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更新日:2011年4月21日

市長就任臨時記者会見記録

日時

2011年4月13日(水曜日)10時30分~

場所 記者会見室
記者数 24人

市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

発表内容

3選を受けて

 4月10日、多くの市民の皆さん方のご支持をちょうだいいたしまして、引き続き、札幌市長として今後4年間、仕事をさせていただくということになりましたので、心からのごあいさつを申し上げたいと、このように思います。

 この選挙結果については、8年間私がやってまいりました市政運営、そして今後やろうとすることを公約あるいはマニフェストということで掲げました、その政策に対しまして評価をいただいたというふうに受け止めているところであります。あらためて、市民の皆さんの期待とその職責の重さといったものについて、身の引き締まる思いでいるということでございます。

 その評価というものが、私のやってきたことというその内容でありますが、それはまさに、市民の皆さま方とともに、この間、いろいろな施策を市民参加の下で、そして市民の皆さん方の意思を尊重してよくなってきたということでありますので、これはすべての市民の皆さんに対する評価ということでもある、このようにも思っているところでございます。

 今後の4年間は、時代の転換期、それは特に少子高齢社会といったことを意味をいたしておりますけれども、そういう時代の転換期を迎える中で札幌の将来をどのように形づくっていくかという、その方向性といったものを見定めていく、そういう大切な4年であると、このように思っております。

 市民の皆さんと、なお一層力を合わせまして、市民が主役のまちづくりといったものをさらに進めて、そして「市民の力みなぎる、文化と誇りあふれる街」札幌をつくっていこう、この思いをぜひとも皆さま方と共有し、札幌のために、そしてすべての札幌市民の皆さん方のために、このまちが素晴らしい、魅力的なまちになるよう頑張っていきたい、こんなふうに思っているところでございます。

 今回の選挙は、3月11日に発生いたしました東日本大震災、そして福島原子力発電所の大事故ということの影響が市民の心にも大変大きな影響を落とす中で行われたものでございます。くしくも、そういうことになったとはいえ、そのことの持つ意味合いというものを私どもはしっかりと考えなければならない、こんなふうにも思っております。

 震災で亡くなられた方々、そして家族を失った方、そして直接被災はしていない方々であったとしても、間接な影響、心の痛みを持っておられる方々がたくさんおられるわけでありまして、その方々の辛い経験というものに思いをいたしながら、私たちは本当に頑張っていかなければならない、そんな思いを持ったところであります。亡くなられた皆さん方に対する哀悼の念を心にしながら、また、家族を失った皆さん方の心の痛み、そういったものもしっかり受け止めながら、私たちは新しい日本を築いていくためにしっかりと頑張らなければならない、こんなふうに思っているところでございます。

 また、その原発につきましては、特に戦後日本が築いてまいりました日本という国の信頼性に対して深い傷を与える、そして、これから非常に大きな影響が出てくるだろうということを感ずるわけでありますので、それを乗り切るためのパワーを私たち自身がしっかりと磨き上げていくと、そして市民の結束力、国民の結束力といったものを大事にする政治といったものをつくっていかなければならない、こんなふうに思っているところであります。

 特に、私は公約で、市民の皆さん方に、「札幌がかつて経験をしたことのない超高齢社会、人口減少という厳しい時代を迎える今だからこそ、本当の豊かさ、幸せのあり方を真剣に考えて、一緒に新しい札幌づくりに挑戦しよう」というふうに訴えてまいりました。その思いは、今回の震災が私たちに突き付けているものと重なり合っているというふうにも思われますので、そういうことを踏まえまして、市民の皆さんとともに取り組んでいきたいなと、こんなふうに思っているところであります。

 札幌市では、震災直後から職員派遣、あるいは被災者の受け入れ、義援金の呼び掛け、寄付など、これまでにも被災地に向けたさまざまな支援を行ってまいりましたけれども、今後もできる限りの支援を行っていきたいと、こんなふうに思っております。

 一方、この震災によります影響は、観光や市民の消費、そして消費意欲など、札幌の経済にも大きな影響を及ぼしております。かねて、経済雇用対策は喫緊の課題であったわけでありますが、さらにこのたびの震災によります影響に鑑みますと、その対策というものが一刻も早く手だてを講じなければならないと、そんな覚悟をしているところであります。

