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更新日:2016年6月22日

平成28年度第5回定例市長記者会見記録

日時

2016年6月21日(火曜日)14時00分~

場所 記者会見室
記者数 17人

市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

配布資料

動画(内容は下記「発表内容」「質疑応答」で、文字掲載しています。)

発表内容

 「第17回世界冬の都市市長会議」の開催について

 後ろにありますバックパネルのデザインを今回から変更いたしましたので、お知らせをさせていただきます。

 こちらにありますように、7月27日から世界冬の都市市長会議、第17回になりますけれども、札幌で開催されることになりました。1982年に第1回を開催いたしましたので、実に34年ぶりということの開催になります。

 開催期間中、会議のほかにも、市民の皆さんにご参加をいただけるようなイベント、こういったものを予定しております。詳細につきましては、今、関係のところで詰めておりますので、後日、あらためてお知らせをさせていただきますので、報道機関の皆さまにはよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。

 「北海道お菓子フェア2016」の開催について

 今週の金曜日、6月24日から7月3日まで、「北海道お菓子フェア2016」を開催いたします。

 これは、札幌商工会議所の創立110周年、そして、北海道新幹線開業を記念して札幌で初めて行われるものでございます。道内はもとより、全国各地から魅力的なスイーツが大集合するイベントとなっております。

 北海道は、ご案内のとおり、豊かな食材、そして、スイーツ作りに適した冷涼で爽やかな気候に恵まれておりますので、これらの利点を生かして、平成17年11月から「さっぽろスイーツ」という取り組みを進めてきておりますが、この取り組みは、毎年、道産食材を生かしたスイーツが提案をされて、「スイーツの街さっぽろ」というもののイメージの定着が図られてきたのではないかなというふうに思います。今回のお菓子フェアは、さっぽろスイーツを発信する絶好の機会でありますし、スイーツの消費拡大、関連企業への波及ということが見込まれておりまして、北海道経済全体の活性化にもつながっていくものと考えております。

 メーン会場となります大通公園2丁目のほか、北3条広場「アカプラ」会場でありますとか、市内の複数の百貨店の中にも会場が設けられて、札幌の街がお菓子と笑顔で包まれる、そういう機会になるのではないかなというふうに思っております。

 開催期間中は、「さっぽろスイーツコンペティション」の歴代グランプリの作品でありますとか、お菓子フェア限定のスイーツというものも販売されますほか、パリを拠点に活躍をする人気パティシエ、青木定治さんによるトークショーなど、さまざまなステージイベントも行われる予定でございます。

 初日の24日には、オープニングセレモニーとして、特大ロールケーキへの入刀式なども行われますので、多くの方に訪れていただけるよう、PR方、よろしくお願い申し上げたいというふうに思います。

質疑応答

 丘珠空港の活用について(1)

日本経済新聞

 先日、市長が丘珠空港の(滑走路)延伸について検討していると言及されましたが、例えば、いついつにそういった調査を始めますとか、具体的なスケジュールについて何か決まっている点はございますでしょうか。

市長

 滑走路の延長の問題については、丘珠空港を活性化していくために検討していかなければならない課題の一つだというふうに認識をしております。

 具体的に、滑走路延長ありきということではなくて、まず、今、丘珠空港そのものが道内のネットワークの拠点というような位置付けになっています。新千歳空港の民営化の議論の中に、北海道の各地域の空港をどう有機的に結び付けて北海道全体の活性化につなげていくのかということが民営化の議論の中でしていかれますので、今回、民営化の議論そのものの中には丘珠空港は共用空港ということもあって、直接入ってきていませんけれども、当然、北海道の活性化のために新千歳あるいはほかの空港との役割をどういうふうに考えていくのか、例えば、防災の役割的なものとして丘珠をどう考えるのかとか、そういったものを考えつつ、ここは共用空港でありますので、そういう制限もあります。そんな中で、先般(6月13日の)、高橋はるみ知事とのお話の中でも、民営化議論の中にダイレクトに丘珠空港を入れて議論するということにはならないけれども、丘珠空港の役割というものをどう考えていくのか、これを一緒に考えていきましょうということで、道とも具体的ないろいろな課題の整理を含めて検討していきましょうということになっています。

