから、仕事が終わった後とかに食事を一緒にして楽しむですとか、文化施設といいますか、新しい劇場などもできますので、そういった夜を楽しむとか、そういう都心ならではの楽しみ方、生活の仕方ということに関心を持った方が需要として多いだろうというふうに思いますので、基本的にはそういった方々、あとは、子育てをされる世代の方も増えていますので、非常に、創成川公園を含めて子どもさんたちを遊ばせたりする、そういう雰囲気もありますので、居住ということをある程度意識した、そういう開発というものが進んでいくだろうというふうに思いますし、私どももそういう考え方の中で再開発の事業などを進めていくということになるかなと思います。

北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(2) 

北海道新聞

 何点かあるのですけれども、まず、ボールパークの話なのですけれども、北広島市が、去年(2016年)、球団に出した提案のイメージ図みたいなものを公開したのですよね、先日(9月5日)。札幌市も、今年、球団にいろいろ提案書を出しているのですけれども、そういうイメージ図みたいなものを札幌市として公開する考えはありますか。

市長

 先ほども申し上げましたように、限られた土地の中で、そこにどういう施設を造っていくのかというのが中心の話に札幌の場合はなりますので、北広島市さんのように、いろいろな要素をちりばめたという提案そのものになっておりません。ですから、内容については、そのコンセプトなり考え方を中心とした提案になっていますので、具体的な協議、競技場、あるいは施設配置については、球団とのお話し合いの中で進めていくということになりますので、基本的には私どものほうとして、こういうイメージ図のようなものというのを直接提案しているわけでありませんので、それは公開するということにはならないというふうに思います。

北海道新聞

 いずれにしても、どんな形の配置にしたいとか、公共空間をつくったりとか、いろいろ公共性の云々という話で提案したと思うのですけれども、北広島市でああいうふうに公開すると、どんなふうに提案したのかなというふうに見たい市民もいるのではないかなと思います。

市長

 提案そのものの中に意味があるというよりは、球団とのお話の中で詰めていかなければならないものですので、北広島市さんのように、こんなイメージというふうになったようなものではないということです。

札幌市内のオフィス需要について 

北海道新聞

 今、札幌テレビさんから質問があった中でお答えになって、シティーライフの話をされていましたけれども、創成川東もそうなのですけれども、最近だと、いわゆる大通とか、市電通沿いの(西)7丁目とか、サンデパートビルもそうだと思うのですけれども、結局、本当の街なかにマンションができるような動きも、以前、私は、ビジネスホテルが増えているという話もしましたけれども、マンションみたいなのがまた大通のほうに増えてくると、オフィスの床の足りない状況がまたずっと続いちゃうのではないかなと思っていて、その辺は市長としては、今、まちがリニューアルの時期だとおっしゃっていますけれども、例えば、今おっしゃったような大通と札幌駅の商業とかオフィスの機能というのをどうやって維持させていくのか、その辺はどう考えていらっしゃいますか。

市長

 やはり、事業をされる方の採算性というものを優先したときに、最近は特に、ホテルですとか、居住空間というようなのが多い提案がなされているのは事実です。ご指摘のように、オフィス需要、実はニーズは随分あって、オフィスの床がなかなか足りないという状況がありますので、われわれとしては、先ほど言いましたように、大通なり、駅前という所は、オフィス需要としても非常に高い所ですから、できればそういう形の再開発に持っていければいいなというふうに思っています。ですから、話の中で、そういう所に提案していこうというふうに思います。

サピカ(SAPICA)について 

北海道新聞

 また話が変わりまして、サピカなのですけれども、電子マネーの決済額が結構増えていて、5年前に4000万円ぐらいだったのが今は7億ぐらいになっていて増えてはいると。一方で、加盟店が伸びていなくて、1,000店ぐらいだったのが今は200店ぐらい減っちゃっているのですよね。で、その辺は減っていると市民としては交通マネー、交通だけではなくて普段の生活にも買い物とかにもどんどん使えれば結構便利なのかなという気もするのですけれども、その辺、何で減っていて、普及させるためには電子マネーとしてというのはどんなアイデアがありますか。