 併せまして、札幌市の防災対策のあり方を見直すということと同時に、公共施設の耐震補強の取り組みも一層強化し、あるいは、これまで計画をしておりましたものも前倒しをするというようなことで、市民の皆さま方に安心をしていただける社会、環境づくりといったものに取り組んでいかなければならない、こんなふうにも考えております。

 また、被災地や被災者への配慮から、各方面におきまして自粛ムードというものが広がっておりますが、過度な自粛というものが、この経済を収縮させ、元気を失わせていくということにもなるものですから、かねて北海道知事も、そして、きのうは菅総理もそのように述べておられましたが、やはり元気を取り戻すための、必要最小限度の、もちろんその思いを被災地に持つということは大切なことでありますし、それが私たちの連帯感でもありますので、そのことを否定するつもりは毛頭ございませんけれども、しかし、やはり私たちが元気でなければ被災地の皆さん方に元気を提供し、そして支援をしていくということもできなくなってしまうということにもなりますので、対策としての帆を上げていくためにも、しっかりとした気持ちを持ち、できるだけ普通の気持ちでそろそろ立ち上がっていく、そういう努力をしていかなければならない、こんなふうに思っているところでございます。

 11日には、観光業界への深刻な影響などを配慮いたしまして、関係団体、そして企業によります会議を開いて、過度な自粛から脱却を図ろうということで、今後の対策が検討されたところでもございます。その象徴として、きのうから、自粛をしておりましたテレビ塔のライトアップだとかススキノの照明看板などが点灯されたということを、大変、私は積極的に解釈をしていただきたい、こんなふうに思っているところであります。

 普通の生活を送るということが、札幌あるいは北海道、日本全体のイメージをこれからも発信していく上で大変大事でございますので、北海道、札幌が安全であり、かつ安心してお客様においでいただく、そして、ここでつくられたものをみんなで消費していただくということを推進していくことにもなるわけでありますので、市民の皆さんには、哀悼の意あるいはお見舞いの気持ちをしっかり持ちながらも、行き過ぎた自粛をすることなく、普通の生活をしていただけるようにご協力を特にお願い申し上げたい、このように思います。

 今後の市政運営をどのように行っていくかということでございますけれども、まず第1には、今申し上げた震災対策について、緊急のもの、少し時間をかけてやっていかなければならないこと、そういったこともしっかり踏まえまして、これを整理して取り組んでまいりたい、このように思います。

 第2に、私が公約で掲げました政策、これはどうしても実現していかなければなりませんので、肉付け補正予算を編成する作業をしていきたいというふうに思います。特に、「経済・雇用対策」「子ども」「お年寄り」など、重点政策でございますけれども、これを踏まえて肉付け予算といったものを編成し、そして市民の期待に応えていきたい、こんなふうに考えております。

 第3には、今後4年間の「第3次新まちづくり計画」といったものをつくっていくということ、それから、新たな札幌の将来ビジョンの策定に着手をしたいと考えております。

 新まちづくり計画は、今回の公約に加えまして、選挙戦を通じましてさまざまな市民の方々から寄せられました期待あるいは要望等も踏まえまして策定をしていきたい、こんなふうに考えております。

 そしてまた、この新たな札幌の将来ビジョンでございますけれども、これは、さまざまな市民参加の手法といったものによりまして、市民の皆さんと一緒に札幌という都市の将来展望といったものを描き、ともに共有できるものをつくっていきたい、こんなふうに考えているところであります。

 それから、今回の選挙で大きな争点になりました財政運営でございますけれども、将来を担う子どもたちには過度な負担を掛けてはならないという考え方で私の主張をさせていただきまして、それを評価していただいたというふうに考えておりますので、今後も、財政規律といったものをしっかりと保つ一方で、必要なことはしっかり投資をしていく、そして市民の生活を守り将来につながるまちづくりを進めていきたい、こんなふうに考えているところでございます。