 ですから、具体的に滑走路延長ありきということでこれからスケジュールを組まれるということではなくて、丘珠空港の活用方策ということを、今、道と札幌市としても一緒に考えていきましょうという状況であります。

 具体的にいついつまで何をというところまで決まっているわけではありません。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致について(1)

日本経済新聞

 次に、道と協力して五輪招致につきまして一緒にやっていこうというふうに先日(6月13日)の道市懇(北海道・札幌市行政懇談会)で合意されましたけれども、具体的にどういったところを協力していくのかという話し合いに関しては、例えばいつ開催されるとか、そういった話し合いは進んでいるのでしょうか。

市長

 事務的ないろいろな話し合いは、これから急いでやっていきましょうということになっています。一つは、役割分担といいますか、財政負担的な話でいきますと、財政の状況を、地元負担としてどういうふうに考えていくのかということ、こんなことを詰めていきましょうということなのですが、一つは、競技場の、国に対して、例えば国立での建設というものをお願いしていくとか、ナショナルトレーニングセンターみたいなものをお願いしていくに当たって、どういう規模のものを想定するのか、結構、いろいろ人によってまだまだ整理がついておりませんので、その場合に、例えば真駒内がいいのか、そういった場所の問題などについても道と一緒にやっていきましょうということになっています。

 そういう意味で、今の冬季オリンピック・パラリンピック開催概要計画のある程度ざくっとしたものから、少し具体的なものを双方で詰めていきましょうということでありますので、これは、できるだけ早い時期にスタートするように私のほうからも指示をしてあります。

 夕張市について

日本経済新聞

 次に、夕張が破綻して10年という節目を迎えたわけですけれども、夕張は、赤字を縮小していこうというだけでなく、地域再生も両立していこうというふうに、10年の節目であらためて(鈴木直道)市長が言及されておりますけれども、夕張ご出身の秋元市長から、今の夕張の10年という節目を迎えて、どういったご感想を持たれていらっしゃるでしょうか。

市長

 (財政)再建団体といいますか、地方自治体としての破綻という形になりまして、大変大きな負担が住民の方も負っている状況になっているのかなというふうに思っております。今、鈴木市長も大変ご苦労されて、毎年26億円くらいですか、そういった金額を返済してきているということであります。

 例えば、民間の場合の民事再生とか会社の更生の関係などで考えると、普通は債務をある程度整理をしたといいますか、少し縮小した状態の中で再建をどう考えていくのかというふうになっていますけれども、自治体の場合、そういう仕組みがないので、債務は債務で負った状態のままで次のステップをというのは、大変厳しいのではないかというふうに思います。

 そういう意味では、夕張市長もおっしゃっているように、ただ債務を返済するだけのために努力をするというのは、この10年というのは大変な重さだったのではないかというふうに思います。

 これからどういう形になっていくのかというのは分かりませんけれども、やはり、できるだけ前に向いていけるような取り組み計画を国のほうも協力していただけるとありがたいなというふうに、地元の出身の人間としてはそう思っております。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致について(2)

北海道新聞

 今の質疑の中で、五輪の開催概要計画の関係なのですけれども、道庁さんとも共同で策定するということで。しかし、時間的には夏に成果品にするとなると、かなり時間が限られているような印象を受けるのですが、どの程度、深掘りないしは内容を充実させていくことが可能なのかということも少しご説明いただきたいと思います。

 もう1点は、市民からすると、一旦、開催概要計画案というものができて、市民の意見募集をしているという中で、また道と再度調整をして計画書を作っていくとなると、その辺のプロセスの分かりにくさというのが感じられるような気がするのですが、それは、再整備したものについてあらためて意見を募集していくようなことは考えられるのでしょうか。