市長

 サピカの電子マネーとしての利用ということで、各店舗にいわゆる読み取り機、これは事業主体となっています札幌総合情報センターのほうが、最初は拡大をするためにある程度たくさんのところに読み取り機を配布したという状況があります。

 電子マネーというのは、比較的小銭のような少額決済では使いますけれども、例えば、何千円というような金額のものを電子マネーで払うケースというのはなかなか少なくて、そういう意味では、最初に配布をした箇所よりは現実的には使われていないところが落ちてきたというふうになっているのではないかというふうに思います。

 この後、複数の電子マネーの読み取り機、マルチ型のものが登場してきて、そういったことで、今、新しく総合情報センターのほうでも拡大に向けての動きをしているというふうに聞いていますので、現実的には、高額決済をするようなお店ではなくて、使い勝手のいいところについては、いったん減っていますけれども、また増えていく可能性はあるかなというふうに思っています。

北海道新聞

 キタカがあるじゃないですか、JR北海道の。あれは札幌市に1,400店ぐらい使われていて、多分、8割ぐらい多いという感じがします。せめてそれを超えるくらいの機は必要なのではないかと思っています。

市長

 今後増えていくだろうというふうに思いますね。

バスターミナルについて 

北海道新聞

 それと、バスターミナルなのですけれども、先日(8月28日)、札商(札幌商工会議所)の要望で、ターミナル機能が市内に分散しているので、それが課題だというふうに挙げて、「バスタ新宿(新宿高速バスターミナル)」も一つの先行事例としながら、バスターミナル機能の一元化を図ってほしいというような内容が盛り込まれていたのですけれども、この辺、市長はどのようにお考え、こうした要望に対してどうお考えですか。

市長

 バスターミナルは、今、札幌駅も、ターミナルと路外、それと、大通ということで分散をしています。ですから、使われる方の利便性を考えていくと、できるだけ集約をさせていきたいというふうに思います。ですから、札幌駅の駅前の再開発に併せてバスターミナルを整備していくという前提になります。

 やはり、今のバスターミナル、特に駅前のバスターミナルはバリアフリーということもありませんので、そういう意味では、新しい時代に即したバスターミナルを。そのときに駅前に、1カ所に集中させるのが本当にいいのかどうかということについては、よく議論しなければいけないかなというふうに思います。というのは、バスタ新宿と違って、都市間バスだけでなくて市内路線も駅前に入っています。大通も、近郊路線、いろいろな路線がありますので、ですから、例えば、方向別に都市間のものと市内を分けていくですとか、利便性についても、全て駅前にあるのが使い勝手が住民の立場としていいのかということはよく議論していかなければいけないというふうに思いますので、たくさんあるバスターミナルをいくつかに集約していかなければいけないという方向性、これは整理をしていかなければいけないと思いますが、1つでなければいけないとは必ずしも思っておりませんので、そこは事業者さん、あるいは、利用される立場の方々のことをよく考えて再開発事業の中で整理をしていきたいというふうに思います。

札幌市の公式アプリについて 

北海道新聞

 最後に、公認アプリなのですけれども、防災アプリも作るということですけれども、各部局いろいろアプリを作っているみたいで、札幌市のホームページを見ると6つが公認アプリですよというふうに出ているのですよね。チ・カ・ホの実証実験でもアプリを作るという話も伺っていますし、一定の開発費用とかランニングコストもかかっていると思うのですけれども、何かこうどんどん乱立とは言いませんけれども、いろいろな部局で作っていますけれども、何かガイドラインみたいなものがあるのかということと、今後もやはり増えていくというのを是としているのか、市長のお考えはどうでしょうか。