 3度目の審判を受けました今、市長といたしまして、市民の皆さん方に申し上げたいことはたくさんあるわけでありますが、あらためて「一緒に私たちの札幌づくりといったことをやりましょう」ということを呼び掛けていきたい、そして「新しい時代を切り開いていくのだ」、こういうふうに呼び掛けをさせていただきたい、このように考えているところでございます。

 報道機関の皆さん方には、今後とも市政全般をつぶさに見ていただきまして、ご批判もいただきながら、多くの情報を適切に発信していただきますことを心からご期待申し上げたい、このように思います。

 これからも、どうかよろしくお願い申し上げます。

質疑応答

南1条地区の整備について(1)

uhb

 札幌の中心部の南1条通の件なのですけれども、歩行者専用にとのお話が今出ていますが、実現の時期や具体的な構想などをお聞かせください。

市長

 これは、マニフェストにも書き込みをさせていただきましたけれども、南1条通の商店街の皆さん方からのご要望が昨年の末にございまして、札幌市も従前から検討していたことであります。地元の皆さん方の強いご要望もございますので、今おっしゃいましたような方向で十分議論を尽くさせていただきたいというふうに考えております。できるだけ早い時期に構想を明らかにし、着工と言ったらおかしいですけれども、これは民間の開発行為とも連動させることが一番効率的だというふうに考えますので、そこら辺も見ながら進めていきたい、こんなふうに考えております。

uhb

 歩行者専用となると、利用時間などルールなども設けなければならないと思うのですけれども、そのようなことは現時点で何かお考えですか。

市長

 ですから、それもさまざま、利害関係の対立するところもあるというふうに思います。ただ、基本的な方向としては、今、日本ではないのですね、トランジットモールというものは。車を排除し、電車等でというふうな構想が、やはり、いろいろなまちづくりの中で考えなければならないことはたくさんあると思いますが、非常に、地下歩行空間の活用という意味合いでも、駅前の地下歩行空間ができてたくさんの方がご利用いただいているということも踏まえまして、地下と地上と、しかも地上がトランジットモール、歩行者専用になることの魅力ということでまちのアクセントをつけ、そして、魅力的なまちをつくっていくという方向での検討でありますので、ぜひ前向きに、多くの皆さん方のご意見をお聞きしながら進めていきたい、こんなふうに思います。

uhb

 ここ以外ですと、北3条通や東4丁目などの広場化の話も出ていますが、それも任期中に実現させるお考えでしょうか。

市長

 北3条通の道庁前のところですね。

 これは、そのように考えております。

uhb

 任期中にということですね。

市長

 任期中にできればというふうに思います。

uhb

 分かりました。ありがとうございます。

南1条地区の整備について(2)

STV

 関連してですけれども、市電のループ化はもう既に話されていて、南1条通との関係ですけれども、歩行者天国化と同時にそちらのほうに延伸というようなイメージでいらっしゃるのか、段階があるのか、その辺りの市長の考えはどうでしょうか。

市長

 延伸というのは、ループ化ということについては、私もマニフェストで任期4年の間に走らせたいという考え方を示しております。あとは、延伸については、任期中に協議、検討を併せてしていくと、こういう考え方でありますので、さまざまなまちづくりとの関連で4年の間に方針を決めていけるように努力をしていきたい、こういうことでございます。

STV

 そうすると、南1条の辺りの地域のイメージとして言えば、歩行者天国化はまずなされて、その次の段階としてそこに市電を通すかどうかという議論になるというような…。

市長

 そこら辺の時間的な問題については、協議の中身にもかかわることでありますので、私のイメージはもちろんありますけれども、これは多くの皆さん方と調整をしなければいけないことだと思いますので、今は申し上げられません。

第17回統一地方選挙の結果について

新たな札幌の将来ビジョンについて(1)

北海道新聞

 2点、お願いします。

 1つは、今回、市長は3選されましたけれども、全国的に見れば、今回の第1ラウンドというのは、民主党が結構退潮して、逆に、地域政党に所属している議員なんかが結構躍進しているという結果だったと思いますが、これについて市長はどうお考えになるかというのが1点と、もう1つは、これから市民とともにつくっていくとおっしゃっていた長期のまちづくりビジョンですけれども、先ほど、さまざまな手法により市民の意見を聞いていくとおっしゃいましたが、例えば、路面電車の時に100人委員会みたいなものをつくりましたけれども、ああいうイメージなのでしょうか。具体的なイメージがあれば、ちょっと教えてください。