市長

 今の概要計画そのものについては、当面、JOC(日本オリンピック委員会)に札幌で開催をするとした場合のこういう考え方としてお示しをするためのものというふうに説明させていただいております。

 ここの概要計画に至るまでも、当然、北海道とのいろいろな意見交換をした中で進めてきていますので、この概要計画が大幅に何か物事が変わるということではないと思います。そして、この概要計画案作りがおしまいということではなくて、むしろ、ここからいろいろ国との協議がスタートしていきますので、例えば、具体的に日本が手を挙げるということになっていけば、もっともっと詳細な計画を詰めていかなければいけないということになりますから、そういった方向に向けていくためには、先ほど言いましたように、会場の問題だとか、費用負担の問題だとか、国、道、市の役割みたいなものを具体的にどう考えていくのかということを並行して詰めていかなければいけないでしょうということで、今回も北海道と一緒にそういう計画作り、招致活動をしていきましょうということです。

 ですから、この概要計画を作ることが全てということではなくて、もちろん、そこも一つのプロセス、通過点ではありますけれども、そこから先もまだまだいろいろ詰めていかなければならないということになります。

 そういう意味で、市民意見も、一旦、この概要計画についてご意見をいただいて出していきますが、当然、いろいろなご意見があると思いますので、それは、これから招致活動を進めていく中でさらに詰めていくと。

 例えば、最終的には日本として手を挙げる、札幌市として手を挙げるということになれば、オリンピック・パラリンピックの開催自体をもう一度市民に問うということも必要になってくるのだろうというふうに思います。

 ですから、繰り返しになりますが、この概要計画を出すのは一つの通過点というふうにお考えいただきたいというふうに思います。

北海道新聞

 今おっしゃった、もう一度、市民に問う必要があるというのは、開催の是非ということですか。

市長

 最終的なものをということでしょうね。

北海道新聞

 それは、例えば、それで支持率が何パーセントだったら引き続き進める、あるいは、何パーセント未満であれば支持が得られていないということで断念とか、そういった類いのものでしょうか。

市長

 例えば、正式に手を挙げるという時に、国が、日本としてまず手を挙げるかどうかという判断があります。その中で国内選考があったりしていくわけですよね。そうなってくると、当然、IOC(国際オリンピック委員会)の中での議論になっていくと支持率というものが問われてきますので、そういう時点になれば、あらためて、オリンピック・パラリンピックの開催について、市民の意向というものを確認しなければいけない、そういう時期も来るだろうというふうに思っています。

北海道新聞

 確認ですが、それは、日本として、札幌でやりたいと手を挙げてからのことですか。

市長

 そうですね。

 丘珠空港の活用について(2)

北海道新聞

 先ほどもあったのですけれども、丘珠空港の滑走路延長の関係で、活性化のために検討しなければいけない課題の一つだという話だったのですが、もう少し具体的に、経済界の方なんかも、冬場のジェット機の運航などに滑走路の延長が必要だというようなお話も出ているのですが、そういうご認識で検討が必要だというお考えなのでしょうか。

市長

 そういうことも含めてになると思います。先ほど言いましたように、滑走路の延長をするか、しないかということだけではなくて、丘珠空港そのもののいろいろな制約もありますので、例えば、新千歳との役割をどうするかとか、丘珠の機能をどうするかと。そんな中で、例えば滑走路という問題も出てくることになるだろうというふうに思います。

北海道新聞

 この間の道との行政懇談会の中で、道と丘珠のあり方について議論する新しい協議の場をつくるという話もあったと思うのですが、その中でも滑走路の延長ということについては議論していくということでしょうか。

市長

 一つの考え方としてだと思います。

 先ほどから何度も申していますけれども、滑走路延長ありきで議論をしようということではなくて、丘珠を活用していくに当たって、例えば冬場の問題とかが出てきたときにどうしますかということの議論になってくるのだろうと思っております。