市長

 従前の情報提供の在り方として、やはりインターネット、ホームページでお知らせをしてきたという時代というのは、情報を発信する側が提示をして、あとは探しに行かなければいけないということです。今は、ほとんどスマートフォンを持っていて、プッシュ型といいますか、自分が必要な情報についてはお知らせをしてくださいということになりますので、流れとしてはそういうスマートフォンを使ったアプリケーションが広報媒体として補充をしていかなければいけないだろうというふうに思います。

 そのときに、やはり、今使っているアプリケーションは、いったん登録をして、そういう情報をもらうということになっていますので、まず、認知をしてもらうということが重要になりますので、いろいろなできた時期に応じてもインストールしている数に随分差があるようです。ですから、そこら辺はきちんと検証といいますか、使われるものはもっと使われるようにどうするかとか、仮に使われないものがあれば、それを見直していくということは進めていかなければいけないでしょうし、あとは、例えばそれが市の公式、公的なものかどうかという、なかなか認知できないということがありますので、今までも、例えばホームページを作る場合は、こういうガイドライン(札幌市公式ホームページガイドライン)を作っていますので、今後はアプリケーションのものが増えてくるという前提とすれば、アプリケーションに対しての1つのガイドラインを作っていく必要があるだろうというふうに思っていますので、それは検討を進めたいと思います。

SAPP‿RO(サッポロスマイル)を活用したおもてなしの取り組みについて(2) 

北海道新聞

 きょう(9月8日)発表いただいたサッポロスマイルなのですけれども、ウインクの形が新たに加わったということなのですけれども、これを新たに作った理由と、用途が違うのかどうか、今までのものでは何か足りないものがあったのかということを教えていただけますでしょうか。

市長

 足りないものが何かあるというよりは、一つは、基本のところは、やはりスマイルということですから、そういったことを前提としながら、今回、ウインクバージョンというものを作って、認知度といいますか、注目していただこうということでありまして、何かこれまでのことに支障があったということではないです。

北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(3) 

北海道新聞

 日ハムの新球場の話ですけれども、北広島市が、構想というか、イメージ図を公表していますけれども、イメージ図そのものに対する市長のご感想をお聞かせいただきたいのですが、日本ハムファイターズも6月にイメージ図を発表していて、非常に似ている部分が多くて、意識し合ったのかどうか分かりませんけれども、そういうふうになっていますので、その辺についてもお話ください。

市長

 特別な感想というものを持っているわけではないのですけれども、広い土地だなというふうに思いましたね。

札幌市職員の不祥事について 

北海道新聞

 先週(8月31日)、札幌市のほうから不祥事といいますか、職員の問題事例が3件同時に発表されました。生活保護の過大支給、セクハラ、業務の発注の件だったと思いますが、いずれも上司に相談できない等の共通点があったと思います。まず、市長の受け止めをお話しください。

市長

 今回起きた不祥事というのは、事務処理が遅れて、書類をため込んでしまったというようなことで、そのことを組織として対応できなかったということだろうというふうに思います。ですから、マネジメントする管理監督者からすると、自分のところの業務の進捗(しんちょく)管理をきちんと見られていなかったということになると思いますし、あとは、そのことが相談できなかった、なかなか言い出せずに時間がたってしまって、中には自分で支払いをしてしまったというケースもあったわけでして、仕事が少し遅れ気味、あるいは、困ったときに組織としてカバーをできる体制、相談できる体制というところに問題があったのだろうというふうに思います。

 以前の不祥事もそうですけれども、やはり、業務の進捗管理ですとかマネジメントのところは課題だなというふうに思っていまして、いろいろな部長職・課長職の研修の強化というものを、今年度(2017年度)、すでに始めているわけでありますけれども、具体的な事象に対してどう行動するかというもう少し具体的なイメージ、単にこういうことがあるので気を付けてくださいということではなくて、Jアラートじゃないですけれども、それが起きたときにどういう行動を取るんだというようなことを具体的にイメージできるような研修が重要だろうというふうに思いまして、そのことを総務局のほうに先日も指示を出したところであります。