市長

 1番目のご質問ですけれども、これはなかなか、いろいろな評価があるというふうに思いますが、私は政治評論家でもありませんし、私は、自分の選挙と札幌市の市民自治ということをしっかりやっていくということを中心に物を考えておりますので、例えばまちづくりと…。政党がつくるわけではありませんので、つくったものではありませんので、それがどういうふうに評価されているのか、それぞれの選挙によってそれぞれ違うと思うのです、地方選挙というのは。ですから、それで全体のものをどうやって把握するかというのは、ちょっと私は分析するだけの能力はありません。

 また、地域政党というのは、それぞれの地域によって地域課題をどういうふうに解決していくかということについて結成されているものというふうに考えるのか、あるいは、もっと地方分権をしっかりやるという意味合いにおけるものとして考えるのか、いろいろと今はありまして、全体を一刀両断に評価していくというところまで、私は、なかなか言いにくいものがあるのではないか、あるいは、時代の転換期、あるいは政治の転換期でもあるのかもわかりません。もちろん、政党政治というのを否定するものではありませんけれども、その中身がどういうものなのかということについて、今、オールジャパンで問われていることなのかもしれないなという気がいたしますので、従来の尺度で減った、増えたということだけで評価していいのかどうなのか、十分な評価、適切な評価ができるのかということについては、私の立場では非常に、なかなか難しいのかなという気がいたします。

 

 それから、市民参加による将来の札幌のまちづくりのビジョンづくりの手法でありますけれども、これはいろいろ多段階であるというふうに思います。私のイメージとしては、もちろん、最終的には委員会はつくってということになるでしょうけれども、その前に、いろいろな市民の皆さん方に札幌に対するイメージを語っていただく、あるいは希望を語っていただく、そういう機会はいろいろな場面でつくっていくということが大事だというふうに思いますので、これは、どういう形になるかも含めて、近々、またお示ししたいというふうに思います。

南1条地区の整備について(3)

日本経済新聞

 今のお話で、歩行者専用道路のような歩きやすい、過ごしやすいまちづくりというものを目指していかれるのか、それとも、規制緩和による民間投資の呼び込みで再開発を促すようなハード的なものを目指されているのか、現時点での市長のお考えというか、もう少し詳しくあればお聞かせください。

市長

 ある意味では、車道を歩道に変えていくというのは規制緩和なのかもしれません、そういう意味合いではですね。それと、それをすることによって民間の投資が活発になっていくということだというふうに思います。駅前の地下歩行空間が、今のところはまだ1カ月しか経過しておりませんけれども、想定以上の通行量、あるいは評判で、具体的に行っていただいた方々があそこに立ってまちのイメージを非常に膨らませていただける、豊かな気持ちになっていただけるというふうな評価もちょうだいしておりますので、経済的な効果がどういうふうに及んでいるかということについては、まだまだ1カ月ですから、商売もうまくいっているとか、売り上げが上がったということにはまだ結びついていないかもわかりませんけれども、沿道のビルの建て替え、あるいは、資本の再投資、民間の再投資ということが盛んになっていることは間違いのない傾向だというふうに思います。そんな意味で、南1条通のこれからのつくり方ということについては、非常に民間投資をしやすくなる、魅力的なまちにすることによって民間投資を誘発するというふうな考え方になっていきたい、こんなふうに思います。

「第3次新まちづくり計画」と新たな札幌の将来ビジョンについて

肉付け補正予算の規模について

北海道新聞

 先ほど、市長はまちづくり計画と新たな将来ビジョンの2つに分けておっしゃられましたけれども、マニフェストにあった2012年までに市民議論でやるというのはどちらを指すのかということを確認したいのと、あとは、補正予算ですけれども、たしか私の記憶では財源が30億円ぐらい肉付け用が残っていたと思うのですけれども、どの程度の規模を考えているのか、お願いします。