 ですから、まず、では新千歳との役割をどう考えるのかとか、防災的な役割として丘珠をどう考えるのかという役割、機能みたいなものもしっかり考えていかなければいけないのだろうというふうに思います。その先の問題として、では規模の問題がどうかということになっていくのではないかというふうに思います。

北海道新聞

 その協議の場なのですけれども、まずは札幌市と道が中心になっていくという、この間説明が(北海道・札幌市行政懇談会後の)記者説明会であったのですが、その場合に、エアラインの会社とか、あるいは、滑走路の延長がもし議論になるのであれば、周辺住民の方で、懸念もまだ根強いと思うのですが、そういった方も含めてメンバーに入れて丘珠全体の活性化のあり方について議論していく、そういうお考えはあるのでしょうか。

市長

 最終的には、いろいろな方のご意見を伺っていかなければいけないと思います。ですから、環境問題、あるいはエアラインの方々がどう考えているか、当然、情報としては必要だと思いますけれども、会議の中に一緒に入っていただくのかどうかという手法の問題はまた別かなというふうに思います。

 「第17回世界冬の都市市長会議」の開催について

読売新聞

 世界冬の都市市長会議なのですが、参加都市調整中ということですけれども、どれぐらいの都市の参加を見込んでいて、議論としてはどういったことを俎上(そじょう)に上げて、どういった成果を市長のほうは期待されておりますか。

市長

 これまでも、冬の都市として、環境問題ということを大きく取り上げてきた過去の経緯があります。やはり、地球温暖化の問題を目に見える形で考えていかなければいけないのは、特に雪とか氷のある地域、氷河が減っていくだとか、そういったことになっていまして、まさに、冬のある都市が、一番、環境問題というものが目に見えて意識をしているというような議論が過去にもありました。

 そういう意味で、積雪寒冷地という都市の共通問題として、やはり、世界へのネットワークがありますので、そういった中でどういう成果を考えていくのかという議論が一つあるのかなというふうに思います。

 それと、グローバル化していく中で、これは日本だけではなくて、地域の活性化みたいなものもそれぞれ議論をされてきていますので、そういったテーマで少し話ができればいいなというふうに私自身は思っています。

 飲酒運転撲滅に向けた取り組みについて

STV

 前回の定例会見でもお伺いしているのですが、あらためてお伺いしたいのですけれども、飲酒運転なのですけれども、前回の定例会見でご見解をお伺いしたのですが、その後、小学校の教頭先生が飲酒運転で逮捕されたと。さらに、最近は、警察官も逮捕、さらに道職員も新たに発覚して、飲酒運転が続いてしまっている状況について、市長としてどのように感じているのかということを伺います。

市長

 非常に重大な事故につながっているわけですよね、今までもね。とりわけ、交通違反、スピード違反の問題などもそういった重大な死傷事故につながっているということでありますけれども、絶対にやってはいけないと皆さん思っているはずなのですよね。それなのに繰り返される、なくなっていかない、今回も、帯広の管内ですか、いわゆる公務員という立場で、私どもも一緒でありますけれども、とりわけ、交通安全あるいは飲酒運転の撲滅、根絶ということの旗を振っていかなければいけない立場なわけですね。そういった立場の人間が自らそういう行動、ちょっとは大丈夫じゃないかみたいな安易な考えでいるということ自体、やはり、これはなくしていかなければいけないというふうに思います。

 ですから、市民一人一人がもちろん考えていくというのもそうなのですが、今回もそうですけれども、一緒にいる人たちがどうして止めないのだろうなというふうな思いというのはすごく思いますね。周りはいけないってみんな分かっているわけですからね。そして、今回も、人身事故には至らなかったかもしれませんけれども、物損を含めての事故が起きているわけですから、これは徹底して、少なくとも、そういう公務員の立場にある人間は絶対に違法行為をしてはいけないということをあらためて認識しなければいけないと思いますし、周りの人間も絶対にさせないということを強く言っていくしかないのだろうと思いますね。