北海道新聞

 関連ですけれども、アスベストの問題(の検証)が今年(2017年)の春の2月ぐらいにかけてありましたけれども、その時にも検証委員会(札幌市石綿問題調査検証委員会)から、職員の間のコミュニケーションは、市役所の職員全体的に問題があるのではないか、雰囲気が、風通しが悪いのではないかという指摘があって、今回も似たような問題が明らかになったわけですけれども、職員の間の雰囲気等について、市長はどのように認識されているのでしょうか。

市長

 アスベストの問題については、それぞれのセクション間の情報が共有できなかったということが一番大きいと思いますので、例えば、環境局に来た、あるいは、教育委員会に来た通知が全庁に共有できなかった、そういう意味での風通しの悪さ、情報共有が足りなかったということと、今回起きている事件とはちょっと違うかなというふうに認識しております。先ほど申し上げましたように、今回起きているのは、むしろ、情報共有というよりは、仕事の進捗状況で、ややこの職員は少し仕事が遅れ気味だなと認知をしていながら、それをカバーし切れなかったということですから、マネジメントの問題が非常に大きいかなというふうに思います。

 加えて、雰囲気づくり、風通しという意味では「今、こういう困っていることがある」ということが相談しやすい職場環境という意味では風通しということになるのかなというふうに思いますが、起きている事象への対策として、今回起きている部分については、ちょっと別な視点で対策を取らなければいけないかなというふうに思います。

携帯電話を持たない方へのJアラート情報の伝達について(2) 

uhb

 北朝鮮のミサイル関連ですけれども、今後、情報弱者に対して、防災ラジオを配っていくというようなことも検討していると思うのですけれども、現在、いつ飛ぶか分からないような状態なのですけれども、その間、どのようにカバーしていくのでしょうか。

市長

 そこは、例えば、スピーカーを付けるにしても、すぐには付けられませんので、そういう認識の中に、例えば地震ですとか風水害ですと、体感できますので、それは一定程度認知をして、例えば、地震が起きたらテレビをつける、ラジオをつけるという行動だというふうに思いますが、ミサイルというのはちょっと分からないので。早急に対応を取っていかなければいけないと思いますけれども、きょう、明日に何かすぐに対応できるというのは難しいのかなと思いながら、先ほど言ったように、個別に(携帯電話・スマートフォンを)お持ちでない方に対して、まず、どういう方がお持ちでないか自体も分からないわけですから、希望された方にそういう防災ラジオのようなものを考えていくということを急いでやっていかなければいけないというふうに思っております。

uhb

 その中で、市民の方たちにどういった行動を取ってもらいたいということはありますか。

市長

 先ほども申しましたように、まずは、落ちついた行動を取っていただくということが重要だと思います。今回(8月29日)も、午前6時台ということでしたけれども、例えば、これが8時とか7時とか通勤時間帯であればもっと混乱をしていくということになると思いますので、やはり、イメージを持っていただくことが重要だと思いますので、例えば、Jアラートが来たときにどういう行動を取るかということについて、これは、われわれ行政の立場としても、あらゆる機会で市民の皆さんにお伝えをしていきたい、ご理解していただくようにしていこうと思いますし、加えて、先ほどもお願いをいたしましたけれども、報道機関の皆さまにもお知らせをしていただければなというふうに思います。

 創成東地区の再開発について(2)

STV

 先ほど、創成川イーストのことで、細かいのですが、先ほどお話しされた中で、創成川の流域の歴史や文化を生かしつつ発展させたいということをおっしゃっていましたけれども、都市景観に統一感を持たせて、昔の情緒あるものを何とか残していくとか、そういうイメージということなのでしょうか。