市長

 ビジョンは、2012年までということでマニフェストに書いてありますね。それはそのとおりだというふうに思います。

北海道新聞

 後者のほうですか。

市長

 そうです。新まちのほうは、割と早い段階でしなければいけないと思います。

 

 それから、肉付けの30億円でありますけれども、これは、当初言っていたのと、今、内容的に震災対策という新しい状況がありますので、規模も含めて早急に検討させていただきたいということにとどめさせてください。

経済・雇用対策について

生活保護に関する取り組みについて

NHK

 喫緊の課題というところの経済対策を具体的にどうするのかというのが1点と、札幌市は生活保護の課題もあると思うのですけれども、これについて具体的にどう取り組まれるのかという2点についてお聞かせください。

 

市長

 喫緊の課題では、まず、経済・雇用対策、それから、今、震災の支援の問題、それから、震災によるというよりも、例えば建設業なんかでもコンパネが来ないとか、部品が来ないとか、いろいろなことでこれから問題になってまいります。生産拠点が仙台とか東北に集中しているところもありますので、そういう意味では、日本全体の歯車の1つが、今、機能停止しているという状況でありますので、いろいろな産業経済に影響が出てまいりますので、例えばこれに対する融資制度といったことも含めてしっかりやらなければいけないというふうに思いますし、それがなくても、雇用の問題については厳しい状況にあることは間違いありません。これについては、早急に、雇用創出効果のある施策をマニフェストにも記載させていただいておりますので、そういったことに早速取り組んでいきたい、こういうふうに考えているところであります。

 

 生活保護については、札幌は、大阪に次いで全国で2番目に受給率が高いまちであります。もちろん、大阪市等で生活保護についての対策をどうするかという問題提起がなされております。制度上の問題ももちろんありますけれども、現に生活保護を受けておられて労働能力のある皆さん方に対して労働意欲を喚起するとか、あるいは、さまざまな就業支援といったことについて取り組みを進めていくということは従前もやってまいりましたが、より力を入れてやっていきたいというふうに思います。

南1条地区の整備について(4)

新たな札幌の将来ビジョンについて(2)

東日本大震災における札幌市の対応について

北海道新聞

 細かく3点あるのですけれども、まず、南1条通の構想の件です。

 これは、当初、札幌市では今年度中に基礎的なものをまとめて来年度に計画決定という予定だったと思うのですけれども、先ほどの市長のお話ですと、今年度中にも構想の決定があるというようなことでいいのかということと、もう1点は、将来ビジョンのどれぐらいのスパンのビジョンを想定しているのか、あと、3点目は、東北から札幌に避難してきている方が結構な数いらっしゃると思うのですけれども、その方に対して市内のボランティアグループや民間の方が何か提供したい、活動したいと思って市のほうに行っているようなのですが、なかなかその人たちに連絡をする手段がなくて、実際に何かやってあげたいと思ってもできないという状況があるようですけれども、それについてはどうお考えになっていますか。

市長

 南1条通については、構想は今年度中に何とかまとめたいというのはそのとおりであります。ただ、基礎的な調査と構想をお示しできるようになるまでは少し時間がかかるということで、一応、基礎的なものは今年度で、構想として来年度というような形で言っていると思いますけれども、それをベースに考えていただいて結構だというふうに思います。

北海道新聞

 今年度中に構想までという考えはありませんか。

市長

 構想の基礎をつくるという意味合いでは、発表できるところまで行けるかどうかですね。それは、私はなるべく早くやりたいというふうには思っております。

 

 それから、ビジョンですが、大体10年単位ぐらいで考えるべきだというふうに思います。

 

 それから、避難者の皆さん方に対する民間の皆さん方の本当に活発な活動が今展開されておりますので、この民間の皆さん方の活動を支援する窓口といいますか、そういったものをこれから協議させていただきたいというふうに思います。

 札幌市の役割として、取り持ちといいますか、調整の窓口もやるべきだと私は思っておりますので、選挙期間中、私のほうも行政の支援を中心にやっておりまして、民間ともまだ十分な連携というところまで行っていないと思いますので、それも早急に手を付けていきたい、こんなふうに思います。

(以上)

 

 この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

 

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