STV

 札幌市としてあらためて何かを職員に通知をするとか、そういうお考えは今のところありますか。

市長

 事あるごとに、例えば、飲酒の機会が増えるような年末年始でありますとか、職員の異動があって歓送迎会が行われるような時期については、あらためて注意喚起について、文書を含めて、上司から口頭でも注意をするようにというふうに言っていますが、これは、その時ということだけではなくて、これだけいろいろな場面でマスコミの皆さんも取り上げていただいて、大変なことだよと、絶対になくしていこうということを言っているわけですから、これは、何かの機会ということだけではなくて、あらためて自分の行動を責任ある行動としてしっかり考えてもらいたいというふうに思いますし、そのことをまた職員にも徹底していかなければいけないなというふうに思います。

 同性パートナーシップ制度について

HBC

 今月の6日に、同性パートナーシップに関しての要望書を受け取られたかと思うのですけれども、その後、市としてどのように進めていくか、具体的なスケジュールというか、この先のことというのはどのように進めていくのか、市長のお考えをお願いします。

市長

 先般、いろいろな当事者の方のお話を伺いまして、現実的には、生活する際にお困りになっているというようなことを伺いました。やはり、偏見であったり、誤解を招いたりというようなことがまだまだあるのだなというふうに思います。

 そういう意味で、一つは、そういう誤解だとか偏見のない社会、多様な生き方といいますか、そういったことに対する許容性といいますか、そういう社会の情勢というものをつくっていかなければいけない、そういった意味でのいろいろな啓発的なものも含めてですけれども、そのようなことにも取り組んでいかなければいけないだろうというふうに思いますし、一歩そういうものを進めるための制度、仕組みとして、条例なり要綱であったりとか、そういうものがどういう形でやっていけるのか、これは行政内部でも検討を進めていきたいというふうに思っています。

 ですから、今、具体的に取り組めることから進めていくに当たって、関係の部署に整理をさせているということです。

HBC

 それは、どれぐらいをめどにある程度の形を。

市長

 今、いつまでという形ではちょっと申し上げられませんけれども。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致について(3)

朝日新聞

 オリパラの開催の是非を市民にもう一度問うという先ほどのお話についてちょっと確認させてください。

 市民に意見を問うというのは、どういう形で問うということを考えていらっしゃるのでしょうか。アンケートみたいな感じなのでしょうか。

市長

 まだ具体的にそこまでは考えておりません。アンケートの手法だとか、これまで取っている手法を前提にというふうに思いますけれども。

朝日新聞

 それで、時期なのですけれども……

市長

 スケジュール的にはもっと先だと思います。

朝日新聞

 正式に札幌として手を挙げるのが、たしか年内ぐらいのスケジュール感だったと思うのですけれども……

市長

 日本として、まず、やるのか、やらないのか、それに向けて、札幌としてやるのか、やらないのかという時期になりますので、今、全体のスケジュールが示されておりませんので、私どもとしては、あくまでも想定として、秋口には日本の中で議論が始まるのではないかというふうに言っております。その段階でアンケートをするという意味ではありませんよ。

朝日新聞

 そうすると、まだもう少し先。

市長

 スケジュールがある程度見えてこないと何とも言えないと思います。

朝日新聞

 日本として、要するに札幌が名乗りを上げるということを決めた後にということですよね。

市長

 まず、日本としてやるのか、やらないのか、そうすると、国内としてどこが手を挙げるのか、札幌以外にどこかあるのか、ないのか、そういう前提になってくるというふうに思います。そこで、国内選考というものが行われるとしたら、そのときは、要するに、国として国内選考が終わって、札幌がIOCのルールにのっとって手を挙げていくとするならば。