市長

 そういう部分もあろうかと思いますね。例えば、移動軸としては、北3条通というものが非常に、道庁赤れんが(北海道庁旧本庁舎)があって、そこから東側に結び付いていますので、今、札幌市北3条広場ですとか、ああいったものを含めて、そういう歴史軸のようなものに対して景観のようなものをどう考えていくのかということもあるでしょうし、あと、東4丁目を、今、移動軸の大きな一つとして、これは、ハード的にも拡幅ですとか、例えば、歩道の整備ということも先々に考えていくということになるのかなというふうに思いますけれども、東4丁目に新しい体育館などもできますので、そういう移動の際の周辺のハード的な整備というものも今後考えていかなければならない一つかなというふうに思います。

STV

 細かいですけれども、例えば、都市景観条例のようなものを作って、あそこの文化的・歴史的なものでより強調してというあたりはどうでしょうか。

市長

 今、基本的には都市景観の中で、いろいろな審議会の中のご指摘がありますので、そういった専門家の皆さんともご相談をさせていただきながら、どういうものが望ましいのかということをさらに詰めていければなと思います。

STV

 今、若い世代が住んでいますけれども、30年、40年たてば、当然、あそこも高齢化するわけですけれども、例えば、市長の中で、あそこを将来的にこういう姿であるようにまちづくりをしたいというのはありますか。

市長

 今も、ご高齢の方も随分お住まいになってきています。というのは、郊外の戸建てから移り住まれている方がいらっしゃいますので、そういう意味では、多世代が交流している状況で、今もそうなっていると思います。

 医療機関なども東側にはありますので、ですから、そういう快適な移動空間、公園なども含めてですけれども、いろいろな都市空間としての憩いの場のようなもの、これは民間施設も含めてでありますけれども、そこに多世代の方が暮らしていける、そういったことを前提に考えていく必要があるだろうというふうに思いますので、必ずしも若い世代の人だけをイメージしたまちづくりにはならないのではないかと思います。

 札幌商工会議所と札幌市による懇談会について

北海道新聞

 先日(8月28日)、札幌商工会議所との懇談会がありました。2年ぶりぐらいの懇談会だったと思うのですけれども、札商は、市長が当選された時には幹部の方たちに対抗馬の方を推された方たちも多かったと思うのですけれども、ああいった形で2回目の懇談会をされて、今後、どういうふうな形で関係をつくっていきたいか、一言、お願いいたします。

市長

 私が市長に就任して以降、誰もが暮らし続けられるまちであるためには、やはり、経済的な基盤、雇用の問題も含めてですけれども、働く場というものがベースにあって、いろいろな施策ができるという思いを強く持っています。ですから、子育てのこととかいろいろ将来的なことがありますけれども、経済政策というものをかなり意識をしてこれまでも取り組んできているわけです。そういう意味では、まさに経済界の皆さんと、行政がいくら経済、経済といっても、雇用にしても、やはり企業として業績を上げて雇用を増やしていく、あるいは、女性の、今、われわれが取り組んでいる女性の活躍についても、企業としてそういうことに取り組んでいかなければいけないわけなのですので、そういう意味では、商工会議所という中小企業の多くが参画をしている団体をはじめとして、企業の皆さんですとか、経済界の皆さんと車の両輪としてまちづくりを進めていくことが重要だと思っております。

 ですから、昨年(2016年)がたまたま商工会議所さんで改選時期に当たるということで、昨年は開催できませんでしたけれども、方向を同じくして進めていくということについて、先日も岩田圭剛会頭とそういうお話をさせていただきましたので、ベースとして、何度も言う話になりますけれども、まちづくりの車の両輪として経済政策を進めていければなというふうに思っております。

 携帯電話を持たない方へのJアラート情報の伝達について(3)

NHK

 ちょっと、細かいところなのですけれども、先ほど、uhbさんの質問で、ミサイルの防災について、今後、希望者の方に防災ラジオ、これを希望する方にお貸しするというふうな考えというのは、そういう方針を決めているのですか。それとも・・・