朝日新聞

 もし、今、現時点で、札幌以外に2026年の冬に手を挙げようとしているところはないと思うのですけれども、どこかの都市が挙げたとして……

市長

 仮定のお話を今してもしようがないと思うのですけれども。

朝日新聞

 イメージがよく分からないので、おっしゃっていることの。要するに、日本として、札幌で立候補するよということを決めた後に市民にもう一度問うと、そういうことになるのですか。

市長

 そうですね。

朝日新聞

 それで、市民の声を聞いて、例えば、市長としては、どれくらいの市民が賛成だと、やりたいというふうにおっしゃった場合は、これは正式に立候補という形になるのですか。その辺の判断というのは。

市長

 できるだけ多くの人に賛成をしていただきたいというふうに思いますけれども。

朝日新聞

 例えば、それは半数以上なのか、3分の2ぐらいなのか。

市長

 今、それは議論する話ではないなというふうに思います。

朝日新聞

 それは、そういったアンケート形式で市民に、もう一度、開催するべきかどうかというのは必ずやりたいというふうに思っていらっしゃる。

市長

 いつかそういう時期が来るだろうというふうに思っておりますけれども、必ず支持率というのが問われますので。

朝日新聞

 支持率というのは、そもそも、いくらぐらいあればいいというふうに言われているのですか。

市長

 IOCの判断だと思いますけれどもね、それはね。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について

朝日新聞

 それから、先日、北広島市のほうが、日ハムさんの自前球場の建設問題に関して誘致を表明されましたけれども、そのことについての市長の受け止めについて教えていただきたいのですが。

市長

 これは、日ハムさんがいろいろな検討をされて、北広島市さんが手を挙げられた、このことに対して私がどうこうというお話にはならないだろうというふうに思います。一つの検討の中で、北広島市さんも場所として提供を考えているということを正式に表明されたのだなというふうに思います。

 私としては、まずは札幌ドームを使っていただきたいと第一義的に考えておりますので、もしくは、札幌市内にファイターズさんに残っていただくためにどうしていけばいいのか、どういうことを考えていけば、あるいはファイターズさんとお話をさせていただければいいのか、これをしっかり考えていきたいなというふうに思います。

 第24回参議院議員通常選挙の対応について

北海道新聞

 参院選の公示が明日に迫って、道内の選挙区でも立候補予定者もほぼ顔ぶれが出そろったというところで、あらためて、市長は、この参院選に向けて特定の候補を支援される意思があるかどうかというのが1点です。

 もう1点は、昨日、柿木克弘候補予定者の決起集会に吉岡亨副市長が出られたかと思うのですけれども、その辺りは、どういう考え方の下に出席をされたのか、この2点をお聞きできればと思います。

市長

 前段の件でありますけれども、これは、これまで申し上げておりますように、私の立場として、特定の政党あるいは特定の候補を応援するということはありません。いろいろな候補を予定されている方のセミナー等にご案内をいただく部分がございますけれども、それは、私、市長が何か応援をするというよりは、日常的な議会とのお付き合いの中とか、そういった中で、札幌市として誰かが出席するということはあるだろうというふうに思います。

北海道新聞

 吉岡副市長が出席されたということは、昨日、多分に、選挙に向けての、まさに文字通り決起集会だったわけで、そこに出席されるというのは、日常の議会とのお付き合いというのとはちょっと違うような印象もあるのですが、あらためてその辺はいかがでしょうか。

市長

 それは、多分、議会との付き合いというよりも、政党との付き合いという意味だというふうに思います。

北海道新聞

 市長としては、昨日、吉岡副市長が出られたのも、札幌市として、政党との付き合いという捉え方で出席をしたと、そのようなお話ですか。

市長

 そうですね。私の代理という形では特にないと思います。

北海道新聞

 昨日、市長は別の日程があったということで。

市長

 先ほど言いましたが、私としては、直接、特定の候補のセミナー等に出席をする予定はありません。

(以上)

 

 この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

 

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