市長

 いや、今、携帯電話なりをお持ちでない方に情報をお伝えする手段としてどういうことができるかということをまず考えていくわけですけれど、ほかの都市であるような一斉同報無線といいますか、スピーカーでお知らせをする、それを全域に設置するよりは、携帯電話を持っていない方に、電源が切れていてもラジオがついて、スイッチが入って、そういう情報が流れるような方法のほうが、時間的にも早いというふうに思っていますので、そういうことを中心として先に検討していきたいということで、そのことを決めたとか、これが最良の策だというふうに現時点で決め切れているわけではありません。

NHK

 あくまで、例えばということですね。

市長

 そうですね。スピーカーを設置していくというよりは、ほかの方法を取って考えていきたいとは思っております。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致について

NHK

 間もなく、IOC(国際オリンピック委員会)のほうから、冬季オリンピックの細かい要件が(9月)13日から発表されるということで、札幌市さんとして、今、誘致を進めておられる中で、経費の削減等も検討されておられると思うのですけれども、今の進捗状況はどういうふうになっているのでしょうか。

市長

 進捗状況というよりは、検討を整理している途上ということです。

 まず、招致プロセスそのものが正式な文章としてJOC(日本オリンピック委員会)にもまだ届いていないということですので、内容がよく分かりません。しかしながら、今、概要計画(2026北海道・札幌オリンピック・パラリンピック冬季競技大会開催提案書)でお示しをした競技場について、これに、できるだけ経費を落としていく方策というものを今考えています。ですから、例えば、スケート競技はどこでどうやるのかとか、それは仮設でいくのか、改修、建て替えでいくのかというような競技場の今後の持っていき方ということについてそれぞれ詰めているところであります。

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における費用負担について

朝日新聞

 先日、東京都の小池百合子知事が東京オリンピックの会場の東京以外の自治体の運営費について、宝くじの収益を充てるということで自治体と合意したというお話が発表されましたけれども、そのあたりの詳しい経緯と、市長というか、市の考え方、受け止めと、それについての感想のあたりについて、一言、お願いしたいと思います。

市長

 7月(21日)に東京都から宝くじのことについて、連名で要請をしましょうというお話がありましたけれども、その時は保留をさせていただきました。というのは、経費の考え方、どういうものに対して充てることなのか、それと、例えば、東京都、組織委員会(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)と地方の会場を持っている自治体との役割の考え方が整理されないまま財源のことだけが出ましたので、そこはまず、考え方といいますか、役割についてしっかり示してくださいということでお話を保留させていただきました。

 今回、ご提案をいただいたのは、基本的に個別の会場に対していくら、いくらという積み上げがなされているわけではありませんけれども、基本的な考え方として、例えば、競技に必要な輸送の問題ですとか、セキュリティー対策といった競技に関わることについて、組織委員会もしくは東京都の負担で、会場を持っている自治体として、例えば、照明をこれを機会に替えていくとか、その大会だけではなくて、今後も持続的に使っていく施設として、例えば、Wi-Fiの整備をするとか、そういうものはそれぞれの協議体(自治体)として判断できる状況のものについては各自治体で負担と、そういう役割、考え方の整理がつきましたので、私どもとしては、そのことは一つ分かったということと、それに充てるといいますか、大会全体、例えば、聖火リレーのような、そういったものは各道府県で持つ、それの一部に充てる財源として宝くじと。先ほどの自治体側で、これは自治体独自で判断するものですけれども、照明を替えたり、Wi-Fiを付けるとか、その後も恒常的にその施設で使えるようなものについての整理も、その2分の1は、この財源から見ますという提案をいただきましたので、それであればということで、今回、一緒に提案をさせていただくことに合意をしたということであります。

朝日新聞

 今回、ある意味、決着だと思いますけれども、決着について、市長の率直な感想をお聞きしたいのです。

市長

 立候補ファイルに示された役割分担どおりでお示しいただいたので、それは納得できるものかなというふうに思っております。

(以上)

 

 この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

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